【京都】夏の宇治をふらり散策♪ひとり旅におすすめのスポット8選

東京から新幹線で2時間半ほどで行けてしまうのに、がらりと違う景色に会える京都。交通機関が発達しているので、女性の気ままなひとり旅にぴったりです。でも、一口で京都と言っても想像以上に広いので、どこに行こうか迷ってしまいますよね。そこでおすすめなのが、宇治エリアをゆったり巡る旅。

このエリアには世界遺産「平等院鳳凰堂」や、紅葉のトンネルが広がる「興聖寺（こうしょうじ）」、宇治川を望む和カフェなど、大人女子の心をつかむスポットがたくさんあるんですよ。中には、暑～い季節にうれしい涼スポットや涼を呼ぶグルメも♪宇治エリアのおすすめスポットをご紹介するので、ひとり旅の参考にしてみてください。

まずは、宇治駅から気軽に立ち寄れる観光スポットをご紹介しましょう。女ひとり、京都らしい和の景色に触れれば、穏やかな気持ちになれるかも？

JR宇治駅から徒歩10分ほど。1053年に藤原頼通が建立した「平等院鳳凰堂」は言わずと知れた世界遺産です。十円硬貨のデザインでもおなじみですよね。正面から見ると羽を広げた鳥のようにも見え、池に映り込んだ景色まで美しいですよ。庭園は朝の8時半から拝観できるので、早起きしてひとり静かに散策しませんか？

敷地内にある体験型ミュージアム「鳳翔館」の営業時間は朝9時～17時まで。国宝の数々を間近に見ることができます。夏にはクーラーがきいた空間で涼しく過ごせますよ♪観光というと外歩きがメインになりがちですが、ちょいちょい休みながらマイペースに旅しましょう。

JR宇治駅から徒歩20分ほど。「興聖寺」の琴坂は、夏になると青紅葉のトンネルが美しい場所です。近くに流れている川のせせらぎに耳を澄ませながら木陰を散策すれば、心の底から癒されそう。

この新緑のトンネルは、石門から山門まで約200m続いています。自然の恵みを五感で感じながら一歩一歩進みましょう。どこもかしこもフォトジェニックでカメラ女子にもおすすめですよ。

秋には、赤や黄色に色づく紅葉のスポットとしても有名です。緑のトンネルが気に入った方は、ぜひ秋にも訪れてみて。

興聖寺は歴史ある曹洞宗のお寺。堂内では、開祖である道元禅師（どうげんぜんじ）の自作とされる本尊や、大黒天・毘沙門天・弁才天の三つの顔をもつ“三面大黒天”など貴重な仏像の数々を拝めます。ありがたいお姿を目に焼き付けて。

宇治川の左岸にある“よりみち公園”と、川の中洲に浮かぶ“塔の島”や橘島からなる宇治公園。JR宇治駅から徒歩5分の立地なので、気軽に癒しの空間に出かけることができます。水辺でのんびり過ごせば、日頃の疲れも吹き飛びそう。

塔の島にある石塔は、高さ15mもあり日本最大級のサイズを誇ります。重要文化財で、春には花見スポットとして地元の人から愛されているんですよ。

実はこの辺りは、紫式部「源氏物語」の宇治十帖（うじじゅうじょう）の舞台になった場所！石像も建てられていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

せっかく宇治に来たからには、この土地ならではのおいしいものを食べないと損ですよね☆ここからは宇治周辺のグルメスポットをご紹介します。

宇治の名産品“抹茶”を使ったグルメを味わうなら、創業1854年の「中村藤吉本店」がおすすめです。アクセスはJR宇治駅から徒歩2分、先ほど紹介した平等院鳳凰堂に行く途中にありますよ。京都らしい宇治川の景色を眺めながら、老舗の味を堪能しちゃいましょう。

こちらの「抹茶のゼリイ」は一番の人気商品。宇治本店でしか味わえない限定メニューです。竹の筒に、白玉、アイスクリーム、あずきなどが入っていて、味わい深い逸品。味も見た目も抜群なので、食べる前に写真を撮ってくださいね。

スイーツだけでなく、抹茶が香る「茶蕎麦」も用意されています。コシのある麺が出汁に絡み合って絶品です。暑い日にツルツルッと食べたいですね♪

JR宇治駅から10分ほど。「しゅばく」はランチで人気のお蕎麦屋さんです。宇治大橋のすぐ近くにあるため見つけやすいはず。ただし、人気店なので早めに訪れるのがおすすめ！

こちらでいただけるのは、そば粉の風味を感じられる石臼引きの十割蕎麦。細くてしっかりした麺も、麺のおいしさを引き立たせる鰹出汁にもこだわりが詰まっています。薬味はわさびとネギで、ツルツルッと食べられちゃいますよ。

まだまだ食べられる！という方は、白ネギと揚げ玉がのった「はいからご飯」もいかが？お蕎麦屋さんが仕上げた極上のあげ玉はサクサクで、箸が止まらないおいしさです。

モグモグベーカリーは、地元で愛されているパン屋さん。保存料や添加物が使われていない無添加パンはおいしいと評判で、テレビ東京「YOUは何しに日本へ？」（2017年7月29日放送）をはじめ各メディアで紹介されました。JR宇治駅から徒歩3分ほどと気軽に立ち寄りやすい立地で、6時半〜18時半と営業時間が長いのも魅力的！

宇治といえばお茶！ということで緑色をした宇治茶のパンが勢ぞろいしています。一番手前が、抹茶クッキー生地×抹茶羽二重餅と抹茶あんを使った看板商品「茶壺」。ジャージー牛の牛乳を使ったクリームがたまらない「緑茶サンライズ（写真左）」や、抹茶本来の風味を楽しめる「抹茶のリュスティック（写真右）」もおすすめですよ。

気軽にほおばれるパンは、ひとり旅の強い味方。多めに買っておけば小腹が空いた時に役立ってくれます。こちらは抹茶あんぱん。ここだけでしか味わえない、大人っぽいあんぱんを堪能しちゃいましょう。

お次は、宇治エリアにあるおすすめのお土産店をご紹介。どうせ買うのなら宇治らしいお土産で差を付けたいですよね♪

JR宇治駅から徒歩6分ほど。辻利兵衛本店は1860年創業の宇治抹茶専門店。お店の周辺は緑があふれ、丁寧に手入れされた庭園が目を引きます。お土産に抹茶スイーツを買いたいならここに決まり！

自分へのご褒美や、家族や会社へのお土産にぴったりなワンランク上の和菓子がラインアップ。中でも夏場におすすめなのが、もっちりとした生地に宇治抹茶を練りこんだ「きなこ抹茶わらび」。きな粉や抹茶パウダーをかけるもよし。何もつけずにそのまま食べるもよし。いろんな楽しみ方ができます♪

JR宇治駅から徒歩10分ほど。「和夢兎」は乙女心をくすぐる和雑貨がそろうお店です。写真はありませんが、抹茶や梅、桜など和の香りがただよう練り香水や、宇治抹茶リップクリーム、レトロな和柄の名刺ケースなど、どのアイテムにも京都らしさがギュッと詰まっていますよ♡

最後に、京都の宇治エリアで毎年夏に開催されている野外フェス「京都大作戦」をご紹介しましょう。2019年は6月29・30日、7月6日・7日に行われる予定で、会場の山城総合運動公園には宇治駅からシャトルバスで約15分でアクセスできます。生音をじっくり聞いたり、日陰でのんびりしながらおいしい出店グルメも堪能したり…最高の時間を味わえますよ。

人気のフェスなので2019年の入場券はすでに完売していますが、公式の「マッチング受付（譲渡仲介システム）」で入手できるチャンスも！音楽好きな女子は、観光ついでに“ひとりフェス”も楽しみませんか？

見所が多すぎて、どこに行こうか迷ってしまう京都。そんな時は、大人女子の心をガッチリつかむ宇治エリアをじっくり散策しませんか？青紅葉のトンネルに川辺のカフェなど“涼スポット”で暑さを和らげて旅を満喫しちゃいましょう。