地元民がおすすめ！美味しい漁師めしを函館で味わうならここ！5選

函館は北海道でも一番南のエリアにあり、海鮮がおいしい街として有名ですよね、そんな地元で活躍する漁師さんたちが、船の上などで食べるご飯のことを「漁師めし」といいます。新鮮な海鮮を豪快に調理する、極めてシンプルなものが多く、獲れたての食材をそのままご飯にかけたり、刺身にして頂きます。

そんな漁師めしを食べたくなった時に、それぞれの漁港に行くのは大変ですよね。駅前地区や五稜郭には漁師めしをいただけるお店があるのでご心配なく♪さっそくおすすめのお店を紹介していきます！

北海道で有名な魚といえば回遊魚のほっけですが、、中には回遊しないでゆったりと過ごすため脂がたっぷりと乗った、ほっけの王様「根ぼっけ」がいます。昔は市場ではほとんど出回ることがなく、地元の漁師でも刺身で食べることはほとんどなかったそうです。そんな珍味、根ぼっけをいただくことができるのが、函館駅から徒歩7分ほどの場所にあるその名も「根ぼっけ」。

ただでさえ珍しい根ぼっけですが、さらに道南のほんの一部の漁師さんは、そのほっけをなんとお刺身を食べていました！このお刺身はとても管理が難しく、また鮮度が落ちやすいので、刺身で食べられることはほとんどないそうです。しかし、このお店では丁寧な仕事と独自の調理法で、ついにそれを実現！甘くてトロッとしたその味をぜひどうぞ！

北海道の南部の漁村では、ミンククジラのお刺身も良く食べられます。こちらのお店では、生姜とたっぷりのネギを添えていただきます。お味は、意外とマグロに似ていてますよ。他にもその時漁港から届いたばかりの旬の海鮮を提供してくれます。

ミルキーなあん肝や、ゼラチン質の旨味がたっぷり味わえるあんこう鍋も、地元漁師さんたちが好んで食べる海の料理の一つ。函館のあんこうは、北の海で揉まれて特に肝の旨味が強いと、築地の仲買人たちからも評判なんですよ♪

函館ならでは！イカの踊り刺しや活ダコなどの新鮮すぎる海鮮をいただけるお店が「海のがき大将 大門店」。函館駅から徒歩5分ほどの場所にあります。毎日漁港から届く「やん衆（海で働く男たち）料理」を味わい尽くしましょう！

透き通る甘い身はもちろんですが、その他にも味わっておきたいのが、イカゴロ（肝）。コクがあるその味わいは、是非、しょうやわさびとともに、日本酒で楽しんで下さいね！

そして、忘れてはならないのが、北海道の代表的味覚の一つ、マダラの白子です。「ちょっと見た目が苦手！」という人もいるかもしれませんが、だまされたと思って是非食べて見て下さい！クリームチーズのようにトロトロで美味しいですよ。これをポン酢ともみじおろしで食べるのが北海道流♪ 鮮度が落ちやすいので、昔は漁師さんしか食べられなかった食べ物の一つです。

外せない人気メニューが「旬鮮お刺身盛り合わせ」。お刺身の中身は、その時々によって少しづつ違いますが、新鮮な海の幸を豪華にそしてリーズナブルにいただくことができます。活イカは鮮度を最大限に引き出す「漁師切り」というスタイルで。踊っている様を見ることができますよ♪

函館の朝市といえば、なんといっても「きくよ食堂」！刺身や丼もの、炭火焼きなどで、市場に来る漁師さんや仕入れ業者さんたちの朝ご飯スポットとして、昭和31年の創業以来、ずっと愛されて来ました。TV取材も多く、最近では函館を訪れる観光客にも大人気！長年函館で愛されてきた漁師めしを堪能できます！緑ののれんに黄色の文字が目印。函館駅から朝市の中通りを歩いて3分ほどで着きます。

一番人気は、特性醤油ダレで漬けたイクラ、北海道の無添加塩水の生ウニ、そして噴火湾のホタテを豪快に載せた「元祖函館巴丼」。もちろん素材は漁港直結の朝市より仕入れているので、新鮮そのものです♪贅沢なその味をぜひ確かめてみて！

ホタテの子と昆布巻きは、道南ではとても良く食べる、オヤツみたいなものです。ホタテの子はつぶつぶはほとんどなく、かまぼこのようなふわりとした食感で、これを醤油ベースで煮付けて食べるのが一般的。

そして、函館の漁師メシの代表といえば、水揚げされたばかりの透明なイカをそうめんのように細く切った「イカそーめん」！これがなくちゃ函館でないというくらい、メジャーです。お昼はこれにご飯、夜はビールとあわせると最高ですよ。わさびではなくしょうがで頂くのが定番。北海道の限定のサッポロクラシックを飲んで北海道上陸をかみしめつつ、60年以上続く「きくよ食堂」の伝統の味を頂きまくりましょう♡

その名の通り、イカにこだわった居酒屋「勇旬 いか太郎」。店内にある生簀には常に新鮮なイカが泳いでおり、身だけではなく、ゲソ、キモ、耳など、お好みの調理方法で仕上げてくれます。漁の好不調に左右されやすいイカですが、このお店は絶え間ない努力で、いつもきちんと美味しい函館のイカや、その他の新鮮な海産物を楽しむことができます。地元サラリーマンにも大人気のお店です！函館駅から歩いてすぐというのもおすすめポイント。

見て下さい！この透き通るような鮮度抜群の活ヤリイカ刺しを！イカの鮮度を損なわない切り方をしています。お酒は、是非北海道の辛口代表、旭川の男山を合わせるのがおすすめです。

ウニは殻を開けて見ないと身の入り方がわからないので、なかなかこうした殻付きでは出されないですが、こちらのはとてもボリューミー♡北海道や海外の港で、何度も殻付きウニを買って調理した私でも、この画像のようにボリューミーなものはなかなかお目にかかりません！

豪快に乗られた身が圧巻！「鮭の親子丼」。鮭も以前は衛生上の問題から、飲食店ではルイベといって、一度凍らせたもの以外は生で食べることができませんでした。現在は安心して美味しい生の鮭をいただくことができるので、安心してくださいね♪ちょっとだけ醤油を垂らして頂きましょう。

「大門」という名前を聞いたことがありますか？函館駅と松風町の間にある、飲食店のストリートです。最近はバルやラーメン屋さんも増えて、観光客にも人気。その大門の中でもひときわ人気があるのが、ここです。このお店では自前で船を持っていて、直接新鮮な魚介類を持って来ているそう。また、キップの良いおかみさんの接客にも人気がありますよ！市電の函館駅前からでも、松風町からでも歩いて5分ほどで到着です。

贈答品として知られているサケの山漬けは、北海道の漁師めしのひとつです。山盛りのサケを塩で漬けると、その重みで水気が抜けて旨味が凝縮され腐りにくいので、昔から漁師が長い間漁に出かける時の保存食として重宝されてきました。こちらでは、オリジナルの味付けで、塩辛さもほどほどの食べやすい味にアレンジしています！

イカの一夜干しも、道南から津軽にかけてよく食べられているものです。関東の飲食店でもよく見かけますよね。旨味が凝縮されたイカのその味は、日本酒がどんどん進んでしまうほどよく合います♪一味をたっぷりまぶしたマヨネーズに醤油をかけたものが、定番のソース。これを豪快に付けて頂きましょう♪

関東ではお正月の定番料理で、北海道の郷土料理「松前漬け」。昆布とイカと数の子を醤油とお酒ベースで漬け込んだもので、道南の漁師たちは、この松前漬けやイカの沖漬け（醤油ベースのタレの中にイカを放り込んだもの）で、丼メシを何杯も食べるんだそう。プチプチとした数の子の食感と、オリジナルのタレがたまらなく美味しい一品です♪

北海道新幹線も開業し、LCC各社も空港に就航し始めている函館。技術の進歩もあって、今までなかなか出会えなかった漁師メシにも出会いやすくなりました。北海道の中でも今、もっとも注目されている函館・道南エリアで、食欲の秋を満喫しましょう！