2017年04月26日

10月の京都は秋の足音を感じながらお祭りで盛り上がろう!おすすめ6選

10月の京都は秋の足音を感じながらお祭りで盛り上がろう!おすすめ6選

10月の京都は秋祭りも目白押しで、賑やかな雰囲気が好きな人には溜まらない季節でもあります。気候も穏やかになるので、昼間は長袖のシャツやカットソーで歩き回れますよ。朝晩は風が冷たくなるので、ジャケットなどは必要です。

1.日本の歴史が分かる!「時代祭」

毎年:10月22日(関連行事は10月15日から)

毎年:10月22日(関連行事は10月15日から)1144389

出典:進撃の神様さんの投稿

近年は『真田丸』や『女城主 直虎』の影響もあり、歴史に興味をもつ人も増えてきました。歴史は、記憶するだけの勉強と思われがちですが、当時の状況や背景から『どうしてそうなったのか』を読取る事でいろんな事が分かってきます。この時代祭は、当時の衣装の行列を見ることで私たちの文化の変貌を読み取ることができます。

実在した人物になりきって、たくさんの人が御所から出立する姿をみていると『きらびやか』な中にも、いろんな思いを感じる事ができるのではないでしょうか。明治維新から平安時代までですが、遡る事によってまた違う風景が見えてきたりもしますのでこの祭りはじっくりと見ていただくことをおすすめします。

2.見よ!勇壮な「鞍馬の火祭り」

毎年:10月22日

毎年:10月22日1144397

出典:進撃の神様さんの投稿

京都の祭りは『豪華絢爛』な伝統を感じるものが多いのですが、鞍馬の火祭は豪快な男の祭りですから京都のはんなりしたイメージからかなり、かけ離れた印象を感じるでしょう。普段はのどかな鞍馬ですが、この時だけは大きな太鼓の音が鳴り響き松明の灯が明々と周囲を照らします。

毎年:10月22日1144858

出典:犬眼鏡さんの投稿

鞍馬の火祭が行われる由岐神社は、元は御所内にあったものを平安京から遷都するおりに移したことが始まりです。

毎年:10月22日1144856

出典:wabisukeさんの投稿

独特な掛け声がこの祭りが奇祭と呼ばれる所以でもあり「サイレヤー、サイリョウ」の大きな声で男たちがかついだ神輿。「チョッペンの儀」では、この神輿の上にふんどし姿の男が逆立ちになります。これは成人になる儀式の一つだそうで奇妙ではありますが伝統的な行事でもあるんですよ。

3.御香宮で行われる「神幸祭」

毎年:10月第1土曜日から第2日曜日まで

毎年:10月第1土曜日から第2日曜日まで1144862

出典:horetattyさんの投稿

重陽の節句に行われていた大祭で、『花笠まつり』や『伏見祭り』としても知られています。伏見九郷の総鎮守の祭りで9日間行われますが、室町時代の風流傘で始まりちびっ子相撲なども行われています。露店もたくさん出ていますし、無料で誰でも参加することができますので、ぶらっと足を延ばしてみませんか?

最終日には、獅子若を先頭に武者行列や稚児行列が華やかな神輿行列が続きます。期間中には、奉納能も行われ伏見を代表する祭りの一つとして大勢の市民が集まるそうです。豊臣秀吉や徳川家康も信仰し、本殿は家康によって建立されていますし伏見城の遺構を垣間見ることもできます。また『御香水』の名で知られる、名水でも有名な神宮ですのでお祭り以外でも見どころは満載です。

御香宮神社の詳細情報

御香宮神社

住所
京都府京都市伏見区御香宮門前町174
アクセス
1) 京阪電車京阪本線伏見桃山駅から徒歩で5分 2) 近鉄電車京都線桃山御陵前駅から徒歩で5分
営業時間
9:00〜16:00
料金
大人 200円 庭園拝観料、境内参拝自由

近鉄京都線桃山御陵前駅から徒歩で5分

4.秋の豊穣を祈ろう!「ずいき祭」

毎年:10月1日から10月5日

毎年:10月1日から10月5日1144868

出典:wabisukeさんの投稿

正しくは「瑞饋祭」で京都の秋祭でも代表的なお祭りになります。サトイモやハスイモの葉柄で、サクサクした食感が楽しめる秋のグルメです。ずいきや野菜で飾られた『ずいき御輿』が目玉で、豊穣を祈る祭りらしい光景を楽しむことができます。5日間行われ、たくさんの露店も並ぶので、親子でも楽しめますしカップルや友達同士で回るのもいいですね。

毎年:10月1日から10月5日1144871

出典:wabisukeさんの投稿

初日は神幸祭といって、夕刻には西ノ京の御旅所で八乙女舞が奉納されます。獅子を先頭に導山や梅鉾、松鉾の行列が見ごたえあり!この日が一番人でも多くなりますので、子供連れで旅行される人は迷子に注意してください。可愛い八乙女にフラッシュも眩しいですね。神輿が見られるのは2日目の還幸祭。毎年個性的な神輿が多く、その年に流行したものが取り入れられます。2017年は『ポケモン』『真田丸』などが見られましたよ。

5.京都古文化保存協会の特別公開

例年:10月下旬から10日ほど

例年:10月下旬から10日ほど1144407

出典:mo-1021さんの投稿

通常は非公開の文化財が、10月下旬から公開されます。毎年公開される寺社仏閣は変更になるので楽しみにしている人も多いでしょう。どこが公開されるかは、HPで確認できますので10月から11月に京都旅行を計画されている人は要チェック!2016年秋には『京都ハリストス正教会の大聖堂』が公開されるなど、見知らぬ文化財を楽しめる大きなイベントです。

6.落柿舎の柿の景色

6.落柿舎の柿の景色1144383

出典:

落柿舎は江戸元禄の俳人向井去来の遺跡で松尾芭蕉の高弟であった人物です。柿の実が一晩で、すべて落ちてしまったことから名づけられたとか、不思議なこともあるものです。非常に穏やかな光景が広がるところで、人力車に乗って訪れる人も多いそうですよ。玄関に入ると、蓑と傘がまずは目に入ります。蛍壁、錆壁と呼ばれている壁は、鉄錆を土壁に混入したものでまるで蛍が飛んでいるかのようにも見えます。

6.落柿舎の柿の景色1144414

出典:yamato5さんの投稿

『落柿舎制札』や俳句みくじなどユーモアに溢れたものもあり、俳人らしい生活空間でひと時のんびりと過ごしてみましょう。庵の前には、秋の草花を見ることができ『ムラサキシキブ』『シロシキブ』『ハクチョウゲ』『ツワブキ』『ミズヒキ』ばど、都会では見ることがなくなったものがたくさん咲いています。

高浜虚子、松尾芭蕉、昭憲皇太后の句碑と合わせて静かな時間を持つことができます。次庵の方にも、草花がたくさんあり句箱もあるので、一句詠んでみては?落柿舎の由来となった柿の木は樹齢約300年だそうで、たわわに実った柿を見ながら俳句を楽しむのも一興ではないでしょうか。

秋の京都は実りを感じさせてくれます

秋の京都は実りを感じさせてくれます1144878

出典:丹波屋さんの投稿

紅葉にはまだ早い季節なので、比較的観光客も少なくゆっくりと京都観光を楽しむことができる10月。気候的にも過ごしやすいので、ゆっくり秋を感じられるはずです。実りの秋というだけあり、食事も美味しい時期ですからグルメ旅のお供にいつもとは違ったコースで京都巡りを楽しんでみましょう。

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