煮つけだけじゃない！沖縄名物グルメ『てびち』の旨さを堪能できるおすすめ店15選

沖縄のご当地グルメ『てびち』は、「ゴーヤちゃんぷるー」や「サーターアンダギー」などと並ぶ定番中の定番。日本全国に知名度が広がる中、“てびち”って何?という人もいるでしょう。『てびち』とはそもそも豚足（とんそく）を煮込んだ「煮付け」のこと。その他には「おでん」の具材として、汁物では「てびち汁」、沖縄そばにてびちをトッピングした「てびちそば」など、煮込む調理方法が一般的。

最近では、カラッと揚げた「揚げてびち（てびちの唐揚げ）」や、こんがりローストした「焼きてびち」など、煮込む以外の調理方法もポピュラーです。また、コラーゲンをたっぷり取ることができるので、美容効果に期待できると女性にも大人気。そんな豚足を使った料理をさまざまな切り口で、エリアごとにご紹介します。

沖縄の繁華街“国際通り”にある『名護そば　まきし食堂』。沖縄そばをはじめ、ステーキや沖縄の家庭料理などの定食メニューがズラリと並ぶ食堂です。値段もリーズナブル、さらにボリュームがあるので、観光客だけでなく地元民にも大人気。朝早くから夜遅くまで通しで営業しているので、いつでも気軽に入店できるお店です。オシャレな緑をモチーフとした店内は、居心地バツグン。

ここでおすすめは、ご飯とみそ汁が付いた「煮付け」。てびち、お揚げ、三枚肉、昆布、ダイコン、ニンジン、コンニャク、さつま揚げなど具だくさんなのが◎。味がしみこんだてびちは、おかずにはもちろん、お酒のお供にぴったり。

『高良食堂』は、量が多いかつ安いことでも知られる地元民でいつも賑わう食堂です。てびちがゴロゴロ入った「てびち煮付け」には、島豆腐やジャガイモ、ニンジン、ダイコンなど盛りだくさん。カットサイズが大きいのに中までしっかり味がしみているから不思議。どれも優しい味わいに懐かしさを感じそう。

『琉球茶房あしびうなぁ』は、沖縄レトロ感たっぷりの古民家風なたたずまいで人気のお店です。庭園を見ながらゆっくりと食事ができる素敵なロケーション。

暑い夏でも「おでん」を食べる習慣がある沖縄では、おでん専門店が至るところにあります。中でも、夜は飲み屋街としてにぎわう栄町市場にある『おでん東大』は、行列必至の有名店。厨房には山のようにてびちが！見ているだけでお腹がいっぱいになりそう。

『おふくろ』は、とにかくおでんで酒が飲みたい人に◎。飲み放題・食べ放題の格安サービスが人気のお店です（飲み放題は上限があります）。外が暗くなる頃には店内はほぼ満席。相席も覚悟で訪れて。

『琉球酒場　てびち屋本舗』は、その名の通りてびち専門店。他店では、あまりみかけられない様々な料理が楽しめます。「てびち刺」や「てびちユッケ」などの珍メニューもあるので、ぜひお試しを。

『てぃーだんぶい』は、美しくアレンジされた創作料理を提供してくれる、オシャレなお店です。見てうっとり、食べて美味しいと評判が高いもの。とくに、カウンター席は女性に人気。

この店で食べるなら「揚げてびち和風ソース」が、おすすめ。見た目も食欲をそそりますが、口に入れれば香ばしさとトロットロの深い味わいに舌鼓を。

『石嶺食堂』の名物は、何といっても「焼きてびち」。夜は単品でオーダーし、お酒のお供にするのもありですが、ランチなら「焼きてびち定食」がおすすめ。沖縄の惣菜が数種、刺身、天ぷらなどがついた定食なので、コスパ良し！テリヤキ風ソースが絡むジューシーな焼きてびちをお目当てに、わざわざ遠くから訪れる人も少なくないとか。

国際通りの裏手にある『味まかせ けん家』は、てびちが有名な沖縄郷土料理のお店。この店で3大てびち料理と言われているのが「煮込み」「焼き」のほか、注目したいレアなメニューが「カレー」です。和風出汁がベースのカレーで煮込んだもの。創業以来継ぎ足しされたお店の家宝な存在のカレー出汁と、てびちとのコラボをぜひ味わって。

『うるかそば』は、沖縄そばの中でも宮古そばを提供してくれるお店です。せっかくなら“てびち、ソーキ、軟骨、三枚肉”がガッツリとトッピングされた「スペシャルそば」をオーダーしてみて。食感がたまらない平麺とコクがあるスープとの相性も抜群です。

てびちがトッピングされた沖縄そばで忘れてはいけないのが『南部そば』です。お昼時には観光客だけでなく、地元の人たちが絶え間なく訪れる人気店。看板メニューは、もちろん大きなてびちがトッピングされた「南部そば（てびちそば）」。モチモチ自家製麺と優しいカツオ出汁のスープも人気の理由です。

『たかみ食堂』は、あまり観光客には知られていない地元民ご用達の穴場の老舗。「てびちそば」「てびち汁」「てびち煮付」など、煮込み料理がどれもリーズナブル。ほかのも、野菜や島豆腐がたくさん入ったヘルシーと美容効果の「てびち汁」は、女性にも大人気の一品。

てびち専門店の『浜屋』は、地元民だけでなく観光客にも人気の老舗食堂です。有名人も多く訪れるので、壁に貼ってあるサイン色紙のチェックもお忘れなく。

『豚足専門店 豚三郎』は、“おんなの駅なかゆくい市場”にある「てびちの唐揚げ（揚げてびち）」がおいしいと評判のお店です。この唐揚げを食べたいために、スケジュールに組み込む観光客も少なくないのだそう。

大正時代に創業したという『新山食堂』は、沖縄そばメニューが中心の老舗中の老舗です。店内は沖縄風のお座敷もある落ち着いた雰囲気。

沖縄の伝統料理のひとつ『てびち』は、時間と手間がかかる分だけ料理人の愛情がこめられています。沖縄では日常でテーブルに並ぶ家庭料理で、スーパーの惣菜コーナーでも気軽に買うことができます。でも、県外では専門店に行かないとなかなかありつけないですよね。観光で沖縄に訪れる際には、本場の味をぜひ食べ比べしてみてくださいね。