2024年06月24日
まるで「千と千尋の神隠し」の世界♡渋温泉「歴史の宿金具屋」で癒されよう【長野】
ジブリの人気映画「千と千尋の神隠し」。その世界感に夢中になった人もいるのではないでしょうか。「千と千尋の神隠し」にはモデルになったと噂されているスポットが数多くあります。長野県渋温泉の「歴史の宿金具屋」もその一つとファンの間で話題に。歴史息づく宿で、まるで別世界の建物を堪能しながら、温泉で癒されてみては?日常から離れきっとリフレッシュできるはずですよ。
言わずと知れたジブリ映画「千と千尋の神隠し」。映画に登場する町や温泉、建物にはモデルになった場所があることは有名ですよね。その場所は、日本国内のみならず、海外にまで渡ります。今回ご紹介する「歴史の宿金具屋」もその一つではないかと、ファンの間で噂になっているんですよ。映画の雰囲気を堪能しながら、温泉で癒しの時間も過ごせる「歴史の宿金具屋」の魅力をご紹介します。
長野県にある渋温泉は、37本も源泉を持つ有名な温泉街です。また、大正浪漫を感じられる、レトロな建物が並ぶ街並みで人気を集めています。近隣住民の方と、渋温泉に宿泊した人のみが入浴できる「九湯めぐり(厄除巡浴外湯めぐり)」なども楽しむことができる、有名な温泉街なんですよ。
ノスタルジックな街並みの中で圧倒的な存在感を見せるのは、約260年の歴史を見てきた「歴史の宿金具屋 」。その始まりは江戸時代、温泉宿を始める前は鍛冶屋としてで商売をしていました。ある日、裏山だった「神明山」が土砂崩れを起こして被災。その復興の最中、敷地内から温泉が湧き出したのが温泉宿を始めるきっかけになったそうです。
渋温泉街の中央でその存在感を放つのが、木造4階建の宿泊棟「金具屋斉月楼(さいげつろう)」。このノスタルジーな外観が、「千と千尋の神隠し」のモデルの一つではないかと噂されています。実際にはスタジオジブリのスタッフさんが取材等に訪れたことはないそうですが、これは確かに映画の世界のようですよね!
この金具屋斉月楼と、宴会棟の「金具屋大広間」が、国の登録有形文化財に認定されているのです。しかもこちらは、なんと今尚現役で実際に宿泊することができるんですよ♪
A5-S. スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」には、特定の旅館がモデルになったという旨の発表はされていません。ただ、登場する建物の……
夜にはライトアップされ、幻想的な景観に表情が変わります。映画の中に迷い混んだような不思議な気持ちを味わえそう♪
歴史の宿金具屋の客室は全部で29室。その部屋全てが異なる時代に作られたため、同じ部屋は2つとありません。その時代の流行が色濃く残る客室で、歴史を楽しめます!29室ある部屋のうち、「斉月楼」にあるのは6部屋のみ。予約困難な一番人気のお部屋です。
折角の機会なので「『歴史の宿金具屋』ならではの木造の客室に泊まりたい」という方向けに、厳選した木造の客室に泊まれるプランもあります。その時代の、腕自慢の宮大工が設計した客室に実際に宿泊できるんですよ。一度その部屋に入れば、悠久の歴史を感じられること間違いなしです。
4つの自家源泉を所有している「歴史の宿金具屋 」では、その源泉を使用した3つの大浴場と5つの貸切風呂が堪能できます。全て泉質の違う、源泉100%かけ流しの温泉です。入り比べもできてしまうので、本格的な温泉三昧を楽しめます!存分に癒しの時間を堪能してみては。
男女それぞれ設けている大浴場「龍瑞露天風呂」。時間などによって交代制ではないので、時間内ならいつでも入浴することができます。しかもここは美人の湯として有名なんですよ♡
大浴場「鎌倉風呂」は、鎌倉時代の建築を模して設計された温泉です。渋温泉の大源泉と渋温泉温泉寺に湧く寺湯とが混ざったのもです。
昭和25年ごろに、西洋文化を取り入れた画期的なお風呂として誕生しました。可愛らしいレトロなステンドグラスが、当時の西洋文化の名残を残していますね。なんだかまるで「千と千尋の神隠し」に出てくる、変わったお風呂に似てるかも…!?なんて思いながらの入浴は、さらに映画の世界に浸れそうです。
「歴史の宿金具屋 」では、宿泊者を対象に「金具屋文化財めぐり」を毎日17:30より実施しています。参加するにはチェックイン時に予約が必要です。当時の貴重な建築を見ることができるこのツアーは、建築好きの方はもちろん、より金具屋について知りたいという方にもおすすめです。
木造大宴会場「金具屋大広間」は、柱が一本もなく、座敷約130畳、全200畳という素晴らしい大広間です。富岡製糸場と同じ「トラス構造」で作られていて、一見純和風に見えますが、実は様式の建築方法なんですよ。こんな広い会場に柱が1本もないなんて、当時の技術に脱帽です!
大工の遊び心が現れているのが、階段にある富士山の形に模られた窓。「日本一の景色が見えるように」という想いが込められているそうです。階段の照明が月、窓の格子には雲の柄が描かれていて、階段全体が一枚の絵のようです!時代を超えたおもてなしに感動しますね。
斉月楼の中は全て「独立家屋」となっており、館内を屋外と見立てて作られているそうです。使われなくなった水車の部品を再利用した壁や床を見ることができますよ。
観光もチェック☆
グルメもチェック☆
お土産もチェック☆
「歴史の宿金具屋」の客室から館内までが独特な雰囲気を持ち、それが時代を感じさせ別世界に誘うようです。非日常を味わわせてくれると同時に、当時の雰囲気ががもたらすパワーを何かもらえそうですね。リセットして考えたいときに、少し自分を見つめ直す時間として、「歴史の宿金具屋 」に訪れて見てはいかがでしょうか。
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