2018年05月19日
短時間でも京都観光したい!【京都駅周辺】のおすすめ観光スポット8選
京都の表玄関「京都駅」は、古都らしからぬ近代的な様相の大きなビルです。京都旅行に中心にもなる京都駅を中心とした周囲には、たくさんの観光名所があるので「半日だけ京都をブラブラしたい」「チェックインまで回りたい」時におすすめ。歩いて回れる人気のスポットを、今回はピックアップしてお届けします。
京都のランドマークタワーでもある「京都タワー」は、京都を一望できる展望台だけでなくレストランも用意されていて至れり尽くせりのおしゃれスポット。京都の魅力がギュッと詰まっているので、デートスポットとしてもおすすめです。
京都タワーの地下1階から地上2階までを2017年にリニューアル。京都タワーサンドとして生まれ変わり、休日には若者であふれる大人気スポットになりました。2階では『和菓子作り体験』や『伝統工芸体験』ができるので、子ども連れの旅行でも気軽の楽しむことができます。
1階はショッピングを楽しむフロア。ここでは女性に人気のコスメ「京都しゃぼんや」のオーガニック石鹸が購入できます。地下では人気の『辻利』のスイーツやラテや話題のロールアイスも堪能でき、お腹もしっかり満たしてくれます。お寺や神社を回る前にちょっと一息いれたり、電車の時間までここで小さな京都を楽しんでみましょう。
京都タワーの詳細情報
天気の良い日には自然と触れ合いたい、散策しながら京都の街並みにを肌で感じたい。そんな人におすすめしたいのが、梅小路公園です。自然公園はもちろんですが、日本庭園でもある『朱雀の庭』や『いのちの森』などモダンとレトロが共有する空間や京都の初の電車『チンチン電車』など子供から大人までゆっくりと時間を過ごせます。
梅小路公園には水族館・京都鉄道博物館など気になるスポットがたくさんですが、今回紹介するのは『市電ひろば』に登場した市電ショップ。鉄道グッズは電車の中いっぱいにところせましと並んでいるので、小さな子どもたちにはたまらないスポットです。
梅小路公園の詳細情報
梅小路公園
- 住所
- 京都府京都市下京区勧喜寺町56-3
- アクセス
- JR京都駅から徒歩で15分 - JR京都駅から市バスで10分「梅小路公園前」下車
- 営業時間
- 9:00〜17:00 入園は16:30まで.(朱雀の庭・いのちの森)
- 定休日
- [月] 祝日の場合翌日 [12月28日〜1月4日]
- 料金
- 200円 庭園
京都・美山牛乳を使った『京都なないろソフトクリーム』が食べられるだけでなく、『カタカタつりわパン』が購入できます。このつり革パンは、乾パンに近いハードタイプの真ん丸パン。歯ごたえがあるので、よく噛んで食べてくださいね。
市電カフェの詳細情報
市電カフェ
梅小路京都西、丹波口、東寺 / カフェ
- 住所
- 京都府京都市下京区観喜寺町56-3 505号車 梅小路公園
- 営業時間
- [月] 10:00 - 18:00 [火] 10:00 - 18:00 [水] 10:00 - 18:00 [木] 10:00 - 18:00 [金] 10:00 - 18:00 [土] 10:00 - 18:00 [日] 10:00 - 18:00
- 平均予算
- ~¥999
烏丸通りを北に真っ直ぐ歩くと、どんどん重厚な空気とともに現れるのが東本願寺です。京都タワーからすぐなので、京都は初めての人も迷うことなく見つけられます。噴水広場の正面から、御影堂門(ごえいどうもん)へと向かって歩いて行きましょう。ここは浄土真宗の根本道場でもあり「お東さん」の名前で親しまれています、この東本願寺は、徳川家康の寄進によって創建されたことは歴史的にも有名です。
東本願寺の魅力は多々ありますが、やはろ目の前に広がる大きな御影堂に圧倒される人が多いでしょう。ここには浄土真宗の始祖『親鸞聖人』の御真影(ごしんねい)が安置されています。東本願寺は4度戦火にさらされ焼失し、御影堂は明治に再建されました。非常に雄大なその姿は、境内からもすべてを見ることはできません。
この東本願寺では50年に1度、親鸞聖人の回忌法要が行われます。織田信長が『人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり』と舞ったことでもわかるように、五十年は節目とも言われています。前回は2011年だったので、次回は2061年に800回忌が行われることになります。
この時には全国から、門徒の方が集まり非常に盛大な法要が営まれます。現代的な京都駅近くにある東本願寺ですが、この空間だけは仏教の街をありありと感じることができる別空間に。ここから京都をしっかり堪能してもらいたい、そんな思いにさせる不思議なお寺です。
東本願寺(お東さん)の詳細情報
西本願寺はユネスコの世界遺産にも登録され、諸外国からもたくさんの人が訪れる日本を代表する寺院です。秋には大銀杏が境内を彩り見事なまでの美しさです。国宝である唐門の彫刻は、中国の故事にならったものでその豪華な彫りだけでなく、繊細かつ美しい桃山文化を偲ばせます。まずは、ここを見逃すことなく境内から中に入りましょう。
石山合戦後には、織田信長に組した融和派、戦い続けようとした抗戦派が対立し一発即発の状態が続きました。抗戦派は徳川家康に接近し、寺地の寄進に成功。東本願寺を本山として本願寺大谷派として自立したのが東本願寺です。一見は、戦国大名を利用したように思えますが、実は強大な権威と権力をもった本願寺を分裂させ、いずれは自分が天下取りに優位になるように徳川家康が水面下で働きかけたのです。
浄土真宗のお寺に境内に銀杏の木が植えられていることが多いのは、蓮如上人が銀杏の杖を使用していたことや、その杖から立派な銀杏が根付いたという伝承が残るからだそうです。この西本願寺にも立派な銀杏が、秋になると見事なまでに葉を広げ参拝客を楽しませてくれます。
阿弥陀堂と経蔵の前にあるのが、京都市の保存樹指定の大銀杏。黄金色に染まる銀杏もまた趣があり美しいです。御影堂前の巨大な大銀杏は樹齢が約400年の老木で京都市の天然記念物。この大銀杏は枝ぶりが素晴らしく、根が横に伸びていることからも"逆さ銀杏"と呼ばれます。この大銀杏は江戸大家で水を噴き出し、境内を守ったと伝わり『水吹き銀杏』の名前で親しまれてもいます。秋は紅葉だけでなく、銀杏の透明感のある黄色に癒されて。
京都・世界遺産を知りつくそう!華麗な建造物が楽しめる「本願寺(西本願寺)」の魅力
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西本願寺(お西さん)の詳細情報
正式名称は蓮華王院で、平安時代に平清盛が後白河法皇のために建立しました。1度焼失したものを後嵯峨上皇が再建し、後には豊臣秀吉が復興に尽力しています。この蓮華王院の本堂の柱間は、なんと33本もあることから「三十三間堂」と呼ばれるようになったのです。
この広い三十三間堂では、江戸時代から伝わる"通り矢"が正月に行われることでも有名です。軒下の南端から北端までの長い距離に矢を射ることで、無病息災を願います。当時は120mの長い距離でしたが、現在では60mの半分となり、矢をいる西側には徳川家光が配置した鉄板が見られるなど、ところどころに日本の古くからの歴史を感じことができます。
1000体の千手観音像が、本堂にずらっと並んでいるのが見えます。それぞれにお顔が全く違うことや、人によっては亡くなった身内や友人の顔を見つけることができるとの噂もあります。それぞれに穏やかで優しいお顔をしているので、ここにいるだけでも心が洗われるようになるとか。撮影は禁止ですが、ここだけ時間が止まったかのような空間で、しばらく立ちすくむ人の姿も多いようです。
この他にも、国宝級の二十八部衆や風神雷神像が見られたり、南大門は桃山文化をそのまま感じさせる重文建造物です。非常に広い寺院なので、混雑も少なくじっくりと見て回るにもよいところ。仏像が好きな方は、まずはここでゆっくりと気持ちを落ち着かせてから観光にでかけてみては?
三十三間堂(蓮華王院)の詳細情報
三十三間堂(蓮華王院)
- 住所
- 京都府京都市東山区三十三間堂廻町657
- アクセス
- 1) JR京都駅から市バスで10分100・206・208系統 「博物館三十三間堂前」下車すぐ 2) 京阪七条駅から徒歩で7分
- 営業時間
- 8:00〜16:30 [11月16日〜3月31日] 9:00〜15:30
- 料金
- 小学生 300円 (25名様以上は団体割引) ※小学生未満は無料 中学生 400円 (25名様以上は団体割引) 高校生 400円 (25名様以上は団体割引) 大学生 600円 (25名様以上は団体割引) 大人 600円 (25名様以上は団体割引)
東寺と聞けば『弘法大師・空海』の名前を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。造営を始めたものの、なかなか完成しない東寺を任されたのが、遣唐使として唐に渡り帰ってきた空海です。当時の嵯峨天皇は空海としばし交流を深めていたことからも、日本に新しい知恵をもたらすために空海に託したとも考えられます。
空海にゆかりがあり、1200年の歴史がある寺院としても有名な東寺ですが、ここには足利尊氏・小野道風などの歴史上の人物の軌跡が残されていることでも注目したいところ。南大門の右手側には、『八島社』があり空海が祈願したことでも知られています。また八幡宮には、空海自らが彫った二尊の女神の像が僧形八幡神(そうぎょうはちまんしん)と共に祀られているのもチェックしたいもの。
『宝物館』では毎年春秋に、国宝の特別公開や「東寺」の歴史などをテーマにした特別展などが行われます。普段は目にすることが難しいお宝も、この期間だけは目にすることができます。ぜひ、春と秋に訪れるならお見逃しなく。また、空海が密教の教えと共に持ち帰った、密教の世界を表現した絵図『両界曼荼羅(りょうかいまんだら)』などが納められている宝蔵も忘れずにチェックしてほしいもの。この宝蔵の瓦は、平安時代のものだそのまま残されているのもポイントです。
東寺(教王護国寺)の詳細情報
草履持ちから、天下人としてその名を知らない人がいない太閤となった豊臣秀吉。この秀吉に関した神社は、京都には数多くありますがガイドブックではあまり大きく取り上げられることはありません。人物としては非常に有名になりましたが、その功績に関しては「成り上がり」としての印象が大きいようです。そんな秀吉を神として祀る「豊国神社」には秀吉ゆかりの宝物がたくさんありそれを目にすることもできます。
豊国神社の唐門は、秀吉らしい豪華ないでたちでなんとも迫力があります。この豊国神社は、徳川家康が天下を取った後には一旦壊されましたが、明治に入って再建されています。国宝指定の唐門は『金地院』から移築されたものだそうですが、元は豊国神社にあったものを二条城、伏見城の城門にしたなど、さまざまな噂が残っています。
秀吉と言えば、何人もの側室を持った「女好き」として知られていますが、織田信長の尊敬するあまり、いろいろな珍しい道具なども利休などの商品を通して揃えていたようです。そんな秀吉ゆかりの、武具などが展示されているのがこちらです。その他にも『豊国祭礼図屏風』『蒔絵唐櫃』『鉄灯龍』の重要文化財が多数展示されています。
それだけでも素晴らしいのですが、ここでは秀吉の『歯』が展示されているんです。賤ヶ岳の七本槍・七将の一人『加藤嘉明』に渡したものだそうで、秀吉らしいお茶目な贈り物ですよね。この歯から、秀吉の血液型はO型と判明したとか。リーダーシップの発揮や『人たらし』と言われたのも納得できますよ。
豊国神社の詳細情報
世界遺産の熊野古道は『紀伊山地の霊場と参詣道』として登録されました。観光名所として海外からも、その神秘に触れようと多くの人がやってきます。新熊野神社は、京都は東山にある神社で「京都で参拝できるように」後白河上皇のより創建されました。この後白河上皇は、34回も熊野古道に参拝に行ったほどに信仰が篤かったことでも知られており、庶民がもっと気軽に熊野古道に参拝できるようにと京都に熊野信仰の聖地を作り上げたのです。
神社で参拝するだけでなく、参詣道として整備された「熊野古道」が本堂の横からのびています。裏手に回ると、土造りの小道があり熊野ゆかりの彫刻『熊野曼荼羅』『八咫烏』が目に入ります。京都にいながら、熊野古道に足を踏み入れることができるなんて不思議な気分になってしまいます。それだけでなく『矜羯羅童子(こんがらどうじ)』『不動明王』『制多迦童子(せいたかどうじ)』もこちらで見ることができます。なんだか、京都であることを忘れてしまいそうな雰囲気に。
昨日お詣りした新熊野神社の御朱印。
— ハニーちゃん (@honey_goes) 2016年10月19日
手作りのお守りには梛の葉が入ってました。
境内に生い茂る梛の木は拝殿前の雌木から苗を取り自ら植付けをなさっているそうです。
京の熊野古道、ちょっとおもしろかったです(^ν^) pic.twitter.com/TBBg1HiVVY
この熊野古道は約10分程度で回る事ができます。熊野古道だけでなく、『影向の大樟』と呼ばれる巨木が境内に大きな枝を伸ばしています。これは後白河院が熊野より運ばれてものをお手植えしたものだと伝わり、『健康長寿、病魔退散』にご利益があります。またお腹の神様としても篤く信仰されているため、お腹弱い人や小さな子どもをお持ちの親御さんは、こちらでお祈りしてはいかが。
新熊野神社の詳細情報
近代的な京都駅に降り立つと「京都も変わったな」と一瞬さみしさを感じますが、1本路地に入ると京都らしい素晴らしい光景が広がります。同じスポットでも、季節によって風景が変わりますので、春夏秋冬いろいろな楽しみ方ができます。今回紹介したスポットは、どの時期に訪れても歴史を感じることができる素晴らしい場所ばかりです。まずは京都についたら、駅周辺をぶらっと散策し京都の風をしっかり感じてください。