武生にきたらボルガライス！福井越前市のB級グルメをご紹介

ボルガライスとは、福井県越前市の武生地区で30年以上愛されているB級グルメです。オムライスの上にトンカツがのっており、濃厚な旨味のデミグラスソースをたっぷりとかけたトンカツオムライスのようなもの。

ボルガライスの発祥は明らかになっていませんが、以下の説があります。
ロシア料理説…ロシアに「ボルガ」という卵料理があるから。
イタリア地方説…イタリアのボルガーナ地方で食べられた料理にそっくりだから。
ボルガ川連想説…オムライスの上にトンカツがのっているという事は、ボルガ川をいかだで渡っているという構図が連想されるから。

と、様々な説がありますが確かな情報はなく、謎に包まれています。

ヤマザキパンの人気シリーズランチパックにもなったボルガライス。中部地域で期間限定発売されました。

越前市の武生地区は、市内の交通の要であり、北陸本線・えちぜん鉄道の武生駅があります。
大阪や名古屋・金沢からの特急列車も停車するので交通拠点に便利。武生駅から川を挟んで東へ2kmのところには、北陸道の武生インターチェンジがあります。

武生ボルガライスの名店といえば「ヨコガワ分店」。武生駅より徒歩7分、総社大神宮の参道脇にあります。スパゲティやハンバーグなど王道のメニューが食べられる洋食屋で、ここでのイチオシはやはりボルガライス。注文が入ってからオムライスを作り、トンカツは揚げたてサクサクです。ケチャップの風味感じる自家製ソースが、ほどよく酸味があって意外にもあっさりしています。オムライス×トンカツという一見ヘビーなメニューでも、さっぱりとしたソースのおかげでぺろりといただけます。

武生駅から徒歩6分ほど、武生中央公園の裏側にある「江戸屋」。うどん、そば、天丼、カレーなど豊富なメニューが揃う和食店です。休日は県外からもお客さんが訪れる人気店で、お店自慢のメガ盛りメニューを求めてやってきます。あの大食いタレントギャル曽根さんも来店したことがあり、店内にはサイン色紙が飾られています。
胃袋に自信のある方はメガ盛りメニューに挑戦してみてはいかがでしょうか。

続いては、お寿司やさんなのにボルガライスが食べられる「大江戸 本店」。武生駅の正面にありアクセスも抜群。お寿司や海鮮丼のほかに、福井のB級グルメソースカツ丼もいただけます。
こちらのお店では、ふわふわの玉子のオムライスに甘めのデミグラスソースがたっぷりかかっています。自家製ソースは、ボルガライスが誕生した日から変わらない味を受け継いでいます。

武生駅から車で10分ほど。「カフェド伊万里」は、朝から営業している喫茶店です。
店内は喫煙OK、雑誌や新聞が置かれているような昔ながらの純喫茶といった雰囲気。漫画家・池上遼一氏の家族が経営されているお店で、店内にはイラストや漫画がありファンにはたまりません。

外観はバーのような雰囲気、店内へ入ると懐かしいポスターや漫画が並ぶ独特な世界観の「ジャムハウス」。こちらのボルガライスは、トマトの酸味が効いていてさっぱりとした味わい。またボリュームもあり食べ応えも十分です。トンカツじゃない、ハンバーグバージョンのボルガハンバーグも試してほしい一品。

武生駅から徒歩15分ほど。30年以上もの間、越前市で洋食屋を営んでいた「いし川」さん。諸事情により閉店をしていましたが近頃復活を遂げました。老舗の洋食屋らしくきれいにまとまったボルガライスがいただけます。サクサク揚がったカツとドミグラスソースがからんで安定の美味しさ。カウンター席からご主人のフライパンさばきが見られるのも、いし川の楽しみのひとつです。

いかがでしたか。福井の越前市で食べられるB級グルメ「ボルガライス」。県内全域で食べられるソースかつ丼とは違って、越前市で食べられる稀少なB級グルメです。福井へ来たら少し足をのばして越前市までボルガライスを食べにきてみてはいかがでしょうか。