2018年10月29日
【名古屋】創業380余年の和菓子店・両口屋是清。八事店でイートインを楽しもう♪
観光都市としても注目されつつある名古屋。名古屋の定番みやげとして地元で大人気なのが、「両口屋是清」の和菓子です。両口屋は江戸時代から続く老舗で、店舗が多く気軽に入れるところが魅力です。名古屋市内にはイートインが併設されている店舗もあり、和スイーツを楽しめます。おいしい和菓子をリーズナブルに楽しめる、両口屋で名古屋の甘味を味わってみませんか。
両口屋是清(りょうぐちやこれきよ)は、名古屋の和菓子屋です。創業は寛永11年 (1634年)という、380年以上も名古屋で根を張っている老舗。名古屋みやげの定番としても人気で、地元民にも観光客にも人気があります。
両口屋は元禄時代に、尾張藩主・徳川光友から「御菓子所 両口屋是清」の表看板をもらいました。老舗ですが気軽に利用できる和菓子屋で、名古屋では「りょーぐちや」と呼ばれて、親しまれています。
全国の百貨店に店舗があり、名古屋市内に20店舗以上ある両口屋。名古屋市内ではいろいろな場所で両口屋のお菓子を購入することができます。今回は、地元名古屋でもめずらしいイートインスペース付き八事店を中心に、ご紹介します。
両口屋の八事店(やごとてん)は、地下鉄名城線の八事駅から徒歩約10分。のんびりと八事周辺を散策する途中で、ちょっと休憩したいときにとても便利です。
八事店のオープンは1985年(昭和60年)。オープンしてから30年以上が経過し、しっとりと落ち着いた印象です。店舗は茶室・数寄屋(すきや)建築建築の第一人者である中村昌生(まさお)氏が設計・監修した建物です。
店内には、簡潔な美しさのイートインスペースが併設されています。こちらは茶道の立礼席(りゅうれいせき)という、椅子に座ってお茶をいただく形式です。
イートインで一番人気なのが、夏季限定のかき氷です。かき氷は八事店や栄店など、ごくわずかな店舗でしか提供されません。さらに各店舗限定のかき氷があるので、あちらこちらのお店をまわってみましょう。
八事店限定かき氷は、波照間(はてるま)黒糖&きな粉(粒あん入り)。沖縄の波照間(はてるま)島の黒糖を使ったシロップは風味が濃厚ですが甘みはさっぱり。さらにきな粉が振りかけてあります。ちなみに、画像は白玉(追加料金)をトッピングしたものです。
八事店でいただけるかき氷は、ほかに西尾抹茶(粒あん入り)と、紀州南高梅(ヨーグルトアイス入)があります。抹茶と南高梅は、八事店以外でもいただける共通メニューです。抹茶は香りがよく風味豊かな味で、ミルクのトッピング(別途料金)をかけると、さらにまろやかになります。
抹茶味・黒糖味のかき氷のなかには、寒天と両口屋特製の粒あんが入っています。ほどよい甘さの粒あんは、さすが老舗和菓子店の味。寒天のつるりとした食感もあり、和スイーツ好きにはたまらない一品です。
八事店では、一年を通じて和菓子職人が作る季節の和菓子とお抹茶を楽しめます。季節の移り変わりをお菓子から感じることができます。
見た目もあざやかな生菓子。いろどりもよく、甘さもしっかりあるお菓子は、お茶と一緒にゆったりといただきたい味です。
イートインでおいしいかき氷や生菓子をいただいた後は、おみやげを購入して帰りましょう。ずらっと並んだショーケースのなかには季節ごとの限定品もあり、名古屋みやげにぴったりです。
上品な甘さで人気の「二人静(ににんしずか)」。和三盆を使ったシンプルな干菓子は、両口屋の11代目・大島清治氏が考案したもので、植物の「二人静(ふたりしずか)」をイメージしているんです。
薄紙には白とピンクの干菓子が球のように入っていて、紙を開くと、半分ずつに割れます。口に入れると、ほろりと溶ける軽やかな味わい。優しい甘さなので、小さな子供のおやつとしても購入されています。
両口屋の主力商品「千なり」は、ふんわり軽い皮が特徴のどら焼きです。大納言小豆をベースにしたあんこが入っており、あんこは粒あん・抹茶あん・紅あんがあります。小豆粒あんには北海道産小豆を使い、抹茶あんには地元・愛知県産の抹茶を使うなど、厳選した材料で作られています。
パッケージや焼き印で、いろいろな変化を付けた千なりもあります。こちらは、武将物語の千なり。パッケージには名古屋城と金シャチが描かれているのが名古屋らしいですね。
イベント時には限定千なりも登場します。こちらは星が丘三越のキャラクター、スマイルライオンの焼き印つきです。
両口屋の主力商品・千なりの皮にアイスを挟んだ夏のスイーツです。アイスはバニラや抹茶、小豆があり、香ばしい焼き皮とアイスがベストマッチ!
アイス千なりは、パッケージのかわいさも魅力です。テイクアウトして、歩きながらいただきましょう。名古屋の夏の暑さをやわらげてくれるおやつです。
旅まくらは、1950年に愛知県を訪問された天皇・皇后両陛下に供されたものです。北海道産小豆のあんこを薄皮で包んだ、一口サイズの和菓子です。小さいながら、食べごたえがある一品。
旅まくらは、アイデアマンだった両口屋の11代目・大島清治氏が考案したもの。大島家に代々つたわる備前の花入れをモチーフにしたそうです。素朴な形が魅力的です。
ささらがたは、一口サイズの羊かんスイーツです。ぱくりと食べられる小分け包装がとても便利で、お土産として人気があります。賞味期限が長く、日持ちするのでおみやげにおすすめです。
ささらがたは、季節ごとにパッケージや中身がかわります。年末年始には、干支ささらがた、初春にはひな祭りささらがたなどが期間限定で販売されます。キュートなパッケージは手みやげにも最適です。
両口屋是清 八事店の詳細情報
両口屋是清 八事店
八事、八事日赤、総合リハビリセンター / 和菓子、カフェ
- 住所
- 愛知県名古屋市天白区八事天道302
- 営業時間
- [月] 12:00 - 16:30 [火] 12:00 - 16:30 [水] 定休日 [木] 12:00 - 16:30 [金] 12:00 - 16:30 [土] 12:00 - 16:30 [日] 12:00 - 16:30 ■ 営業時間 店舗営業時間 9:00~17:00 茶席営業時間 12:00~16:30 ■ 定休日 茶席のみ12月31日・元日が定休日
- 定休日
- 水曜日
- 平均予算
- ~¥999
名古屋の和菓子を食べた~、と感じられる両口屋。八事店のほかにも魅力的な喫茶併設店舗や、ショッピングに便利な店舗があります。名古屋旅行の仕上げにいかがですか。
東山店は、2013年にオープンしたモダンな外観のお店です。こちらの2階にはカフェの「喜蝸庵(きっかあん)」があり、インスタ映え抜群の和スイーツをいただけます。
一番人気はほんのりベージュ色の「白ぜんざい」。東山店限定メニューで、貴重な白小豆を使用しています。ほんのりした甘味がおいしい、衝撃的な見た目のスイーツです。
さらに途中からラズベリーソースを加えて、味変を楽しむという意外性もあります。ラズベリーソースの甘酸っぱい味が、想像以上にぜんざいをおいしくします。
両口屋是清 東山店の詳細情報
両口屋是清 東山店
東山公園、本山、名古屋大学 / カフェ、和菓子
- 住所
- 愛知県名古屋市千種区東山通4-4-1 1F・2F
- 営業時間
- [月] 09:00 - 17:00 [火] 09:00 - 17:00 [水] 09:00 - 17:00 [木] 定休日 [金] 09:00 - 17:00 [土] 09:00 - 17:00 [日] 09:00 - 17:00 ■ 営業時間 喫茶営業時間 11:00~17:30(17:00LO) ■ 定休日 1月1日
- 定休日
- 木曜日
- 平均予算
- ~¥999
JR名古屋駅のJRタカシマヤ内にある店舗は、観光客にも使いやすいロケーションです。定番商品がそろっていますので、おみやげショッピングにおすすめ。こちらの店舗は物販のみです。
両口屋是清 JR名古屋タカシマヤ店の詳細情報
両口屋是清 JR名古屋タカシマヤ店
名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋 / 和菓子
- 住所
- 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 ジェイアール名古屋タカシマヤ
- 営業時間
- [月] 10:00 - 20:00 [火] 10:00 - 20:00 [水] 10:00 - 20:00 [木] 10:00 - 20:00 [金] 10:00 - 20:00 [土] 10:00 - 20:00 [日] 10:00 - 20:00
- 平均予算
- ~¥999
老舗でありながら、気さくな雰囲気とリーズナブルなお値段が魅力の両口屋。八事店は、名古屋観光のついでに立ち寄ってほっと一息つくのにおすすめの場所です。疲れをいやして、名古屋のおいしさを再発見しましょう。