【大阪市内】恋愛成就したい女子必見！縁結びの神社お寺8選

想いを寄せる人がいても、なかなか勇気が出ず進展できない。大好きな分、あと一歩を踏み出すためには大きな勇気が必要ですよね。そんな"あと一歩"を、縁結びの神様が後押ししてくれるかも。幸せになるご利益を求めて、縁結びの神社＆お寺へ参拝に行きましょう！

女子にとって永遠の悩みとも言える恋愛のアレコレ。大阪市にも、恋愛成就や縁結びのご利益が期待できるパワースポットがたくさんありますよ。地域に根付き地元の人々に愛され続けるスポットや、商人の街らしく商店が建ち並ぶスポットなど大阪市ならではの見どころも豊富。大阪市に訪れたら、良縁を求めてぜひ参拝してほしいおすすめの神社・お寺をご紹介します。

1300年もの歴史ある神社「露天神社（つゆのてんじんじゃ）」。長く大阪の街を見守ってきた神社で、地域の人たちには「お初天神」の名で親しまれています。「お初」はこの神社で心中事件を起こした遊女の名で、あの人形浄瑠璃「曽根崎心中」の題材となった人物です。

愛し合う二人がたどり着いた場所、そして恋愛成就のパワースポットとして人気を集める「露天神社」。恋人の聖地に指定されており、境内の西側にはお初と徳兵衛を祀った社がありますよ。お初が大きな愛の力を貸してくれそうですね。

顔の輪郭が描かれたユニークなデザインの絵馬は、美人を祈願する絵馬。理想の顔を自由に描いて、憧れの真の美人になれるよう祈願しましょう。ハートの形をした縁結びの絵馬もありますので、どちらもしっかりお願いしておきたいですね。

東梅田の「お初天神通り商店街」の端にあり、オアシス的スポットでもある「露天神社」。春には満開の桜で淡いピンク色に染まります。境内には、地元有志の寄付で制作されたお初と徳兵衛のブロンズ像も佇んでいます。ぜひ立ち寄って、強い愛のパワーを授かりましょう。

大阪の初詣の定番スポットとして有名な「住吉大社」は、地元の人たちに「すみよっさん」と呼ばれ愛される神社。全国約2300社余の住吉神社の総本社でもあり、211年創建、1800年以上の歴史があります。新今宮駅から電車で約7分、鳥居の前には下町の風情を感じさせるチンチン電車「阪堺電釚上町線」が走っていますよ。

境内へと入ると現れるのが、お社へと続く「太鼓橋」。美しいアーチ型をした鮮やかな朱色が眩しい反橋です。橋脚は慶長年間に淀君が奉納したと伝えられ、神様を参拝する前に罪や穢れを祓い清めるとされています。歩くと少し怖いくらいの反り具合ですが、参拝前に心を清めましょう。

敷地内には様々なご利益のある末社があり、恋愛成就には「侍者社（おもとしゃ）」、子宝祈願には「種貸社（たねかししゃ）」、美容には「浅沢社（あさざわしゃ）」を訪れてくださいね。侍者社は朱塗りの美しい社で、御祭神は初代神主の田裳見宿禰 (たもみのすくね) とその姫神の市姫命 (いちひめのみこと)です。市姫命は美人で知られる縁結びの神様で、侍者社は恋愛に関わる強い信仰を集めていますよ。

住吉大社にはさまざまなおみくじやお守り、絵馬、そして土人形などがあります。恋愛成就を願うものも多く、こちらの「おもとみくじ」は、2人の人形を表現した土人形の良縁成就おみくじ。名前を書いて侍者社に奉納してくださいね。

天王寺区にある和宗の寺院「愛染堂 勝鬘院（あいぜんどう しょうまんいん）」は、「愛染さん」の名で親しまれる縁結びの仏様。593年に聖徳太子が施薬院として建設した寺院で、社会福祉施設事業発祥の地と言われている場所でもあります。住宅街にひっそりとある小さめのお寺で、良縁成就を願う女性の参拝客が後を絶たない縁結びスポットです。縁結びの仏様らしい愛を感じる真っ赤な門をくぐって、いざ参拝へ。

良縁成就・夫婦和合の本尊として有名な「愛染明王」が祀らている「金堂」。長い歴史の中で幾度も戦火に見舞われますが、1618年に徳川秀忠公により再建された後は被害を免れています。今では、府の指定文化財になっている歴史を感じる建物です。

また、境内には小説家・川口松太郎氏の代表作『愛染かつら』のモデルとなった縁結びの霊木「愛染かつら」があります。川口氏は昔、お寺の近くに住んでいたんだとか。愛染かつらの前で愛を誓い合えば、幸せな結末が訪れると言われている霊木。忘れずにお参りしたいですね。

合わせて見ていただきたいのが、金堂の裏手に建つ「多宝塔（たほうとう）」。国の重要文化財に指定されている貴重な建物で、金堂と同様に一度焼失しましたが、豊臣秀吉公によって再建されました。屋根の下の蛙股部分には、十二支の彫刻が施されているので探してみてくださいね。

垂仁天皇18年に創祀したと伝えられる「玉造稲荷神社（たまつくりいなりじんじゃ）」は、お稲荷さんの総本山「伏見稲荷神社」よりも古い歴史を持つ由緒ある神社です。周辺に多くの勾玉（まがたま）職人が住んでいたことから”玉造”という名が付いたそう。大阪城近く、三の丸であった場所にあり、大阪城の鎮守神として崇められています。NHK大河ドラマが話題になった「真田丸」の陣地であったことでも有名です。

縁結び・夫婦和合にご利益があると言われる「軻遇突智命(かぐつちのみこと)」が祀られていることから、恋愛成就のパワースポットとして人気があります。向かって左側の狛犬の前にあるのは、子宝祈願の「なで子持勾玉石」。勾玉の形をした石を撫でて祈ると子宝に恵まれるとされていますよ。

縁結び・恋愛成就のパワーを得るなら末社の「胞衣塚（よなづか）大明神」を訪れてみて。豊臣秀頼公と母である淀殿を結ぶ卵膜・胎盤などの胞衣が鎮座されています。様々な「縁」を結ぶものとして「真田紐」で作られた「縁のひも掛け」に願いを記して、結び祈願するとよいそうです。強い愛情で生き抜いた淀殿の、溢れるパワーが伝わってきそうですね。

キツネが頬を寄せ合いハートを描いた、可愛い「恋キツネ」の絵馬もあります。キツネは一生パートナーを変えないと言われ、大切な人との縁をつなぐ象徴とされている動物。自分の名と相手の名を書いて奉納してくださいね。愛らしいキツネ絵馬のパワーで、彼との永遠の愛が叶いそう♡

境内でもう一つ見どころなのが、半分以上が地中に埋まった鳥居です。玉造稲荷神社は、戦国時代の戦火や阪神・淡路大震災の影響で、豊臣秀頼や真田幸村の時代から現存するのはこの鳥居のみ。訪れた際には、ぜひ触れて幸村の強いパワーを感じてみてはいかがでしょうか？

中央区高津の小高い丘の上にある「高津宮」は、浪速の地を皇都と定め大阪隆昌の基を築いた仁徳天皇を主祭神として祀っています。古典落語「高津の富」の舞台としても知られ、境内ではたびたび落語会が開かれますよ。境内へと続く道がいくつもあり、縁切り坂や相合坂など縁結びや恋愛成就のスポットも。表参道は美しい緑が降り注ぎ、気持ちの良い参拝ができそうですね。

高津宮の本殿は第二次大戦で焼失してしまいましたが、戦後に氏子や地域の人たちの崇敬の寄金によって昭和36年に再建されました。庶民の救済に尽力した仁徳天皇だからこそですね。唯一、戦火をまぬがれて残ったのが「神輿庫」。正面の向拝の天井には、瓦で出来た龍がとぐろを巻いた姿が勇ましい景観が見れますよ。

境内へ向かう坂の参道が多数あり、それこそが縁にまつわる名所です。「相合坂」は、南北両方から上る階段を上りきったところで会うことからその名がついたとされます。「縁結び坂」とも呼ばれますよ。男女が頂点で同時に出会うと相性が良いというスポット、恋人との旅行ではぜひ訪れたいですね。

反対に、悪縁を断ち切ってくれる坂として知られているのが「西坂」。昔、三曲り半に道が曲がっていたことから、夫婦や恋人との縁を絶つという意味の「三行半・三下がり半」に由来し、「縁切り坂」という名で広く知られています。次の恋になかなかすすめない人は縁切り坂に参拝するといいかも！

道頓堀の路地裏にあり、水かけ不動さんの名で親しまれる「法善寺」。1637年に宇治から大阪難波に移転され、当時は千日念仏（千日間の精進と修業）が行われていたことから、千日寺とも呼ばれます。現在の地名「千日前」の由来と言われていますよ。本堂は大阪大空襲で焼失し、不動尊だけが奇跡的に残りました。現在では全身を青々とした苔に覆われた不動尊が、さまざまな願い事を手助けしてくれるご利益があると言われています。

路地を進んでいくと突如現る「法善寺」。境内とされる場所は路地の一画で、曲がり角の左右に金毘羅堂と水掛不動尊があります。たくさんの祈願が納められた、金毘羅堂入口の天井を覆う一面の提灯がとても幻想的。心に温かさをくれる提灯の光で、大切な人への想いも膨らみますね。

「水かけ不動さん」の名で親しまれる不動明王。命の源である水をかけることで、さまざまな願いを叶えてくれるとされていますよ。全身を苔で覆われた圧倒的な御姿は、実に神秘的。また、不動明王の前の二人の童子を男女にみたてており、二人にも水を掛けて願うと縁結びが叶うと言われていますよ。美しい緑のみずみずしいパワーがきっと良縁を結んでくれそうです。

法善寺を中心に伸びる法善寺横丁は、言うなれば参道です。大阪難波の中心部ながら静かで趣があり、藤島恒夫の演歌「月の法善寺横丁」にも歌われた風情ある通り。たくさんのお店が建ち並び、知る人ぞ知る名店もたくさんあります。縁結びのお願いをしつつ、大阪名物のお好み焼きや串カツを堪能しちゃいましょ。

多くのお寺が密集する天王寺区の生玉町に、広大な敷地を有する「生國魂神社」があります。地元では「いくたまさん」の名で親しまれていますよ。大きな鳥居をくぐった先に、「生國魂造（いくたまづくり）」という建築様式で建てられた本殿。屋根の上の、千鳥破風・すがり唐破風・千鳥破風の三破風に注目です。また、境内には本堂のほかに11もの末社があり、建築、鍛冶、漁業、芸能などさまざまな神様が祀られています。

数ある末社の中でも、女性守護の神様で縁結びや恋愛成就にご利益があるとされるのが、「鴫野神社」です。鴫野の弁天さんと呼ばれ、淀君の崇敬も篤かったそう。女性の守護神として心願成就、縁結び、縁切りなど幅広いご利益があると有名です。昔は弁天島にありましたが島が買収されたことで、大阪城に縁の深いここ生國魂神社に移されました。

鴫野神社の絵馬は、大きく描かれた心という文字を錠前が貫いたインパクトのあるデザイン。心に鍵をかけるという意味合いの、力強い心願祈願の絵馬です。心をつなぎとめる縁結びの絵馬として人気ですので、良縁への強い決意を書き記してお祈りしてくださいね。

末社が多い生國魂神社ですから、境内の一画にはお社がずらりと並びます。こちらは左から金物の神「鞴神社」、土木建築の神「家造祖神社」、芸能上達の神「浄瑠璃神社」です。神々がおわすお社が並ぶ光景は、祈りの道が幾重にも連なっているような不思議な感覚になりますね。

大阪の寺社仏閣の代表的存在、日本仏法最初の官寺である和宗総本山「四天王寺」。593年に聖徳太子によって建立された歴史あるお寺で、500点あまりもの国宝・重要文化財を所蔵しています。五重塔、金堂、講堂が一直線に並ぶ「四天王寺式伽藍配置」の建築様式が見られ、これらを回廊が取り囲む圧巻の光景は、古の都にタイムスリップしたかのような美しさです。

広大な敷地には石舞台や亀の池、庭園など多彩な見どころがあります。さらに回廊の外側には、20以上ものお堂や社殿が点在して建っています。中でも最も境内入口に近いところに建つ「布袋堂」は、聖徳太子の乳母が祀られており、お乳の出が良くなる、安産、縁結びにご利益があると言われていますよ。ちなみに回廊内は有料ですが、回廊の外は自由に参拝可能です。

四天王寺の良縁祈願の絵馬は、心がぱっと明るくなるピンクのハート型絵馬。2羽のつばめが赤い糸を結んでおり、願い事を書くだけで幸せな気持ちになれそうですね。布袋堂でいただける御乳守（みむねまもり）は、ハートの形をしたパッドでブラジャーの中に入れて肌見離さず使うユニークなお守り。お乳に関する願い事に効くとされ、高い人気がありますよ。

四天王寺では、四季を通じてさまざまな祭事が行われており、縁日や蚤の市のような行事も盛んです。訪れる時はぜひ開催中の行事もチェックしてくださいね。中でもお盆の時期に行われる「万灯供養」は、境内中が約1万本のローソクの火でゆらめく幽玄な祭事。その神秘的な光景は、一生忘れられないような感動の思い出になりますよ。

大阪市内にある恋愛成就・縁結びのパワースポットは、歴史あるところからちょっとユニークなところまでさまざま。これまでたくさんの女性が、同じように悩み同じように強く祈ったのだと思うと、先輩女子からも温かいパワーをもらえそうな気がしますよね。素敵な縁に巡り合えるパワーを授かるかも♪大阪の縁結び旅へ、早速出かけましょう！