城下町・松本を散策！大人の街歩きにおすすめの1日観光プラン

出典：Yoshd さんの投稿

松本は、国宝松本城を中心として広がる旧城下町です。金沢市と同じく戦災を免れた城下町で、歴史的な建造物などが数多く残る、長い歴史と伝統を感じさせる落ち着きのある街です。遠くに北アルプスをのぞむ「岳都」でもあります。

出典：ysanさんの投稿

東京からなら、新宿駅からJR特急あずさ号に乗るのがおすすめ。始発は7時ちょうど発の「スーパーあずさ1号」で、松本駅に9時39分に着きます。東京駅からだと北陸新幹線で長野まで行き、JR篠ノ井線に乗り換えます。

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松本観光の足は、周遊バス「タウンスニーカー」と徒歩の組み合わせがおすすめ。写真は、美術家・草間彌生さんが手がけた世界でたった一台の周遊バス「クサマバス《水玉乱舞》号」です。無料レンタサイクルも充実しているので、気候のいい時期なら選択肢に加えてみては。

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12～3月なら周遊バス・北コースの始発は10時ちょうど。これに乗って約17分で到着するのが「旧開智学校」。松本の観光は、日本最古の小学校のひとつであるここからスタートしましょう♪

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文明開化時の小学校建築を代表する建物として有名です。洋風の建物の立派さもさることながら、細部の意匠が美しく、見飽きることがありません。高価な舶来品の色ガラスが2500枚も使われ、「ギヤマン学校」という愛称で呼ばれたとか。

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内部は、このように古い雰囲気をしっかり残しています。小さな木の机といすがかわいらしいですね。当時の教科書なども展示されていて、タイムスリップ気分を味わえます。

出典：鬼威惨さんの投稿

旧開智学校から徒歩10分ほどで松本城に着きます。レンタサイクルを使いたい方は、旧開智学校の「すいすいタウン設置場所」で借りましょう。松本城の周囲は松本城公園として整備されていて、年間を通して大小さまざまなイベントが開催されています。お出かけ前にぜひチェックを♪

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1504年に築城され、国宝に指定されている松本城。天守が現存する城は12しかなく、うち五重の天守は松本城と姫路城だけです。天守は中を見学することができ、さまざまな工夫がなされている城の構造が見てとれます。五重ですが実際は6階建てで各層で違う表情を見せてくれます。がんばって最上階まで上がれば……。

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ご覧の通り、天守閣からは気持ちの良い眺めが堪能できます。松本市街を一望でき、方角によっては北アルプスの山並みが見えるのは松本ならではですね。

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松本城を見学して松本城公園を散策したら、そろそろお腹の空くころです。ランチタイムにしましょう。

出典：旅浪漫さんの投稿

海なし県の長野県は、川魚を食べる文化があります。そこでおすすめなのがズバリ「うなぎ」。中でもおすすめなのが、こちらの「うなぎのまつか」で、松本城からは徒歩で約17分ほどです。

出典：よっしー♫さんの投稿

こちらのうなぎはご覧の通り身が厚くて大きいのが特徴。しっかり焼きこんであるので、とても香ばしいです。三河などの国産のうなぎを仕入れ、松本の名水である「源智の井戸」の湧水で泳がせて臭みを抜いているとか。

出典：PakuPakuマシーンさんの投稿

昼のみの営業ですぐ売り切れになるので、早めの訪問がおすすめ。持ち帰りならば夕方までやっているので、予約して夕方にピックアップして、帰りの電車で食べるのもアリですね。

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うなぎを堪能したら、お次は松本市美術館へ行きましょう。「うなぎのまつか」からは徒歩約10分。食後の腹ごなしにちょうどよい距離です。松本市美術館は2002年に開館し、鑑賞だけでなく、表現、学習、交流にも力を入れた地域に根差す美術館として愛されています。

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前庭にいきなりド派手なオブジェが！ここ松本は美術家・草間彌生さんの故郷であり、その草間さんの作品が出迎えてくれるのです。常設展示室ではその他の草間さんの作品も鑑賞できます。時期によってさまざまな企画展が充実していますので、事前にチェックしておくとよいでしょう。

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美術館といえばミュージアムショップ！個性豊かでおしゃれなグッズが並んでいるので要チェックです。また、敷地内の庭でゆったり過ごすこともでき、いろんな時間の使い方ができます。

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美術館でアートの世界にじっくり浸った後は、お茶でひと息入れましょう。松本市美術館から徒歩約10分の中町通りまで移動します。こちらは、昔ながらの商家の街並みが残る通りです。

出典：旅浪漫さんの投稿

その中町通りの裏手にあるのが「珈琲　まるも」。昭和31年創業のまるも旅館に併設された喫茶店です。

出典：ひろA4さんの投稿

店内は民芸家具が並び、クラシック音楽が流れ、重厚で落ち着いた空間です。とはいえ、地元の常連さんが新聞を読んだり、おしゃべりをしていたりとリラックスした雰囲気なので、観光で来た一見さんもすっとなじむことができます。

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人気があるのはモンブランセット。今風のカフェとは一線を画す、オーセンティックなメニューです。

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お茶でリフレッシュしたら、中町通りから街歩きを再開します。ここからは目的地を目指すというよりは、ぶらぶら街を歩く楽しみを味わいましょう。

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実は、松本は“水の都”でもあるのです。市内のあちこちに水が湧いていて、汲めるようになっています。中町通りにもご覧のような湧水スポットが。

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古い商家の街並みに往時をしのぶことができます。履物、漆器、民芸家具などの老舗と呼ばれる店だけでなく、雑貨や器、お洋服を販売するお店、カフェなども並びます。

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中町通りから橋を渡ってしばらく行くと、縄手通りにぶつかります。歩行者専用なのでのんびり歩けます。レストラン、カフェ、古美術、ベーカリーなどのお店が並んでいます。通りに平行して流れる女鳥羽川の川岸にも降りられるようになっています。

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いつのころからか縄手通りはカエルがシンボルになり、こんな神社まであります。カエル好きが喜びそうなグッズを販売するお店も。「カエル」と「無事帰る」をかけて、旅行の無事を祈願してみては？

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松本城側の入り口には、こんな巨大でインパクトがあるカエルの像が。夕方になると日中の賑わいが落ち着いて、のんびり散策できるでしょう。

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縄手通り沿いにある「四柱神社」は、パワースポットとして有名です。町中にあるので人通りはそこそこあるものの、静かな時間を過ごすことができます。観光客、地元の方双方に愛される神社です。

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4つの神様を祀っているので、すべての願い事が叶うと言われています。特に、恋愛成就によいとか。ぜひ叶えてほしい願い事を心を込めて祈願しましょう！

出典：akiiさんの投稿

信州といえば蕎麦。数ある蕎麦専門店のなかで、イチ押しはこちら「蕎麦倶楽部　佐々木」です。四柱神社からは徒歩約3分と近いです。昼も夜も、時間によっては行列必至の人気店なので開店時間を狙って行きましょう。夜の営業時間や曜日は限られているので事前にチェックを。

出典：NOZさんの投稿

店内はモダンでありながら、木をふんだんに使った落ち着く空間になっています。器から店の設えまで県内の作家のものを多く扱っている、郷土愛あふれるお店でもあります。

出典：fukumenさんの投稿

まずはお酒とおつまみで、蕎麦屋らしい楽しみ方を♪メニューにはいかにもお酒に合いそうなおつまみがぎっしり書かれてあり、お酒も日本酒、スコッチ、ワイン、泡盛などかなり充実しています。

出典：ミネラルＲさんの投稿

こちらのお店は長野県内でも数少ない信州産の蕎麦を使っているのが特徴で、「信州そば切りの会」の認定を受けています。初めてならば、シンプルなもりそばをおすすめします。最初の一口は塩だけつけて食べてみてください。蕎麦の香りと甘さに驚くことでしょう。

出典：みにくっぱさんの投稿

お蕎麦をゆっくり味わったら、松本駅へ向かいましょう。「蕎麦倶楽部　佐々木」から駅までは、徒歩約17分です。

出典：ｷﾝｸﾞ・ﾄﾞﾘﾁｿさんの投稿

駅構内にもお土産屋さんはありますが、駅ビル「MIDORI松本」内には、松本土産・信州土産がコンパクトにまとまった「NEW DAYS松本銘品館」、地場産の農畜産物を中心とした「信州アルプス市場」をはじめ、信州そばの専門店、漬物専門店などが入っているので、こちらで買うのがおすすめ。お土産を買ったら、電車に乗って帰路につきましょう。

出典：chris3095さんの投稿

松本の一日観光プラン、いかがでしたでしょうか。長い歴史が積み重なって醸される落ち着きと、年間を通してさまざまなイベントが開催される活気の両方を味わえる街です。気になるイベントを狙うもよし、気候のいい時期を狙うもよし、松本の魅力を見つけにお出かけください♪