高知のB級スポットといえばここ！ファミレスの域を超えた珍名所「れストラン ゆず庵」

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高知市中心部から約20分、南国市に店を構える「れストラン ゆず庵」。異彩を放つそのレストランは、高知の人なら知らない人はいない、と言っても過言ではないでしょう。

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南国ICを降りて車を走らせること5分。大きな柚子の看板が目印です。

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入り口付近には目印でもある、社長手作りのネコバスが。

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お店の看板ともいえる、ド迫力な巨大なサメは、まるで映画「ジョーズ」のよう。2015年の台風で倒れてしまったことがネットニュースになったほど！残念ながら、現在も倒れたまま。車を停めるときは少し注意が必要です。

入り口にある花輪の送り主は時々変わります。ここは高知の地鶏「土佐ジロー」を使ったオムライスが有名。

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まるで骨董品屋のようなごちゃつき。エントランスをくぐったあとも怪しい物のオンパレードが続きます。

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200席近くもある店内は広く、天井からは巨大な龍がぶら下がります。ほかにも、社長が海外から持ち帰ったとおぼしき物がいたるところに置かれています。

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テーブル席近くには、威圧感たっぷりの龍馬とおりょう像がそびえ立っています。彼らに見守られながらの食事も、風情があっていいかもしれません。

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観光客に嬉しい、怪しげなお土産コーナーも完備！

窓辺にはセクシーな照明も。置物の組み合わせに、奇彩なセンスを感じますね。テレビ朝日系バラエティ番組「ナニコレ珍百景」に取り上げられたことがあるのも頷けます。

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ようやく席に着くと、テーブルの上に置かれた、一見古そうな高知新聞。あれ？メニューは？

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開いてみるとなんと！中がメニューになっています。不思議なオブジェのみならず、細かい所まで工夫が行き届いているゆず庵。メニューには奇想天外なものもたくさん！注文する前に、まずは目を通して遊び心を味わいましょう。

ここまでかなりぶっ飛んだところしか見せていないゆず庵ですが、ご飯はいたって真面目で美味！オムライスをはじめ、かつおのわら焼きタタキやクジラカツ、四万十鳥のから揚げなど、地元の食材にこだわった料理が楽しめます。基本的に定食・セットメニューが多く並びます。

料理を待つ間にオセロで時間潰し。せっかくなので、高知らしくゆずビールを。一口目から柚子の香りがふわっと広がります。口当たりはすっきりとしていてほのかに酸味があり、苦味は少なめです。

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実は「オムライス村」が存在するほど、オムライスのお店が多い高知県。ゆず庵に来たらまずは名物のオムライスを！ここはご飯の上に卵を乗せる「あと乗せ」タイプ。

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とろとろの秘訣は高知県の特産地鶏「土佐ジロー」の卵。土佐ジローの卵はとても小ぶりですが、新鮮な卵は弾力が強く、黄身に爪楊枝を何本突き立てても崩れません。

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そんな卵を使ったオムライスはクリーミーかつさっぱりとした味わい。オムレツは固すぎず、半熟すぎず、絶妙なとろふわ具合。中身のチキンライスはブランド鶏のはちきん地鶏を使用しています。上にかかっているデミグラスソースには砂糖が入っていないそうで、みかんの花の蜂蜜で甘さを出しているようです。自然な甘みでしつこくなく、食べやすいです。

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高知といえばかつおのタタキ。ゆず庵のタタキは注文を受けてからワラで一気に炙ります。クジラ料理も多く、カツ以外にもクジラの刺身といった、他ではなかなか手に入らないものが食べられます。

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昔の給食を思い出させるクジラカツ。衣はサクッ、上に甘辛いソースがかかっています。肉はやわらかめで臭みがなく、淡白で軽い口当たり。

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濃厚なアイスの上に、豪快に乗せられたかつおのタタキ。タタキとのバランスを考えてか、バニラアイスは生姜の辛味がぴりっと効いています。もちろん本格的な塩タタキにはにんにくが欠かせませんので、にんにくのスライスもちゃっかりと。食べるのに勇気がいりますが、この組み合わせが案外イケる！という声も少なくありません。お腹の余裕があれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね♪

料理と一緒に運ばれてくる、箸袋にもぜひ注目してください！それぞれデザインが違うオリジナルの箸袋は、最後の最後まで退屈させてくれない、ゆず庵ならではのおもてなしともいえますね。

箸袋には楽しい小話も。あなたは何種類見つけられますか？