金沢をのんびり楽しみたい人に。心安らぐこだわりのホテル&旅館7選

東京から2時間半ほどで行ける金沢は人気観光地。ひがし茶屋街や兼六園、21世紀美術館など、見どころはいっぱいですね。また日本海で獲れる鮮魚や加賀野菜など、気になるグルメも色々。ほどよい距離感と飽きたらない魅力の数々で、週末のプチトリップにも最適です。

そんな金沢は、人気観光地に足を運んで楽しむのもいいですが、ホテルや旅館でのんびり過ごして楽しむのもおすすめです。金沢にはそんなときにぴったりの、心休まるこだわりの宿がたくさんあります。上品な空間、美食と美酒、上質なおもてなしに癒される、至福の時間が過ごせるホテルや旅館をご紹介します。

金沢駅から車で約15分。「金沢白鳥路 ホテル山楽」は、大正ロマンの趣あるデザインが特長的なクラシックホテルです。金箔などを使用した箔のアート、九谷焼のランプ、ステンドグラスなど和と洋の魅力が融合し、まるで美術館のように美しい空間が広がっています。

大正ロマンをテーマにした客室は、空間のデザイン性だけでなく機能性の高さも十分。全室が30㎡以上の広々空間、加賀棒茶や九谷焼のコーヒーカップ、無添加シャンプーが配されているなど、寛ぎの時間が約束されています。

温泉は上記のように、肌の不要な角質や毛穴の汚れを取り除いてくれるんだそう。女性に嬉しい効能ばかりで、ついつい長湯してしまいそうですね。さらに化粧水や乳液、メイク落としも用意されていて、至れり尽くせり。湯上りには脱衣場に設置されたサーバーで、オレンジジュースやミネラルウォーターで水分補給を♩

金沢駅から車で約20分。「柚子屋旅館 金沢 緑草音」は、金沢の市街地を眼下に見下ろす高台に静かに佇むオーベルジュです。周辺は閑静な環境で客室も全部で7部屋しかないことから、静かで落ち着いた寛ぎの時間が過ごせます。

7部屋の客室はすべて趣の異なる空間。蔵を利用したメゾネットのお部屋、アンティーク家具が配されたお部屋など、さまざまなお部屋があります。アメニティにはAesop(イソップ)が用意されていて、いい香りに包まれます。

加賀野菜や能登の旬魚、希少な能登牛を用いて作られる、美食の数々。二十四節気の考えのもと、その時期にふさわしい料理が旬の食材で表現されています。釜で炊き上げた艶のあるごはん、料理と同等にこだわり抜いて選ばれた骨董の器なども楽しみながら、目でも舌でも存分に味わってみては？

金沢駅から車で10分ほど。「KANAME INN TATEMACHI(カナメ イン タテマチ)」は、金沢のファッションストリート・竪町にあるホテル。夏の夕方にビールを飲むのにぴったりなガーデンテラス、9階にある眺め自慢のテラス、1階のラウンジ兼ミュージックバーとパブリックスペースが充実していて、外に出るのがもったいなく感じられます。

お部屋は全室25㎡以上で、白を基調としたシンプルなデザイン。インテリアはナチュラルなテイストで統一されていて、寛ぎの空間が演出されています。

1階の「Kanazawa Music Bar」には、世界中から集められた素晴らしいレコードの数々が。その中から専属のミュージックセレクターが選んだ一枚を、最高峰のステレオから流れる深みのある音で楽しむことができます。

金沢駅から約30分。金沢の中心部から離れた「金沢犀川温泉 川端の湯宿 滝亭」は、里山に囲まれた湯宿です。宿の周りにはふるさとのような懐かしい風景が広がり、初めて訪れたのになぜか懐かしくて優しい気持ちになります。

客室は別邸と離れ、庭に面したお部屋の3タイプ。どのお部屋からも美しい自然を眺めることができ、心落ち着く時間が過ごせるはず。クレンジングや化粧水などがあるのも、女性には嬉しいところ。

滝亭の象徴でもある夫婦滝。この2つの滝を間近で見られるように、テラスにはゆったりとしたソファとテーブルが配されています。ここでのんびり寛ぎながら、滝の音や光を受けて輝く情景を五感で楽しんでみてくださいね。夜にはライトアップされてより一層美しく映えますよ。

金沢駅から無料送迎バスで約35分（要予約）。「金沢湯涌温泉 百楽荘」は、優雅に過ごすひとときを大事にした、大人のための上質な隠れ宿。2018（平成30）年末にオープンした新館は「女性が泊まりたい宿」になっていて、思わず写真を撮りたくなるスペースであふれています。

「おしゃれかわいい」をコンセプトにした新館は、一歩足を踏み入れた瞬間から心が躍ります。着いたらまずは、和のアフタヌーンティーで非日常の時間をスタートさせましょう。

新館の客室は全12室。そのうちの8室には客室露天風呂が付いていて、外を眺めながら心ゆくまでお湯を堪能できます。また、女性が新館に泊まると専用エステを30分無料で施術することも♩さらに冷蔵庫内のドリンクをすべて無料で飲めたりと、嬉しいサービスがいっぱい！

新館には内湯と露天の大浴場と、貸切露天風呂があります。貸切露天風呂は有料ですが、ほかの宿泊者を気にすることなく、大きいお風呂をひとり占めすることができて開放感でいっぱい。

金沢駅から車で約15分。「山乃尾」はひがし茶屋街の高台にある料理旅館です。初代主人は美食家・魯山人にも認められたほどの人物で、その技やおもてなしの心は今も変わらず受け継がれています。客室は一棟一棟が独立した離れになっていて、贅を極めた寛ぎの時間が過ごせるでしょう。

客室は全部で4部屋のみ。お部屋ごとに見える景色や趣が異なり、どれを選んでも満足できますが、特におすすめは「弥生の間」。旅館の中でも一番風情があり、お部屋の中からひがし茶屋街を見下ろすことができるんです。金沢らしい朱塗りの壁もまた素敵です。

四季折々の食材を用いて作られる、伝統の加賀料理。ノドグロや香箱蟹、ウナギなど高価な食材もいただくことができます。味・盛り付け・器とすべてが完成された一品一品に、心を奪われること間違いありません。

金沢の数ある観光スポットの中でも、特に人気のあるひがし茶屋街。そんなひがし茶屋街の中に構えるのが、「東山のオーベルジュ 薪の音金澤」です。時間によっては、金沢駅から無料の送迎サービスを利用することも可能。泊まれるのは1日に2組だけ。そのため、周りを気にせずのんびりと過ごすことができるんです。

客室は洋室「HIGASHI」と和洋室「NISHI」の2部屋だけ。広すぎず狭すぎず、お部屋の広さは寛ぐのにちょうどいいサイズです。またオムニサンスのバスアメニティや基礎化粧品など、女性が嬉しいアメニティ類や貸出備品がたくさん揃っています。テラスでのんびり寛いだり、お風呂にゆっくりと浸かったり、思い思いの時間を過ごしましょう。

夕食は、館内にある日本料理店か、街中にある提携店かのどちらかで。提携店までは車送迎付きなので、心ゆくまで食事を楽しむことができますよ。朝食は1階にあるカフェで、和食か洋食のどちらかをいただけます。朝の清々しい空気の中、お庭を眺めながらゆっくりと味わいましょう。