2017年12月31日
浅草界隈を散策♪日本の歴史を感じられる定番スポット巡りをしませんか?
日本一と行っても過言ではないほど人気の観光スポットで、今なお江戸の粋を感じられる街「浅草」。寺社仏閣に古い町並みなど、昔ながらの雰囲気がたっぷり♪そんな浅草を、和の心を感じながらゆったりと訪れてみませんか?浅草でぜひ訪れたいスポット6選を紹介します。
国内外から年間約3,000万人もの参拝者が訪れる屈指の観光地であり、下町の代表ともいえる浅草。豪華な造りが印象的な寺社仏閣や歴史的建造物が立ち並びます。また、今なお江戸情緒を感じられる街並みや、おみやげ店や甘味処などが軒を連ねている仲見世通りなど、見どころいっぱいです。さぁ、江戸の風情を感じながらお散歩していきましょう。
東京メトロ浅草駅1番出口から徒歩約5分。華やかな朱塗りの門と、巨大な提灯がひときわ目をひく浅草のシンボル「雷門(かみなりもん)」です。正式名称は「風雷神門(ふうらいじんもん)」。待ち合わせや記念撮影の定番スポットにもなっています。945(天慶5)年に平公雅(たいらのきんまさ)が祈願成就のお礼として作られたもので、正面右側に風神、左側には雷神が奉安されています。
大提灯の高さは3.9メートル、幅3.3メートル、重さはなんと700キロもあるそうです。意外に知られていませんが、大提灯の底には龍の彫刻があります。浅草寺の秘仏・観音像が発見された時に、金の龍があらわれたという逸話があります。また、浅草寺の山号は「金龍山」なんだそう。
雷門のシンボルともいえるのが、この大提灯。下の部分を見てみると、「松下電器(現パナソニック)」の文字が。実はこれは松下電器の社長から寄進されたものなんだそう。
幕末の慶応元年(1865)、浅草田原町からの失火により雷門まで延焼してしまう。
この慶応の焼失より実に95年間も雷門は再建されなかった。現在の門は、昭和35年(1960)に松下電器産業(現パナソニック)社長・松下幸之助氏の寄進により、再建された。当時、松下氏は関節痛を患っていたが、それを聞いた当山中興第24世清水谷恭順貫首がご本尊に祈願したところ快復し、その御礼の意を込めて松下氏個人で寄進されたものである。
台風などの悪天候のときや、三社祭の時には大提灯が畳まれることもあります。三社祭の時に畳まれるのは、ずばり御神輿が通れないから!畳まれた姿は貴重なので、見ることができたら逆に嬉しいかも?
門をくぐって振り返ってみると、そこにも像が奉安されています。向かって左側が「天龍」で男性の姿をしており、右側が女性の姿をした「金龍」です。水をつかさどる龍神様で、正面の風神・雷神像と対象となるように奉安されています。ちなみに大提灯の裏側には正式名称の「風雷神門」の文字が。
雷門 (風雷神門)の詳細情報
雷門から浅草寺へと続く約250メートルの参道に、さまざまな商店が広がっているのが「仲見世通り」です。お土産物屋や飲食店など、約89件が軒を連ねているんですよ。できたてのおまんじゅうやお煎餅などを販売しているお店もあるので、あれこれ買って楽しむのにおすすめです。浅草らしい和柄の小物やグッズや海苔・佃煮のお店など、ジャンルも種類も豊富です。じっくり見ながら歩いてみませんか?
※2017年現在、仲見世通りは食べ歩き禁止です。イートインスペースなどを設けているお店があるので、そちらでいただきましょう。
仲見世通りの歴史は古く、日本で最も古い商店街のひとつに数えられています。統一された軒と看板、四季折々の装飾に白い石畳など、他に類をみない美しさが魅力です。季節を問わずいつも多くの人で賑わいを見せています。
なかなか見ることはできませんが、仲見世通りのお店のシャッターには美しい絵が描かれています。三社祭や隅田川の花火、ほおずき市などの年中行事や歴史にちなんだもので、1989(平成元)年に画家の平山郁夫氏の協力を得て完成されたものです。
早朝や閉店後(18時頃)のシャッターが閉まった状態もぜひ見ておきたいですね。
仲見世通りの詳細情報
雷門からまっすぐ仲見世通りを進んだ先に、浅草寺(せんそうじ)があります。都内最古のお寺で地元の人々の間では「浅草観音(あさくさかんのん)」の名で親しまれています。628年創建で山号は「金龍山」、ご本尊は聖観世音菩薩像(しょうかんぜおんぼさつぞう)。観光地としても人気ですが、毎年の初詣では全国トップ10に入るほどの参拝客でにぎわうお寺です。
ブログ更新しました。『東京歩き その10 浅草ほおずき市』ネコと居る西宮生活|https://t.co/Pm5CKhHwow pic.twitter.com/9JmRCYzBBJ
— 雫花 (@suomagi) 2017年7月24日
観音様の縁日として、毎年7月9日、10日は「四万六千日(しまんろくせんにち)」があります。この日にお参りをすると4万6000日(126年間)も参拝したのと同じご利益を得られるとされています。「四万六千日」の縁日にちなんで、「ほおずき市」が開催されます。
浅草寺 金龍の舞 : The Golden Dragon Dance of Sensoji-temple in Asakusa, Tokyo - YouTube
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浅草寺は龍神が守護する「龍神の寺」です。その金龍にちなんで、毎年3月18日・10月18日・11月3日には「金龍の舞」が行われます。金龍の頭に触れた人は金運アップの御利益があるとか。
本殿前の常香炉(じょうこうろ)の煙を体の悪いところにあびると、ご利益があるとされています。本堂にてお参りした後に、天井を見上げてみてください!天井には龍と天女が描かれていますよ。また、おみくじを引くのも忘れずに!浅草寺のおみくじは凶が多いというウワサも…。
浅草寺の詳細情報
三社祭でも有名な「浅草神社(あさくさじんしゃ)」。親しみを込めて三社さまと呼ばれる神社です。浅草寺と同じ敷地内にあり、三社祭の神様が祀られています。毎年5月中旬頃に行われる三社祭での、三基の神輿が街中を練り歩く様子は圧巻です。三社祭の正式名称は、「浅草神社例大祭」といいます。
徳川家光により再建、社殿は重要文化財に指定されています。権現造りの落ち着いた佇まいで、浅草寺とはまた違った魅力です。いたるところに施されている繊細な彫刻に江戸の匠の技を見ることができ、目を奪われます。
いくつか御守りがありますが、インパクトのある黒地に「大丈夫」と書かれたこの御守り。「三社様のお力により、あらゆる悩みや心配事がなくなり心安らかに過ごせますように。」との言葉が心にしみますね。
#浅草神社 #徳川家光#徳川ゆかりの地
— jeank1 (@russell0008) 2017年10月31日
現在の社殿は徳川家光公によって再建されたもの。
修復により、鮮やかな色彩を取り戻しています。 pic.twitter.com/UhcNbf1gG7
浅草神社(三社さま)の詳細情報
伝法院の庭は国指定の名勝で、浅草寺本堂の右側に約1万平方メートルもの広大な敷地が広がります。池の周囲に小路がめぐる回遊式庭園で、四季折々の景観を楽しめる閑静な趣のある庭園です。普段は一般公開されていませんが、毎年3月中旬から5月頃にかけて有料で一般公開しています。
伝法院前の通りは伝法院通りと呼ばれています。情緒ある街並みが続き、火の見やぐらや鼠小僧のオブジェなど、江戸時代にタイムスリップしてしまったかのよう!約200メートルの通りには、飲食店やお土産物店、職人の匠の技が光る服飾小物のお店などが並び、どこも江戸情緒を感じられるお店ばかりです。
夕暮れの伝法院通りも趣があります。早くに店を閉めてしまうところが多いですが、シャッターの美しい絵とライトアップで、昼間とは違う表情が見られて、大人の浅草といった風情ですね。
伝法院の詳細情報
縁結びの社として名高い「今戸神社(いまどじんじゃ)」に行ってみませんか?台東区が運営しているコミュニティーバス「めぐりん」に乗って行くと便利です。浅草駅から「北めぐりん」に乗って「リバーサイドスポーツセンター」下車、徒歩1分。本殿では夫婦の招き猫が出迎えてくれます。境内のいたるところに猫の置物が置かれていて、猫好きさんも楽しめるおすすめスポットです。
江戸時代に初めて招き猫が作られるようになった今戸地区にあることから、招き猫がたくさん祀られていて、招き猫が良縁を招いてくれるとされています。なんと御守りも絵馬も猫なんですよ。丸い絵馬は“縁”を表してるのだとか。さらにおみくじも猫です。ひいたお財布に入れておくと福を招いてくれると言われています。
今戸神社は、新撰組の「沖田総司」の終焉の地としても知られていて、歴史ファンにも思い入れの深い神社になっています。
#今戸神社
— saya (@saya382) 2017年11月19日
白猫のナミちゃん。らしい。
このコに出逢えるとラッキーらしいヾ(*´∀`*)ノ
なので再びtweet*。٩(ˊᗜˋ*)و*。 pic.twitter.com/wtiNdVodv9
今戸神社の詳細情報
出会うもの見るものに歴史を感じられ、その魅力に何度も足を運びたくなる街・浅草。都内にいながらにしてタイムスリップしたかのような日本に出会えますよ。気軽にお江戸散策に行ってみませんか?