2016年12月27日
人間より牛が多い沖縄の離島!ハート型の島「黒島」に上陸してみよう♪
石垣島周辺の離島というと、竹富島、西表島などが思い浮かびますよね。それでは「黒島」ってどこにあるか知っていますか? 人口よりも牛の数が多いという黒島、北海道のように広大な牧場が広がる黒島。八重山諸島の中でもトップを争う海の透明度やまだまだあまり知られていない静かな穴場スポットなど、今のうちに行っておきたい黒島の魅力をお伝えしていきます!
みなさん、黒島ってご存知ですか? 沖縄、八重山諸島の中の一つである黒島は石垣島からフェリーで約30分南南西に進んだところにあります。上空から島全体を見るとハートの形に見えるため、最近はハートアイランドとも呼ばれているこの島は、人間よりも牛の数のほうが多いため牛の島とも言われています。
LCCが就航した石垣島へ訪れる人の数はここ数年でかなり増えましたが、少し足を伸ばしたところにある黒島はまだまだ知られていない穴場スポット。そんな黒島の溢れる魅力を紹介していきます。読み終わる頃には、次の旅行先は黒島に決定しているかも…!?
黒島への交通手段は石垣島からのフェリーのみ。フェリーは1日に数本運行しており、所要時間はおよそ30分。天候が影響を及ぼしやすいこのあたりの航路ですが、石垣〜黒島間は比較的欠航が少なく、また便数も多いので予定の立て安さも魅力の一つです。一番早い石垣発が朝8時、一番遅い黒島発は17時35分なので気軽な日帰り旅行先としてもおすすめ。
黒島で人気のビーチといえば、仲本海岸と西の浜
ゆったりと自分のペースでリラックスすることが黒島でのおすすめの過ごし方。そんな中でも滞在中に行き先が欲しくなったときにおすすめのスポットを紹介します。
●黒島展望台
県道213号線脇にある少し変わった形をしたこの展望台は、琉球時代にあった海の展望台プズマリをイメージしたもの。展望台に登ると島内を見渡すことができ、晴れた日には竹富島や西表島までみることができます。黒島に広がる牧場とどこを見てもいる牛の多さに改めて驚きます。
●伊古桟橋(いこさんばし)
うっそうと茂る森を抜けると目の前には真っ青な海と桟橋が広がります。この桟橋は、かつて石垣島からの船が行き来していた桟橋で2005年には国の有形文化財に登録されています。夕暮れ時になるとどこからともなく地元の方が散歩に来たり、釣りをしたりする場。ゆっくりと歩くのも良し、まるで海の上を走っているよう先端まで自転車を走らせても良し、地元の方に愛されるスポットを思い思いに楽しんでください。
黒島を訪れた人が口を揃えていうのが「地元の方の優しさが一番良かった」ということ。美しい海や自然の魅力はもちろんのことですが、そこで生活をしている地元の方々の優しさに多くの人が魅力を感じています。そんな魅力の溢れる黒島がずっとこのままでいれるよう、訪れる際に知っておいてほしいことがあります。
人口200人という小さな島である黒島。ここで普段生活をしている地元の方は本当に優しく観光客に対しても昔からの知り合いかの様に接してくれます。このような素敵な場を保つので重要なのは、訪れる私達が地元の方に敬意を持って行動すること。
・水着で島内観光をしない
・ゴミは島外に持ち帰る
・大きな音で騒いだりしない
基本的なことですが少しでも頭の片隅に置いておくだけで、黒島という素敵な場所をこれからもずっと持ち続けることが出来るんです。また、人間だけでなく、牛や山羊、海の生き物に対しても、感謝と敬意を持って行動したいですね。
同じ日本とは思えないほど自然の美しさに溢れる黒島。広大な牧場に牛がたくさんいる光景は、のどかでのんびりとしており、静かな時間を存分に楽しめます。人恋しくなったら居酒屋や商店に行くと初対面など関係なしに沢山の人が温かく迎え入れてくれるはず。一人で自分と向き合いたい時、大切な人と向き合いたい時、そんなときに是非とも訪れて欲しいのが黒島です。