2017年03月30日
6月の京都観光は見どころ満載!1年の折り返しを京都散策で過ごしたい
6月の京都は紫陽花が随所で咲いているのを目にすることができます。梅雨の京都は風情がより感じることができる季節。6月にしか見られないイベントも多くありますので、観光がてらに立ち寄っていただきたいもの。普段は見逃してしまいそうな穴場スポットも合わせて紹介します。
桜もすっかり散ってしまい、6月に入ると梅雨の京都は静かで楽しみやすくなります。足元は若干悪くはなりますが、観光客の足も鈍くなるので『情緒のある京都』を楽しみたいのであれば、6月は訪れて頂きたい季節なのです。
京都の夏は、平安神宮で行われる薪能で始まります。6月に入りすぐに行われるイベントで、全席自由席になりますので良い席は早めに会場でとりましょう。平安神宮の特設会場で行われる薪能は、幽玄の世界に観る人をいざないます。能が初めての人も、雰囲気を味わい日本の素晴らしい伝統芸能に触れてみましょう。
【逆矛の画像です】
— へきとう(能楽師 田茂井廣道) (@hekitou_tamoi) 2016年11月12日
このたび、京都能楽会のHPが開設し、これまでの京都薪能の演能記録が掲載されています。
そのなかに、第66回(平成27年)の「逆矛(さかほこ)」の画像も掲載されています。ぜひご覧くださいませ。https://t.co/rUZrJikvis pic.twitter.com/spwlShoZvp
[公式]Heian Jingu Shrine - 平安神宮 | 京都、桜の観光名所、神前結婚式・七五三、慶びの神社
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京都の奥座敷と呼ばれる貴船神社。夏には清流を楽しめる川床でも有名で、6月から京都の夏を感じることができる素晴らしいスポットです。毎年6月1日に行われる祭りで、『神輿渡御(みこしとぎょ)』と『奥宮』にて奉納される『出雲神楽』がメインになります。
旧暦の4月1日と11月1日には、『御更衣祭』として行われていたそうですが、平安時代末期から上賀茂神社の摂社となり、上賀茂神社の神職が奉仕していましたが、明治維新後には現在の6月1日の1回に行われるようになりました。派手な祭りではありませんが、氏子が一体となり行われる神事は厳かに始まり、神輿が出ると一気にボルテージアップ。いつもは静かな貴船ですが、この時だけは神様が下りてこられ平安を祈ります。神事が終り静まり返った貴船神社には、川のせせらぎだけが聞こえてくる…そんな素晴らしい1日を体験してみませんか?
いよいよ6月1日は貴船神社の例祭、
— 貴船神社(きふねじんじゃ) (@kifunejinja) 2016年5月28日
「貴船祭」が間近となりました。
御神輿巡行に伴い、通常期は
参道中央にある赤い手すりを
取り外しております。
この貴重な光景が見られるのは、
一年の中で、ほんの数日間だけ!... https://t.co/dAz9UODdjw
貴布禰総本宮 貴船神社
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1年を半年に分け、それまでの厄を払うのが神社で行われる夏越大祓です。6月30日を1年の半分に見立て、全国の神社で茅の輪くぐりをするのが習いです。京都の夏越大祓では『水無月』という菓子を食べるのが特徴的。茅の輪くぐりは、スサノオノミコトが貧しい蘇民将来(そみんしょうらい)を訪れた時に、スサノオノミコトの腰にあった茅の輪をくぐれば子々孫々の繁栄を約束したことから始まったそうです。
宮中で旧暦の6月1日に『氷の節句』が行われ、氷室の氷を口にして夏を健康に過ごせるようにしていましたが、庶民は小豆を使った菓子を氷に見立て『水無月』とし夏越大祓に食べて厄を払って、後の半年を健康に過ごせるようにしたそうです。
【京都・護王神社】6月30日(木)午後3時より夏越大祓の神事を斎行します。茅の輪くぐり神事では参列者全員で茅の輪をくぐり、災厄除けと無病息災を祈願します。参列自由。また当日限定の「みなづき」も販売いたします。 pic.twitter.com/2mEQrg7EzN
— 護王神社 (@kyoto_gooujinja) 2016年6月29日
石川県金沢市では7月1日を『氷室の日』として、氷室饅頭を食べる習わしがあります。5代藩主前田綱紀公が、氷室から運び出された氷を江戸に届ける為に饅頭を神社に供えて祈願した事が発祥ですが、庶民の健康を祈りこの饅頭を振舞ったともいわれています。それだけ、昔は氷が貴重なものであったということがわかります。
K's Dee(ケイズ・ディー)の『京都学』(17)
— ks_dee (@ks_dee_pro) 2016年10月13日
『夏越大祓』なごしのおおはらえ
茅の輪神事、御香宮神社
15時と23時に神職が茅の輪をくぐり続いて参拝者がくぐって無病息災を祈願。茅の輪の茅萱を抜き取って輪にして戸口に吊るす。 pic.twitter.com/uabdYJwjYK
※京都で行われる「夏越大祓」は、上賀茂神社をはじめ、岡崎神社、八坂神社、護王神社、北野天満宮、御香宮神社など、さまざまな多くの神社で行われています。
夏の花でもあるあじさいは、全国どこでも見られますが京都の寺社仏閣にはあじさいの名所と呼ばれるスポットがたくさんあります。散策コースに、このあじさいの名所巡りはいかがでしょう。静かな境内に、雨に濡れたあじさいと情緒あふれる京都を感じられます。
1年中、境内には色とりどりの花が咲くお寺で有名な三室戸寺。6月に入ると『あじさい園』の開園が始まり10日過ぎからは、ライトアップされ昼間とは異なった光景を楽しめます。ここのあじさいの魅力は、街中で見かける可憐な姿ではなく、杉林の中に力強く根を下ろす姿。野生のあじさいの美しさを一度目にすると『可憐』なだけではない、あたらしいあじさいが発見できます。
三室戸寺
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善峰寺は、徳川綱吉とその母桂昌によって再建されたお寺です。西国三十三所第20番札所、境内からは京都が一望できるだけでなく比叡山までもを望むことができる山手と自然に囲まれた隠れスポット。その高台から、見下ろすように見えるのがあじさいの群生。観光寺ではありませんが、あじさいを見るだけでも価値はありますので6月には是非足を運んでください。
京都・西山 西国第二十番札所 善峯寺
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伏見大社に近くにある「ぬりこべ地蔵」は小さなお堂に安置されており歯痛にご利益のあるお地蔵様なんです。かっては、土を塗りこんだお堂に安置されていたとか、『塗りこむ』と病気を封じ込めるをかけたことなど色んな説があるようです。歯痛は今も昔も同じように悩んでいる人が多かったようです。
6月4日~10日は「歯の衛生週間」、これにちなんだ行事が毎年6月4日の「歯供養」です。お地蔵様前には、身代わりの石があるのでそれを撫でながら祈願します。小さな子供は虫歯予防に、大人は親知らずや歯周病予防の祈願にこられるとか。痛みを代わってくださる、優しいお地蔵様に会いに行ってみたくなります。歯供養に訪れた人には、法要のあとに歯ブラシが配られるので自宅に持ち帰り使わずに飾っておく人もおおいそうですよ。
伏見稲荷大社近くにあるぬりこべ地蔵。歯痛に御利益があるお地蔵さんです。お堂の前にはおもかるさんがあります。伏見稲荷大社では大行列なので、此方でゆっくり上げさせて頂きました。#独りクネクネ pic.twitter.com/ZVb9Mi1ESJ
— 京都クネクネ 休憩時間短過ぎ! (@kyoto_qunequne) 2016年1月15日
ぬりこべ地蔵の詳細情報
京阪電車 稲荷駅下車 徒歩約15分
「祇園東・上七軒・先斗町・祇園甲部・宮川町」の五つの花街がある京都。毎年行われるこの合同公演は、華やかであでやかな五花街舞妓が勢揃いする唯一の公演です。一見さんお断りに京都ですが、この時ばかりは誰もが素晴らしい舞を見ることができますので、旅行の記念として参加したいものです。
京都四條 南座トップ|松竹株式会社
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6月は雨が多くじっとりした天気で気分も鬱々しがちです。そんな季節も、京都の街並みをまた魅力的にしてくれます。日本の四季の美しさを再確認できる行事を京都で存分に楽しんでみましょう。