チュるんと美味しいお土産。福井の冬の風物詩「水ようかん」のお店7選

福井の冬のグルメといえば、カニが思い浮かぶ人もいるのではないでしょうか。でも、それだけじゃないんですよ。福井の冬のおやつといえばようかん。紙製容器に入った一枚流しの水ようかんを、こたつで食べるのが定番スタイルなんです。ほとんどのお店が冬季限定販売なので、味わうためには冬の福井に行くのが一番。“ここでしか食べられない”限定”を求めて、福井を訪れてみませんか。

福井の水ようかんのルーツは諸説あります。ひとつは江戸時代の丁稚さんが里帰りする際の手土産説。本練ようかんに水を足して、手の届く価格にしたのだとか。また、水ようかんは冬の福井の気候に適しているそう。冬の福井より南だと腐りやすく、北だと凍ってしまうといわれているんです。つまり福井ならではの郷土菓子。ますます本場で味わいたくなっちゃいますね♪

出典：どんボルガさんの投稿

福井の水ようかんは、平べったい紙製容器に一枚流しにするのが基本です。等分して分けて食べられるように、木のヘラが付いています。柔らかくて水分が多いのも特徴。地元の人は、箱から水が漏れないよう平にして運ぶ技が身についているんだとか。お店ごとに個性のあるパッケージも注目すべきポイントですよ♪では、福井の水ようかんが美味しいお店を7選ご紹介します。

※現在箱の水漏れは改良されているお店も多くあります。

出典：越前市のちょうさんさんの投稿

武生駅から徒歩約6分の「栄雲堂」。夏はカンナ削りのかき氷・冬は丁稚羊かんで人気です。薄い小豆色の箱は、透明感のある水ようかんを連想させる涼しげなデザイン。市内でも最高級と呼び声の高い上品な味が特徴です。

出典：タケシ（・∀・）さんの投稿

丁稚羊かんは、黒糖をふんだんに使用しているため他店に比べて柔らかめです。トロッとした食感で、口の中でスッと溶けていきますよ。しっかりと黒糖の味を感じるのに、野性味より上品さが際立つ絶妙のバランス。羊かんはちょっとクドイ…と思っている人も、きっと夢中になってしまう美味しさです。

出典：orthoさんの投稿

「夏も丁稚羊かんを食べたい」という要望から生まれたのが、夏限定の夏ようかんです。冬用のように薄い箱ではなく、形は棹状。でも、丁稚羊かんのようなみずみずしさは健在です。夏の福井旅でも水羊かんが食べたい…という人もこれなら安心ですね。

出典：越前市のちょうさんさんの投稿

越前武生駅から徒歩約4分の「木津屋」は、大正13年創業の老舗和菓子店です。明治神宮にも和菓子を献上している超実力派。もちろん水羊かんの箱にも、その名誉がしっかりと刻まれています。蓋を開ける前から、ありがたみがひしひしと伝わりますね。

出典：越前市のちょうさんさんの投稿

紙製の箱の中には、プラスチック容器に流された水羊かんが入っています。さらにフィルムで密閉され、水漏れ対策は万全です。お味は、甘味・香り・後味のバランスが◎誰が食べても「美味しい」太鼓判を押せる絶妙さですよ。チュルンとした喉越しとなめらかさで、いくらでも食べてしまいそう…。

出典：越前市のちょうさんさんの投稿

冬の定番品かつ大人気商品だけあり、店頭には水羊かんがたくさん積んであります。まずは1枚購入して味見を…と思っても、きっとリピートしたくなるはず。お土産分も考慮して、まとめ買いするのがおすすめですよ。

出典：越前市のちょうさんさんの投稿

越前武生駅から車で約6分の「あらたま製菓」は、地元に根付いた人気の和菓子店です。でっちようかんは、ひとりで食べきれる小ぶりサイズ。紙製ではなくプラスチック容器に入っているので気楽に持ち運びできますよ。カバンの中に入れても安心です♪

出典：越前市のちょうさんさんの投稿

あらたま製菓のでっちようかんは、他店に比べて厚みがあるのが特徴です。トロっと絡みつくような舌触りで、やや濃厚な味わい。甘味がしっかりとしているので、一切れごとに食べ応えを感じられますよ。濃いお茶をすすりながら味わいたい一品です。

出典：宋江さんの投稿

店内には、でっちようかんの他にもたくさんの和洋菓子が並んでいます。なかでもおはぎは、でっちようかんと同じく人気の商品です。ずんだや紫芋、ちょっと珍しい胡桃など、その種類はとにかく豊富。見てるだけでも楽しくなっちゃいますよ。

出典：鉄道王さんの投稿

仁愛女子高校駅から徒歩約7分の「お菓子処 丸岡家」。福井市にある老舗の和洋菓子店です。小豆のイラストをあしらったパッケージは、ちょっぴりモダンな雰囲気。世代問わず好感を持てるデザインなので、手土産にも選ばれやすいそう。

出典：鉄道王さんの投稿

水ようかんは、甘さ控えめですっきりとした味わいです。黒糖の風味がしっかりと際立っていて、ヘルシーな気分で食べ進めることができますよ。喉に心地よいつるっとした食感も魅力。蓋を開けて一人で一気に食べちゃう人も珍しくないんだとか。

出典：LEさんの投稿

四角い形が特徴的な「和風ばぁむくーへん」も人気商品のひとつです。和三盆を使用したふわっとした生地は、カステラみたいと大人気。全国から買い求めにくる人ファンも多いそう。切れ端の詰め合わせを販売することもあるので、お店でチェックしてみてくださいね。

出典：越前市のちょうさんさんの投稿

越前武生駅から徒歩約15分のシュトラウス金進堂。以前は和菓子屋を営んでいましたが、現在はドイツ・ウィーン洋菓子のお店です。ただし、当時から人気を集めていた水羊かんは今も健在。赤茶色の箱を見ると、無条件にここの水羊かんを連想しちゃうというファンも多いそう。

出典：ピンクサファイア♪さんの投稿

「シュトラウス金進堂」は黒糖を使用していないのが特徴です。代わりに三温糖だけを使って、さっぱりとクリアな味に仕上げています。舌に残らない洗練された風味は、どことなく洋菓子に通じるものを感じるはずですよ。

出典：j2828jpさんの投稿

こちらの水羊かんは、日持ち10日と比較的長い方なのでお土産にもおすすめです。そして、せっかくお店まで足を運んだら、本職の洋菓子も試してみてくださいね。注目は越前純米大吟醸を使用した「日本酒 梵梵」。上品な甘さと日本酒の芳醇な香りがベストマッチのチョコレートです。彼へのお土産にいかがでしょうか？

出典：どんボルガさんの投稿

福井口駅から車で約7分の「久保田製菓」。防腐剤や甘味料などの添加物を一切使用しない、こだわりの水羊かんが人気です。箱には福井の冬の光景を描いたイラストがデザインされています。水羊かん＝冬の食べもの。という福井の文化を物語っているようですね。

出典：うまいにゃあさんの投稿

黒糖は沖縄産、製造はすべて手作業、工場の温度管理は厳重に…。など、ひとつひとつの過程に丁寧にこだわった水羊かん。素材の味がしっかりと活きた上品な味わいです。庶民的で気軽に食べられる水ようかんに、ワンランク上の喜びを与えてくれますよ。

出典：ま～ずさんの投稿

小豆色の素朴なデザインの箱は、ひとり用にちょうど良い小サイズです。もちろん、中身は通常の水羊かんと同じです。10日ほど日持ちするので、一人暮らしの友人のお土産にまとめ買いするのも◎

出典：「まっすん」さんの投稿

福大前西福井駅から徒歩約13分の「えがわ」。福井県内で約7割のシェアを誇る超有名な水羊かんです。スーパーやコンビニでも販売されているので、冬の福井旅なら遭遇率が高いはず。パッと目を引く箱のデザインに、フィルムに描かれたほっこり可愛いイラスト…。食べる直前まで心をときめかせてくれる仕掛けがいっぱいですよ。

出典：ダイアンサスさんの投稿

お刺身のように“鮮度が大切”という、えがわの水羊かん。とてもみずみずしく、フレッシュな食感を楽しめます。コクのある甘さと少し濃い色も特徴。チュルっとした口当たりで後味もさっぱりしています。冷蔵庫でキンキンに冷やしていただくのも美味しい食べ方のひとつなんだとか。

出典：どんボルガさんの投稿

福井の水ようかんは、基本的にこしあんのみ。でも、えがわでは北海道産の大納言を散りばめた「水羊かん（あずき粒入り）」も販売しています。ただし、こちらは受注生産を基本としたレアな一品。本店でしか購入することができません。即完売することも多いので、出会えたらラッキーですね♪

冬のグルメ旅といえば、あったかい鍋や蟹が定番。でも、今年は水ようかんを目的に福井へグルメ旅をしてみませんか？旅館やホテルのあったかい部屋で、美味しい水ようかんをツルッと頬張る至福の時間…♡ご当地感満載の体験ができるはずです。ぜひ、おでかけしてみてくださいね。