2016年05月30日
意外とかんたん♪両国国技館で初めての相撲観戦
今から1,500年以上も昔から「力比べ」として派生した日本の伝統的なスポーツ「相撲」。鎌倉時代には武士の訓練として、また、江戸時代には、職業として力士が登場し、全国的に人気が定着しました。最近では、相撲好きな女子のことを、“スー女”と呼ぶそうです。大相撲観戦してみたいけど、わからないことだらけ。という方に、相撲観戦の方法や、見どころなどをご紹介します。
まずは、開催場所を確認しましょう。本場所は年間6回、その内3回が両国国技館で開催されています。
そのため、両国国技館が強く印象にあるせいか、他の場所を知らない方が少なくありません。
一月場所(初場所) 両国国技館(東京都)
三月場所(春場所)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)(大阪府)
五月場所(夏場所)両国国技館(東京都)
七月場所(名古屋場所)愛知県体育館(愛知県)
九月場所(秋場所)両国国技館(東京都)
十一月場所(九州場所)福岡国際センター(福岡県)
テレビ画面と同じ方向の「正面」逆側の「向上面」「東」「西」の4方向があります。
通称「砂被り」と呼ばれる土俵に一番近い席。力士の顔はもちろん、息遣いも聞こえるほど。取り組み中の体のぶつかる音のすごさに驚かされることでしょう。この席は一人ずつ座布団に座っての観戦となります。
4名定員の席。友人や知人と観戦すれば、盛り上がること間違いなし。
桝席の後方から、さらに後ろに伸びている席になります。椅子席は2,000円程度で購入できるので、はじめて相撲観戦するには椅子席からデビューするのもいいかもしれません。
将来横綱を目指す若い力士の取組が始まります。大相撲観戦に慣れてくると、ひいきの力士ができるかもしれません。
お昼ご飯をすませ、十両の取り組みが始まってきます。よく耳にする「関取」とは十両以上の力士の総称。序の口・幕下といった若い力士と迫力がそれぞれ違ってきます。
お待ちかねの横綱の登場です。左に太刀持ち、右に露払いをしたがえ堂々の土俵入りです。純白の綱を腰に締めたその姿は美しく観客を魅了します。ちなみに横綱の土俵入りには「雲龍型(うんりゅうがた)」と「不知火型(しらぬいがた)」の2種類の形があります。
この頃からテレビでよく見かける力士たちの取組みが始まります。大相撲観戦をしていると、徐々に興奮度がましてきます。
せっかくの相撲観戦で空腹は避けたいところ。お弁当は持ち込むことはできませんが、国技館内の食堂で食べるか、国技館名物の焼き鳥や幕の内弁当を購入しましょう。力士が土俵から落ちてくる場合があるという理由から、土俵周りの席「溜席(たまりせき)」での飲食は禁止されています。
両国国技館の詳細情報
両国国技館
両国、蔵前、浅草橋 / その他
- 住所
- 東京都墨田区横網1-3-28
- 営業時間
- [月] 10:00 - 15:00 [火] 10:00 - 15:00 [水] 10:00 - 15:00 [木] 10:00 - 15:00 [金] 10:00 - 15:00 [土] 10:00 - 15:00 [日] 10:00 - 15:00 ■ 定休日 不定休
- 平均予算
- ~¥999
- ~¥999
大相撲観戦チケットは日本相撲協会のホームページや各会場のホームページでも扱っているほか、場所によっては、予約専用ダイヤル・各プレイガイド・旅行代理店で購入する事が出来ます。当日券は土・日の取り組みはまず手に入りません。観戦希望の方は、日本相撲協会のホームページから入場券情報に掲載されている情報を確認しましょう。
日本相撲協会公式サイト
安全性、情報の更新性の観点から外部サイトのURLを削除しております。
大相撲の観戦マナーは基本的に他のお客さんの迷惑になることをしなければ、大丈夫。特に、服装の決まりはないので通常の格好をしていけば問題はありません。そこで、注意点をご紹介します。
・取組中は席の移動を避ける。
・むやみに立ち上がったりしない。
・後ろの席にいるお客さんが見えづらくなる応援グッズは持ち込まない。
・座布団は投げない。
テレビを見ていると、取組みに波乱が起きて、たくさんの座布団が投げられている姿を目にしますが、決して褒められた行為ではありません。会場アナウンスでも「座布団は投げないで」といった案内もありますので、座布団を投げる行為はマナー違反として覚えておきましょう。
いかがでしたか?テレビでみるより会場で観るほうが、力士の息遣いや迫力が感じられます。ぜひ、友人や知人を誘って大相撲観戦をしてみてくださいね。