2016年12月20日
船でしか行けない超秘境!富山の大牧温泉観光旅館がスゴイ!
富山県にある「大牧温泉観光旅館」をご存知ですか?実はこの旅館、船に乗らないとたどり着くことができない、珍しい宿なんです。そんなところになんで旅館があるの?どこから船に乗ればいいの?と、気になることがたくさんありますよね。そこで今回は、大牧温泉観光旅館について詳しく調査してみました!船でしか行けない秘密やアクセス方法、旅館の魅力、さらには周辺のおすすめスポットまで、たっぷりとご紹介していきます。
「大牧温泉観光旅館」は、富山県南砺市にある温泉旅館です。その特徴は、船でしか行くことのできない超秘境宿だということ。大牧温泉観光旅館の周辺にはかつて村落があったのですが、1930年に小牧ダムが完成したことで、全て湖底に沈んでしまいました。その際、この宿だけがダム湖を挟んだ断崖に取り残されてしまったのだそうです。
その結果、船でしか行くことのできない秘境の温泉宿となりました。アクセスは不便ですが、その珍しい営業形態が注目を浴び、全国各地から多くの人々が訪れるのだそうですよ。またサスペンスドラマの撮影でもよく使用されており、館内には人気芸能人の写真が数多く飾られています。
大牧温泉観光旅館が位置しているのは、富山県西部の南砺市利賀村という場所です。北陸新幹線で新高岡駅まで行き、そこから小牧堰堤行きのバスに乗車します。終点の小牧堰堤まで1時間15分ほどバスに乗ったあと、小牧ダムより庄川(しょうがわ)遊覧船に乗車。そして約30分で宿に到着します。
宿に行くまでの庄川(しょうがわ)遊覧船クルーズも、大牧温泉観光旅館の魅力のひとつです。約30分かけて、庄川峡の美しい自然をたっぷりと堪能できます。また大牧温泉観光旅館行き以外にも短時間の周遊コースがありますので、宿に泊まらずクルーズだけを楽しむこともできますよ。
庄川峡は、四季に応じてさまざまな表情を見せてくれます。山野草が花を咲かせる春、緑が美しい爽やかな夏、紅葉が色鮮やかな秋、そして幻想的な雪化粧が楽しめる冬と、どの季節も魅力的です。また、カモシカやタヌキ、テンなどの野生動物が姿を見せることもあるそうですよ。
周りの風景だけでなく、宿自体も素晴らしいと評判です。客室はほっと落ち着く和の空間となっており、大きな窓から庄川峡の美しい景色を眺めることができます。和室、和洋室のほか、露天風呂付きの豪華な客室もありますよ。
天然温泉を楽しめるお風呂も、大牧温泉観光旅館の魅力です。ワイドガラスに囲まれた内風呂と、開放感のある露天風呂の2種類があり、庄川峡の壮大なパノラマを一望できます。豊かな自然に囲まれた、秘境ならではの贅沢なひとときを楽しめますよ。
大牧温泉観光旅館では、昔懐かしい囲炉裏を囲んで食事をいただくことができます。囲炉裏は現在ほとんど見かけることがないので、とても貴重な体験ができますよね。料理には山の幸、海の幸の両方を使用しており、おいしくてボリュームもあると評判ですよ。
公式詳細情報
大牧温泉観光旅館周辺には、魅力的な観光スポットが多数あります。こちらの「相倉合掌造り集落」は、世界遺産に登録されている貴重な合掌造り集落です。庄川から少し離れた山間に、23棟の合掌造り家屋が現存しています。まさに日本の原風景といった美しい景観が広がり、まるでタイムスリップをしたかのような気分になりますよ。
相倉合掌造り集落の詳細情報
相倉合掌造り集落
- 住所
- 富山県南砺市相倉611
- アクセス
- 城端駅 バス 25分
- 料金
- 【料金】500円 世界遺産保存協力金(駐車料金)普通車・軽自動車500円、二輪車100円、大型バス3,000円、中型バス2,000円 【規模】合掌造り20棟
相倉合掌造り集落と共に、「菅沼合掌造り集落」も世界遺産に登録されています。こちらには9棟の合掌造り家屋が現存しており、相倉よりもこじんまりとした静かな雰囲気です。庄川に沿って集落ができていて、川のせせらぎも楽しめます。
菅沼合掌造り集落の詳細情報
菅沼合掌造り集落
- 住所
- 富山県南砺市菅沼
- アクセス
- 城端駅 バス 41分 五箇山IC 車 5分
- 料金
- 【料金】500円 駐車料金※世界遺産保存協力金普通車・軽自動車500円、大型バス3,000円、中型バス2,000円、二輪車100円 【規模】合掌造り9戸
富山県の大牧温泉観光旅館についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?渓谷の中にぽつんと浮かぶ旅館は秘境感たっぷりで、日頃の喧騒を忘れ、ゆったりとくつろぐことができます。また、宿に行くまでのクルージングも非常に楽しいですよ。周辺には世界遺産もありますので、ぜひ一度大牧温泉観光旅館を訪れてみてはいかがでしょうか。