徳島の「うだつの町並み」を散策しよう!みどころ&グルメスポット

徳島の「うだつの町並み」を散策しよう!みどころ&グルメスポット

〝うだつが上がる〟という言葉の語源をご存知ですか?今回ご紹介するのは、徳島県美馬市の「うだつの町並み」。江戸から明治にかけて栄えた城下町には、不思議な形の屋根が並んでいるんです。〝四国のまほろば〟と呼ばれる美しい町並みを見に行きましょう♪

2017年04月10日

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出典:類.sさんの投稿

突然ですが、「うだつが上がらない」という言葉をご存知ですか?なかなか出世しない、身分がぱっとしないといった意味なのですが、徳島県美馬市には、〝うだつが上がる〟町並みがあるんです。いったいどういう意味なのでしょう?その謎に迫ります♪

「うだつが上がる」とはどういうこと?

「うだつが上がる」とはどういうこと?1106724

出典:

そもそも「うだつ」とはなんでしょう。
この写真、家と家の境界に屋根の少し持ち上がった部分がありますね。これが「うだつ」です。もとは暴風・防火を目的につくられたものですが、のちに装飾的な意味合いが強くなりました。うだつを上げる(設置する)ためには費用が必要で、ある程度裕福な家でないとできなかったことから、出世できないことを「うだつの上がらない」と表現するようになったと言われています。

「うだつが上がる」とはどういうこと?1106695

出典:のぶ_kさんの投稿

江戸時代に近畿地方の商家を中心に、競うように上げられた「うだつ」。ですが、現在町並みとして残っているのは、岐阜県美濃市と徳島県美馬市の2ヶ所しかないのです。なかでもこの徳島県美馬市の脇町は、城下町として藍と繭で栄え、現在でも85軒が立派なうだつを並べています。

「うだつが上がる」とはどういうこと?1106731

出典:

ちなみにですが、軒の両端の形状が「卯」に見えることから、「卯建」と呼ばれるようになったそうですよ。

脇町のみどころ!

脇町のみどころ!1106826

出典:

まずは建物をじっくり見ましょう♪ 脇町の建物は、漆喰の白壁、本瓦葺き、そして鬼瓦を両端の正面に配しているのが特徴。統一された町並みは美しく、430メートルの表通りを一望すれば、白と鈍色のコントラストがのびのびと広がります。

脇町のみどころ!1106851

出典:

また、屋根近くに設えられた明かり取りの「虫籠窓(むしこまど)」、細木を丁寧に配した「格子窓」、古くからの雨戸である「蔀戸(しとみど)」など…それぞれの家で意匠を凝らした建具にも注目したいですね。粋なセンスというのは、今も昔も共通しているんだなぁと思わされます。

脇町のみどころ!1106734

出典:

そして何と言っても、厄除けと装飾を兼ねた鬼瓦。精悍な顔つきに、家の威厳が窺えます…! 各家の威信を懸けて上げられたうだつは、富の象徴であると同時に芸術品でもあるんですね。

注目スポット1:吉田家住宅

注目スポット1:吉田家住宅1106835

出典:

脇町イチの藍の豪商だった吉田家。阿波では当時、藍製品の全国シェア1/4を占めていたそうです。敷地内には建物が5棟もあったり、船着き場までつくられているんです! 当時の栄華を誇る暮らしぶりを窺わせますね。

「藍蔵」その他 1106785 吉田家住宅「佐直」の帳場。

出典:セン太郎さんの投稿

広々とした二階建ての家屋は、内部が見学できるほか、イベント等の会場にも使われています。

注目スポット1:吉田家住宅1106738

出典:

脇町を訪れたら、自慢の藍製品をお土産にしたい藍製品。一つひとつ、色合いが微妙に違います♪

注目スポット2:脇町劇場

注目スポット2:脇町劇場1106728

出典:

こちらは「脇町劇場」。山田洋次監督の映画「虹をつかむ男」のロケ地となり、劇中の名称「オデオン座」の看板は今も人目を引きます。

「藍蔵」その他 1106786 脇町劇場 (オデオン座)

出典:bonboyaさんの投稿

昭和初期の建物で、木の優しい雰囲気が漂います。今でもこの劇場で多くの演劇やイベントが催されています。

注目スポット3:美馬市観光文化資料館

注目スポット3:美馬市観光文化資料館1106868

出典:

「美馬市観光文化資料館」は、明治期の税務署を改装した洋風建築。うだつや町の資料が見られるほか、レンタサイクルもあります。散策のお供にいかがでしょう?

注目スポット3:美馬市観光文化資料館1106735

出典:

うだつの仕組みを知れば、町巡りもより楽しくなります♪

注目スポット3:美馬市観光文化資料館1106749

出典:ハラチャン♪さんの投稿

また、夜の風景も必見です。灯篭の灯された町並みは温かく、昼間とはまた異なった趣きを感じます♪

うだつグルメもお見逃しなく♪

カフェ「藍蔵」

「藍蔵」外観 1106783 道の駅「藍ランドうだつ」内にあるカフェ&お土産屋さんです

出典:kinako-ankoさんの投稿

道の駅「藍ランドうだつ」は、1階が徳島の物産品などを売るお店になっており、2階は「藍蔵」というカフェになっています。古い土蔵を大胆に改装した建物は、ガラス張りで見晴らしも◎。

「藍蔵」内観 1106784 温かみのある店内

出典:らじヲさんの投稿

立派な柱や梁の、ウッディな雰囲気が落ち着く店内。さりげないですが、歴史の重厚感が漂います。

「藍蔵」料理 1106789 みまからアイス(300円)

出典:セン太郎さんの投稿

糖度と辛みの強さがウリの「みまから一味」を使った限定アイスは必見! カフェメニューもお食事メニューも楽しめます♪

藍蔵の詳細情報

藍蔵

穴吹 / 喫茶店

住所
徳島県美馬市脇町大字脇町55 道の駅 藍ランドうだつ内
営業時間
9:00~18:00
定休日
無休
平均予算
  • ~¥999

データ提供

甘味処「茶里庵」

「茶里庵」外観 1106798 2016年6月26日。訪問

出典:eb2002621さんの投稿

うだつ名物の「そば米雑炊」をいただくなら、甘味処「茶里庵」へ。

「茶里庵」料理 1106799 そば米雑炊セット(1000円)

出典:ふみやさんの投稿

阿波で古くから育てられていたそば。たっぷりの野菜とそばの実をそのまま煮た、栄養満点の身体にうれしい一杯です♪

「茶里庵」その他 1106811 卯建あがりますせんべい 550円(税込)

出典:kinako-ankoさんの投稿

そしてココでぜひ買っておきたいのが「卯建あがりますせんべい」! 語源になったくらいですから、コレを食べれば「うだつが上がる」こと間違いなし!?

茶里庵の詳細情報

茶里庵

穴吹 / 甘味処、郷土料理(その他)

住所
徳島県美馬市脇町大字脇町132-5 脇町うだつ通り
営業時間
10:00~17:00
定休日
不定休
平均予算
  • ~¥999
  • ¥1,000~¥1,999

データ提供

「うだつの町並み」へのアクセス

「うだつの町並み」へのアクセス1131340

出典:d17529さんの投稿

徳島駅から穴吹駅までは、JRもしくは徳島線で約1時間。穴吹駅からはタクシーで10分ほどです。市営の路線バスも駅から出ているので、下のリンクからチェックしてみてくださいね。車の場合は、徳島自動車道脇町ICから車で10分。駐車場は「道の駅藍ランドうだつ」が利用できます。

さいごに

さいごに1106694

出典:ろけっとんさんの投稿

白壁と本瓦、そして木製建具の調和が見事な町並み。江戸から明治にかけての隆盛をそのままに留めた風景は、懐かしさとともに、不思議な世界に迷い込んだような感覚にもさせてくれます。決して派手ではありませんが、観光地化もあまり進んでおらず、当時から続く人々の暮らしをそのままに感じることができるのも魅力の一つです。町を静かに守り続ける、脇町のうだつ。のんびりとした気持ちでぜひ覗きに行ってみてください♪

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