2019年09月19日

大人の修学旅行へ行こう♩あのとき巡った「京都」をもう一度。

大人の修学旅行へ行こう♩あのとき巡った「京都」をもう一度。

修学旅行で訪れたあのお寺やこの神社。あの頃は正直、ろくに見もしなかったと思います。ですが大人になった今だからこそ、しっかり見ることができ、そしてなにか感じ取るものがあるはずです。そこで今回は、【大人の修学旅行】と題して、学生時代に修学旅行できっと巡ったであろうスポットをご紹介していきます。寺社を巡りつつ、学生時代の淡い思い出もいっしょに思い出してみてはいかがですか?

【大人の修学旅行】へ出かけよう♩

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出典:n a a *さんの投稿

学生の頃に行った「修学旅行」。その場所を純粋に楽しんだという人よりも、友達といっしょに旅行に行けるワクワク感や、彼氏や好きな人といつもと違った場所で過ごせるドキドキ感を味わった人のほうが多いのではないでしょうか。でももし今、修学旅行で訪れた場所に行くことができれば、あの頃よりもちゃんとその場所の魅力を味わえて、あの頃とは違う思い出を作ることができるはずです。

目的地は「京都」!

目的地は「京都」!1952751

出典:rinringさんの投稿

京都は歴史の勉強として最適な場所なので、修学旅行で訪れることが多いですよね。しかし学生の頃はあんまり歴史に興味がなかったという人が多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、【大人の修学旅行】と題して、京都の修学旅行で訪れたであろう場所を改めてご案内していきます。豆知識を持って訪れると、きっと違った見方ができるはずです。

1.清水の舞台で写真を撮るのは定番♩「清水寺」

清水寺の紅葉と青い空

出典:ありさんさんの投稿

まずは王道中の王道「清水寺」です。平安時代に坂上田村麻呂によって最初の清水寺の仏殿が建立されました。しかし何度も火災で焼失していて、実は現在の姿は徳川家の時代に再建されたものなんですよ。清水といえば、「清水の舞台」がもっとも有名ですよね。この景色はもちろん、舞台の上で写真を撮った人も多いのでは?

1.清水の舞台で写真を撮るのは定番♩「清水寺」1588518

出典:小雨さんの投稿

清水の舞台ばかり注目されがちですが、本殿を通りすぎ坂を下りた場所には「音羽の瀧」があります。流れ落ちる滝は3本に分かれていて、それぞれ学問・恋愛・健康を祈願する滝なんですよ。叶えたい願いの水をすくって、お祈りしてみては?

1.清水の舞台で写真を撮るのは定番♩「清水寺」1588495

出典:まいどHDRさんの投稿

国内最大級で、重要文化財に指定されている「三重塔」にも注目です。847年に創建されこちらも一度は焼失していますが、極彩色の美しい塔は「東寺」にある「五重塔」とは違い鮮やかです。同じ塔でも異なった魅力がありますね。

清水寺の詳細情報

清水寺

住所
京都府京都市東山区清水一丁目294
アクセス
JR京都駅から市バスで15分
営業時間
6:00〜18:00 [夏]6:00〜18:30 (8月・9月)
料金
子供 200円 小中学生 大人 400円
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2.気になるあの子と両想いになりたい…!「地主神社」

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出典:ゆっけ先輩さんの投稿

「地主神社」は清水寺の本殿の隣にある神社で、恋愛成就のパワースポットとして有名です。修学旅行では気になるあの子と両想いになれることをお願いしたくて、訪れた人も多いのではないでしょうか。実はこの神社は清水寺よりも建てられた時代が古いんですよ。

2.気になるあの子と両想いになりたい…!「地主神社」1588529

出典:

神社の境内にある「恋占いの石」は、片方の石からもう片方の石へ目を瞑ったまま歩き、上手く辿り着けたら恋愛成就すると言われています。きっとこの間を歩いた人もいますよね。実はこの石、科学的年代測定で縄文時代のものだと判明しているんだそう。

2.気になるあの子と両想いになりたい…!「地主神社」1588530

出典:nyaoさんの投稿

清水寺の中にあるので、江戸時代まではずっと清水寺の一部と見なされていましたが、明治政府が神仏分離を唱えたことから地主神社として独立しました。大人になった今訪れるなら、石を渡るのは少し恥ずかしい気もするので、お守りやおみくじで、良縁祈願をしてみてはいかがでしょうか?

地主神社の詳細情報

地主神社

住所
京都府京都市東山区清水一丁目317
アクセス
1) JR京都駅から市バスで12分市バス206、100系統 - 五条坂から徒歩で10分 2) 京阪祇園四条駅、阪急河原町駅から市バスで12分市バス207系統 - 清水道から徒歩で10分
営業時間
9:00〜17:00
料金
自由参拝(但し、別途清水寺の入山料が必要)

3.四条通真正面の立地で参拝しやすい「八坂神社」

3.四条通真正面の立地で参拝しやすい「八坂神社」1588538

出典:安藤 克敏さんの投稿

四条通をずっと東に進むと突き当たりにあるのが、この「八坂神社」です。「八坂さん」や「祇園さん」の名前で親しまれており、京都三大祭りの1つ・祇園祭はこの神社のお祭なんですよ。門前にはお土産屋さんや飲食店がひしめき合い、いつでも人がいっぱい。修学旅行ではこの前をバスで通ることが多くて、実際に足を運べていない、なんて人も多いのでは?

3.四条通真正面の立地で参拝しやすい「八坂神社」1588544

出典:i-taroさんの投稿

学生時代の修学旅行では行けなかった人も、今回はリベンジ!しっかり参拝しましょう。「八坂神社」という名前の神社は全国にたくさんありますが、この神社が総本社。神社は通常、神様のいる本殿と人が拝む拝殿に分かれているのですが、八坂神社はその2つが1つの屋根で覆われた珍しい建築様式の神社なんですよ。

「中村楼」 料理 110545899 名物 祇園豆腐

出典:

「八坂」とは、この土地の周りに「坂」の文字が入った地名がいくつもあることから、「たくさんの坂」という意味で付けられています。また神社の中には「中村楼」という料亭が室町時代からあり、祇園豆腐が有名。当時ならとても手を付けられない値段ですが、大人になった今なら、少し贅沢をしていただくのもいいですね。

八坂神社の詳細情報

八坂神社

住所
京都府京都市東山区祇園町北側625
アクセス
1) 京阪祇園四条駅から徒歩で5分 2) 阪急河原町駅から徒歩で8分 3) JR京都駅から車で15分 4) 市バス「祇園」バス停から徒歩で0分
料金
自由参拝

中村楼の詳細情報

中村楼

祇園四条、東山、三条京阪 / 日本料理

住所
京都府京都市東山区祇園町 八坂神社鳥居
営業時間
[月]  11:30 - 14:00  17:00 - 18:30 [火]  11:30 - 14:00  17:00 - 18:30 [水]  定休日 [木]  11:30 - 14:00  17:00 - 18:30 [金]  11:30 - 14:00  17:00 - 18:30 [土]  11:30 - 14:00  17:00 - 18:30 [日]  11:30 - 14:00  17:00 - 18:30 ■ 営業時間 11:30~14:00(14:00入店までOK) 17:00~18:30(18:30入店までOK)
定休日
水曜日
平均予算
  • ¥15,000~¥19,999

4.1001体もの仏像が並ぶ圧倒的空間「三十三間堂」

4.1001体もの仏像が並ぶ圧倒的空間「三十三間堂」1588550

出典:へたっぴさんの投稿

こちらも修学旅行の超定番スポット「三十三間堂」。三十三間堂は、正式には「蓮華王院」の本堂のことを表していて、後白河上皇の希望で、1164年に自身の離宮内に創建した仏堂です。平清盛の寄進によって、できたそうですよ。三十三間堂の「三十三」は、お堂内の柱の本数が33本であることに由来しています。

4.1001体もの仏像が並ぶ圧倒的空間「三十三間堂」1588742

出典:せりぞうさんの投稿

三十三間堂は何と言っても1001体の千手観音像が有名です。1体だけ自分と同じ顔をした観音像があると言われています。じっくりさがしてみてくださいね。ちなみに三十三間堂では、成人の日が近くなると毎年「大的大会」が行われます。元はインドから伝来し、日本では平安時代からの伝統をもつ、一年の無事を祈る行事なんですよ。

三十三間堂(蓮華王院)の詳細情報

三十三間堂(蓮華王院)

住所
京都府京都市東山区三十三間堂廻町657
アクセス
1) JR京都駅から市バスで10分100・206・208系統 「博物館三十三間堂前」下車すぐ 2) 京阪七条駅から徒歩で7分
営業時間
8:00〜16:30 [11月16日〜3月31日] 9:00〜15:30
料金
小学生 300円 (25名様以上は団体割引) ※小学生未満は無料 中学生 400円 (25名様以上は団体割引) 高校生 400円 (25名様以上は団体割引) 大学生 600円 (25名様以上は団体割引) 大人 600円 (25名様以上は団体割引)

5.銀色じゃないのになぜ?「銀閣寺」

5.銀色じゃないのになぜ?「銀閣寺」1952901

出典:お芋太郎さんの投稿

「銀閣寺」は正式名称を「東山慈照寺」といい、室町幕府の8代将軍足利義政によって建立されました。銀色ではないのに銀閣寺と呼ばれるのは、室町幕府3代将軍足利義満が建立した「金閣寺」に由来しています。その金閣寺と、「西本願寺」の「飛雲閣」の3つを合わせて、「京の三閣」と呼ばれているんですよ。

5.銀色じゃないのになぜ?「銀閣寺」1952896

出典:てっさまんぼうさんの投稿

芸術への関心が強かった足利義政は、政治よりも書やお茶の世界に没頭していたそう。そんな最中に起こったのが「応仁の乱」。授業でもよく耳にするワードですね。その影響で、幕府は財政難でした。銀閣寺はそんな中で建てられ、庶民の生活をさらに圧迫しました。

5.銀色じゃないのになぜ?「銀閣寺」1952900

出典:おしおさんの投稿

銀閣寺は建築物だけでなく、周囲の池や庭園、また義政も好んで使った湧き水の「お茶の井」などもあり、景観全体にとても魅力があります。それは、周りの優秀な文学僧の力があったから。心を鎮めてじっくりと見て、その美しさに浸ってみては?

銀閣寺 観音殿(銀閣)の詳細情報

銀閣寺 観音殿(銀閣)

住所
京都府京都市左京区銀閣寺町2

6.黄金に輝く「金閣寺」

6.黄金に輝く「金閣寺」1952902

出典:mcts191さんの投稿

誰もが一度は教科書で見たことのある「金閣寺」。室町幕府3代将軍足利義満によって建立されました。正式名称は「鹿苑寺」と言いますが、舎利殿の「金閣」が特に有名なため、金閣寺と呼ばれるようになったんだそう。金閣寺の庭園や建築は、極楽浄土を表現しています。

6.黄金に輝く「金閣寺」1952950

出典:もちうささんの投稿

銀閣寺を建てた足利義政は孫にあたりますが、銀閣寺とは対照的に、金閣寺は一面を金箔で覆った豪華な造り。太陽に照らされ、キラキラと輝く様子は圧巻です。水面に写った姿もまた格別ですよ。義政も本当は、銀閣寺に銀箔を貼りたかったんだそう。

6.黄金に輝く「金閣寺」1952952

出典:

敷地の片隅には、「夕佳亭」という古い茶室があります。こちらは江戸時代に建てられ、後水尾上皇はここでお茶を点てたそうですよ。三畳ほどの茶室ですが、ぜひ注目してみてくださいね。

鹿苑寺(金閣寺)の詳細情報

鹿苑寺(金閣寺)

住所
京都府京都市北区金閣寺町1
アクセス
JR京都駅から市バスで40分
営業時間
9:00〜17:00
料金
大人 400円

7.嵐山のシンボル「渡月橋」

7.嵐山のシンボル「渡月橋」1952978

出典:でんちゅうさんの投稿

ドラマや映画、また小説の舞台にもなる嵐山の「渡月橋」。ただの橋と言ってしまえばそれまでですが、この渡月橋を含めたリバービューはとても素敵で、観光地としても人気なんですよ。修学旅行時はきっと何気なく渡ったであろう橋も、今見ればその美しさに気付けるはず。

7.嵐山のシンボル「渡月橋」1588820

出典:kufさんの投稿

歴史では800年代に当時の僧によって造られたのが始まりとされていますが、現在架かっている橋は1934(昭和9)年に造られたものです。昼間の景色もいいですが、春と冬の短い期間に行われる夜のライトアップもとても綺麗。修学旅行時には夜に出歩くことはできませんでしたが、これも大人になった今だからこそできる観光ですね。ムード満点の渡月橋を楽しんでみては?

7.嵐山のシンボル「渡月橋」1952988

出典:

渡月橋の名前の由来ですが、鎌倉時代に亀山天皇が橋の上空を移動していく月を眺めて、「まるで月が橋を渡っているようだ」と詠ったことが始まりだとされています。とても風情がありますね。

渡月橋の詳細情報

渡月橋

住所
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
アクセス
嵐電嵐山本線嵐山駅から徒歩3分

大人の修学旅行をもっと楽しむために…♩

あの頃みたいに、修学旅行気分で京都を巡ろう

京都を旅行する女性

修学旅行で一度訪れた場所も、今訪れればまた違ったことを感じ取れて、きっと面白いはず。その際は、ちょっとした豆知識も頭に入れておけば、親しみを覚えてより楽しめます。あの頃の淡い思い出も思い浮かべ、懐かしさに浸りながら京都を巡ってみてはいかがでしょう。

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