2017年10月22日
美しくて神秘的なだけじゃない!北海道でアイヌ文化に触れられる施設6選
北海道の先住民族「アイヌ」。アイヌ語の地名や言葉が今も使われ、自然を神々として崇め、共生してきたその文化に注目が集まっています。北海道各地にあるアイヌ文化を紹介する博物館や資料館、実際にアイヌの人々が暮らすコタン(村)を訪れて、アイヌ文化にもっと深く触れてみませんか?素朴なアイヌの伝統的なグルメやかわいい民芸品、奥深い民俗舞踊など今にも生きつづけるアイヌ文化に出会うことができますよ♪
皆さんはアイヌ民族を知っていますか?12~13世紀頃から北海道で暮らしを営んできた人々のことで、独自の伝統や文化を紡いできました。自然や野生動物に「カムイ」と呼ばれる神々が宿り、自然の恵みを受けて生活してきました。今、その精神性や文化が再度注目されているんです。
北海道各地の地名やおもてなしの言葉「イランカラプテ」などアイヌ語も日々の生活に浸透してきているんですよ。そんな奥深いアイヌ文化を知るのにぴったりな施設をご紹介します。
まずおすすめしたいのが白老(しらおい)町にある「アイヌ民族博物館しらおいポロトコタン」。入口にある大きな彫刻はコタンコロクル(村の長)の像。来場者の幸せを祈っているんですよ。
アイヌ民族博物館しらおいポロトコタン
閉業や休業等の理由により施設情報が存在しないか、一時的な障害で施設情報が取得できませんでした。
「アイヌ民族博物館しらおいポロトコタン」の中にあるカフェ「カフェリムセ」ではアイヌ料理を食べることもできるんです。素朴でも素材の持ち味を活かした滋味深い味わいです。ぜひ食べてみて下さい。
カフェリムセの詳細情報
カフェリムセ
白老 / 郷土料理
- 住所
- 北海道白老郡白老町若草町2-3-4 アイヌ民族博物館
- 営業時間
- [月] 08:45 - 17:00 [火] 08:45 - 17:00 [水] 08:45 - 17:00 [木] 08:45 - 17:00 [金] 08:45 - 17:00 [土] 08:45 - 17:00 [日] 08:45 - 17:00 ■ 営業時間 アイヌ民族博物館しらおいポロトコタンの開園時間です。 ■ 定休日 12月29日~1月5日
- 平均予算
- ~¥999
アイヌの歴史も北海道の歴史も学ぶことができるのが「北海道博物館」。2015年に北海道開拓記念館からリニューアルオープンし、展示内容もぐっと興味深くなりました。
北海道博物館の詳細情報
北海道博物館
- 住所
- 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
- アクセス
- JR・地下鉄新札幌駅下車、バスターミナル・のりば10(北レーン) ジェイ・アール北海道バス新22「開拓の村行き」に乗車し、約15分「北海道博物館」で下車。
- 営業時間
- [5〜9月] 9:30〜17:00 [10〜4月] 9:30〜16:30 ※入館は閉館の30分前まで
- 定休日
- 毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は直後の平日)、年末年始(12月29日〜1月3日) ※臨時休館する場合もあり
阿寒湖アイヌコタンは阿寒湖畔にあるアイヌの村。36戸に約120人のアイヌの方々が住んでいるんです。村のなかはまるで別の国。アイヌ文化をまるごと体験できちゃいますよ!
阿寒湖アイヌコタンの詳細情報
阿寒湖アイヌコタン
- 住所
- 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉
- アクセス
- 釧路駅 バス 130分 阿寒湖バスセンター 徒歩 15分 釧路空港 バス 70分 阿寒湖バスセンター 徒歩 15分
- 営業時間
- 10:00〜22:00
- 定休日
- 無休
阿寒湖アイヌシアター イコロの詳細情報
アイヌの人々が多く住んでいると言われる日高地方。そのなかでも注目されているのが平取町の二風谷(にぶたに)という集落。まわりの山や森にはアイヌ語の地名がついていたり、伝統的な行事が続いていたりするんですよ。その中心となっているのが「二風谷アイヌ文化博物館」。
二風谷アイヌ文化博物館の詳細情報
二風谷アイヌ文化博物館
- 住所
- 北海道沙流郡平取町二風谷61
- アクセス
- 富川駅 バス 35分
- 営業時間
- 2021年4月16日〜2021年11月15日 09:00〜16:30
- 定休日
- 2020年12月16日〜2020年1月15日 (月) 09:00〜16:30 11月16日〜4月15日 冬季間 毎週月曜 休館
- 料金
- 大人 400円 ※20名以上の団体については50円割引 子供 150円 ※20名以上の団体については50円割引
個人でこれだけのものが集められるの?!と驚いてしまう「萱野茂二風谷アイヌ資料館」。自らもアイヌの血をひく萱野茂(かやのしげる)さんが一人で40年かけてこつこつと集め続けた貴重なアイヌの民具を展示しています。
集め始めた頃は誰も見向きもしなかったものも多かったとか。今では貴重な資料の宝庫。文化庁から重要有形民俗文化財に指定されているものもあるんですよ。
インカラマッさんも着用のタマサイ。萱野茂記念館の展示より。普段使いするにはかなりボリューミーだけど配色がなんとも素敵。東京国立博物館にも展示ありました(常設ではなかった) pic.twitter.com/cZ8Lp4qrxp
— 熊毛の女王 北海道満喫しました (@kumaq313) 2017年4月27日
「二風谷アイヌ文化博物館」のもとになったのも実は萱野茂さんのコレクション。「二風谷アイヌ文化博物館」は向かいにあるので一緒に訪れるのがおすすめです。
萱野茂二風谷アイヌ資料館の詳細情報
札幌市街から定山渓温泉へ行く途中にある「札幌市アイヌ文化交流センター」。サッポロピリカコタンの愛称で知られています。「札幌市アイヌ文化交流センター」の展示の特徴は触れられること。民俗衣装の肌触り、道具の重さ、実際に手に持ってみることで分かること、感じることってあるんですよね。自由に触れてアイヌ文化を体感してみてくださいね。
アイヌの音楽や踊り、子どもの遊びを体験できるイベントも多数開催。ホームページで予定をチェックしてからお出かけください!
札幌市アイヌ文化交流センターの詳細情報
アイヌ文化は今も受け継がれている北海道の素敵な文化の1つ。ご紹介した施設を訪れて、その世界に触れてみませんか?