2024年10月20日
まさに千と千尋の神隠しの世界!渋温泉金具屋がおすすめ!
長野県にある「渋温泉 歴史の宿 金具屋」という温泉旅館をご存知ですか?江戸時代から続く老舗の宿で、「千と千尋の神隠しの世界」に登場する油屋にそっくり!と話題になっています。また、登録有形文化財に指定されている貴重な建物に宿泊することもできるんですよ。今回は、そんな渋温泉 歴史の宿 金具屋の魅力をたっぷりとご紹介していきます!
「渋温泉 歴史の宿 金具屋」は、長野県下高井郡山ノ内町に位置する老舗の温泉旅館です。もともとは松代藩出入の鍛冶屋だったのですが、災害の復旧中に偶然この場所で温泉が湧き出たことから、宝暦8年(1758年)に宿屋となりました。前身が鍛冶屋であったため、当時の松代藩主より「金具屋」と名付けられたのだそうです。
金具屋は、豪華でどこかノスタルジックな雰囲気が漂う建物が特徴的です。そのため、「千と千尋の神隠し」に登場する油屋のモデルになった場所だと噂されているのだとか。実際にジブリスタッフが取材に来たことはないそうですが、宮崎駿監督の別荘が長野県にあるため、金具屋が身近な存在だったのでは?といわれています。そんな噂の影響からか、宿内にはカオナシも隠れているそうですよ。
金具屋のある山ノ内町は、長野県の北部に位置しています。電車利用の場合は、JR長野駅より長野電鉄線に乗り換え、湯田中駅で下車します。そこから長電バスに10分ほど乗車し、渋温泉または和合橋で下車すれば到着です。マイカー利用の場合は、上信越自動車道の信州中野ICより約20分で到着します。
江戸時代から続く金具屋は、風情ある建物が非常に印象的です。中でも有名なのが、登録有形文化財に指定されている「斉月楼」。昭和11年に完成した木造4階建ての建物で、釘をほとんど使わずに、木の組み合わせによって造られています。現在も客室として使用されている、非常に貴重な建物です。
金具屋にあるもうひとつの登録有形文化財が、食事会場として使用されている「大広間」です。167畳もの広さと、美しい二重合天井が特徴的。金具屋では宿泊客を対象に、この2つの建物を中心とした「金具屋文化財巡り」も実施しているので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
金具屋には4つの源泉と8つのお風呂があり、館内で湯めぐりを楽しむことができます。お風呂の雰囲気だけでなく源泉まで違うのは、かなり珍しいですよね。上の写真のひょうたんのような形をしたお風呂は「鎌倉風呂」と呼ばれ、鎌倉時代の建築様式で造られたのだそうですよ。
こちらは、ステンドグラスと噴水が印象的な「浪漫風呂」です。洋式の装飾が流行していた昭和25年に造られました。金具屋唯一の洋風風呂かつ、唯一のにごり湯なのだそうです。とても優雅な気分で過ごすことができそうですね。
金具屋の魅力は、建物と温泉だけではありません!お料理も非常に豪華でおいしいと評判ですよ。金具屋では、日本の昔ながらの宴会スタイルに合わせた「会席料理」にこだわっています。席を離れることの多い宴会でも料理の味が落ちないよう、常温でもおいしく食べられるものを選んでいるのだそうです。
金具屋には29の客室があり、全ての部屋の造りが異なっています。それぞれ違った雰囲気を楽しむことができるので、何度訪れても飽きることがありません。「神明の館」「斉月楼」「居人荘」「潜龍閣」という4棟の建物に、数室ずつ客室が造られています。
せっかく渋温泉を訪れたなら、金具屋以外の温泉も楽しんでみてはいかがでしょうか。渋温泉には昔から地元の人々に愛されてきた9つの外湯があり、渋温泉の宿泊客なら、無料でこの9つのお湯を楽しむことができるのです!旅館で「九湯めぐり」用の鍵をもらい、スタンプを押しながら温泉めぐりを楽しめます。
長野県の渋温泉 歴史の宿 金具屋の魅力をご紹介してきましたが、いかがでしたか?江戸時代から続く驚くほど歴史の古い宿で、登録有形文化財の建物や8つの温泉、造りの異なる客室など、見どころが満載です!さらに渋温泉の宿泊客なら、無料で外湯を楽しめるのも嬉しいですよね。千と千尋の神隠しを彷彿とさせる素敵な宿で、非日常なひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
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