1泊2日の週末トリップ♩飛騨高山へ、のどかな旅に出かけよう

出典：つきなloveさんの投稿

飛騨高山は山々に囲まれた自然の恵みの宝庫。澄んだ空気が清々しい気持ちにさせてくれる癒やしスポットです。そして昔からの建造物が残る保存地区でもあり、ノスタルジックな町中には、日々の喧騒を忘れさせてくれるゆったりとした時間が流れています。時計を気にするばかりの忙しない日々に疲れを感じていたら、山を越えた先にある原風景に出会いに行きましょ。

出典：T-DRAGONさんの投稿

東京駅から高山駅へは、新幹線なら名古屋を経由して約4時間半。高山をたっぷりと満喫するには始発で出発するのがおすすめです。お昼前には、のどかな世界にあなたはいるはず。まずは澄んだ空気をおなかいっぱいに吸い込んで、電車での長旅の疲れをほぐしてから旅のスタートを切りましょう！

旅の1日目は、高山駅近くにある古い町並みをたっぷり散策しましょう。この古い町並みは国から伝統的な建造物を保存する地区に指定されており、小京都とも呼ばれています。見どころがギュッとコンパクトに詰まっていて、徒歩で観光しやすいのが嬉しいポイント。町をゆっくりと歩いて高山の魅力を満喫できますね。

高山に着いたら身軽に観光できるよう、先に荷物を預けよう。今回ご紹介するお宿は「宝生閣」。古い町並みから徒歩3分の好立地にあるアクセス抜群の旅館です。元々江戸時代にお城があった高台にあるため、見晴らしは最高。城下町を眺めるお姫様気分を味わえるかも？

客室のタイプは敷布団の和室、ベッドタイプの和洋室、露天風呂付きの豪華なものなどがあります。誰と行くかや、予算に合わせて好きなタイプを選んで。高級感もあるので、記念日を過ごすのにもぴったりです。

女子旅での利用にもおすすめ。最上階には、女性専用の露天風呂と足湯などのリラクゼーションルームがあるんです♪プラネタリウム付きの露天風呂もあり、アロマの香りに包まれながら至福のひとときを過ごせますよ。お風呂で体を温めた後には、マッサージチェアで疲れた身体を労わって。至れり尽くせりの空間にほっこり落ち着きます。

古い町並みの広がる「さんまち通り」は、飛騨高山名産の食べ物が手軽に楽しめるお店や、可愛い雑貨を扱うお店がずらりと軒を連ねています。その中でも必ずチェックしておきたいのが、飛騨牛の握り寿司！和牛ブランドのひとつである飛騨牛は、海外からわざわざ食べにくる観光客もいるほどの人気なんですよ。そんな絶品のお肉を手軽に握り寿司で食べましょ♩お店はいくつかあるので、好きなところを選んで。

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おすすめなのが、古い町並みの通りにある「こって牛」。こちらは飛騨牛握り寿司専門店で大人気なんですよ。寿司を載せるお皿代わりの焼きせんべいから塩のひとつまで、こだわり抜かれた握り寿司がいただけます。イートインスペースとして、屋内だけでなく庭園を眺められる外のお席も。和の風情を楽しみながら上質なブランド肉を味わえますよ。

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飛騨高山名物の五平餅は、「さん陣」で食べましょう！「五平餅」は、米粒の食感が少し残る硬めの平べったいお餅にタレを付けて、じっくり焼き上げた一品です。食欲をそそる醤油ベースのタレの香りがお店の外までただよってきて、ついつい匂いの誘惑に負けそうに…♡ホクホクのお餅と香ばしいタレの風味を楽しんで。

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さん陣は五平餅はもちろん、「みたらしだんご」も絶品のお店。飛騨高山のみたらし団子は甘いタレではなく、醤油ベースのお食事系の味なんです。モチモチの団子と香ばしいタレの相性は抜群！五平餅との食べ比べもいいですね♪

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食べ歩いた後は、雑貨屋さんを巡って可愛い雑貨をgetしましょ。「うさぎ舎」には名前の通りうさぎがモチーフの和雑貨がたくさんあって、うさぎ好きにはたまらない♡飛騨高山名物のさるぼぼですが、ここでは「うぼぼ」が購入できますよ。じっくりと見て回ってあなたの好きなうさぎを見つけましょ。

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店先からふわりと誘われるような香りを放つのは「香舗 能登屋」。田舎に帰ったような和の香りのものから、お洒落なガーデンで香る洋風のフローラルな香りまで、約150種類あるさまざまな香りのお香や匂い袋が店内に並んでいます。飛騨高山の思い出を香りとしてお土産にいかがですか？

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さんまち通りをたっぷり散策した後は、どこかで腰を落ち着けてひと休みしたいですよね。和食が多い飛騨高山ですが、洋風スイーツもあるので、両方楽しみたい女子には嬉しい♪さんまち通りを外れた商店街の一角にある「コーヒー ドン」は、高山エリアで一番の老舗喫茶店。昭和レトロでシックな店内がとってもお洒落でかっこいいんです。

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ショーケースにはケーキやチョコレートなどのスイーツがずらりと並んでいて、目移りしてしまいます。昔ながらの少し硬めの「プリン」も絶品。創業からずっと守り続けているコーヒーの味も、風味豊かでスイーツとよく合いますよ。小さなお菓子のサービスにも気分が上がります♪散策の疲れをここでちょっぴり癒して◎

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飛騨高山で年に2回行われる日本三大美祭のひとつ、高山祭。普段はのんびりとしていて静けさのただよう町中に、この日だけはお囃子が鳴り響き活気に包まれます。「高山祭屋台会館」では、国が指定した民俗文化財である祭の象徴・祭屋台をいつでも見ることができます。実際に祭で使用された数台の祭屋台は、豪華絢爛で迫力満点。まるで今にも動き出し、お囃子がどこからか聞こえてくるようです。

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見た目の華やかな印象が強い屋台ですが、じっくりと観察してみるとその繊細で精工な造りが分かります。細かく作りこまれた装飾がひとつの巨大な屋台となり、祭の熱気を上げるシンボルになっているんです。ここでしか見ることのできない貴重な祭屋台を見て、祭の雰囲気を味わいましょう。

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飛騨山脈に囲まれた高山では、清らかな水と良質なお米を使った地酒造りが古くから盛ん。古い町並みの中にも酒造がいくつかあり、店内では試飲が可能です。お店オリジナルのおちょこを購入して試飲できるお店もあるので、すべての酒造を回ってみたくなる…！いろんな種類のお酒を飲み比べて、お気に入りの銘酒を見つけましょう。

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その中でご紹介するのが、モンドセレクションで10年連続金賞を受賞した酒造「原田酒造場」。店内には豊富な種類の日本酒がずらりと並んでいます。それらの日本酒は、数百円のおちょこを購入して試飲することができるんですよ。試飲可能なお酒は10種類以上。試飲だけで体がポカポカとしてほろ酔いになりそう。すっきりとした辛めのお酒から、まろやかなお酒まで、色々飲み比べてお気に入りを見つけよう♩

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お酒以外にも「元祖地酒まんじゅう」や、ここでしか買えない「元祖地酒チーズケーキバー」など、お土産としてもぴったりなスイーツも揃っています。いろんな種類があって選ぶのが楽しいですね。店内には風情ある囲炉裏もあり、散策で疲れたときには試飲をしながらひと休みができますよ。

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夕食には贅沢に、ブランド和牛の飛騨牛を心ゆくまで堪能し尽くしましょう。ご紹介するお店は高山駅から徒歩約5分ほどにある「丸明 飛騨高山店」。ステーキからしゃぶしゃぶ、すき焼き、焼肉まで、飛騨牛を余すことなく美味しくいただけるメニューが並んでいます。地元岐阜県で飼育された良質な飛騨牛は、まさにほっぺがとろけ落ちそうな美味しさです♡

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お肉を食べるときは、あっさりとしたお野菜も欠かせませんよね。新鮮でシャキシャキな野菜がたっぷり入ったサラダメニューももちろんありますよ。なかには飛騨牛が載ったサラダも…！どのメニューを見ても、飛騨牛を味わい尽くせる工夫がされた大満足の品ばかりです。

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2日目は高山駅からバスで1時間ほどで行ける世界遺産「白川郷」をメインに散策するプラン。ノスタルジックでありながら、非日常的な原風景は、日々の疲れを癒してくれること間違いなし。のんびりとした空気に触れると心身ともにリラックスしていきますよ。ほかにも市場や美味しいパン屋さんを巡り、最後の出発の時間まで飛騨高山の思い出をココロに刻んでいきましょう。

出典：kitakituneさんの投稿

野鳥や小魚が元気に活動している宮川は、古い町並みのそばを流れる清流。昼間は静かなので、観光客で賑わう町並みから外れて小休憩を取るのにうってつけの場所です。

そんな宮川ですが、朝は多くの人と露店で賑わう「宮川朝市」が開催されます。地域から集まった雑貨屋さんや、地元で採れた野菜、民芸品などを見て歩けますよ。出店しているのは地元の人ばかりなので、温かい飛騨の言葉や自然な高山の雰囲気に触れ合うことができて、ワクワクしそう♩

出典：なっちゃん７２さんの投稿

高山駅から徒歩約20分にある「トラン・ブルー」。閑散とした町中にある三角屋根の洋風なこのお店は、全国から足を運ぶ人もいるほど絶品のパンがあります。高山に来てパン？と思う人もいるかもしれませんが、トラン・ブルーはパンの世界大会で総合第3位にも選ばれた世界が認めた味！パン好きならぜったいに見逃せません♪

出典：maro-jさんの投稿

中に入るとパンの香ばしい香りが。こぢんまりとした店内には、ハード系からスイーツ系まで数多くのパンが所狭しと並んでいます。パン好きからしたら、至福の光景ですよね。見た目でも楽しめて、どれも美味しそうで…、目移りしてしまいそう。

出典：ほ　た　る　さんの投稿

世界遺産・白川郷は高山駅からアクセス抜群。バスに揺られて1時間ほどすると、深い緑の世界に囲まれた日本の原風景が広がっています。のどかな田園風景の中に、昔話に出てくるような合掌造りの家がポツポツと並ぶ景色は、一目見るだけで胸がフワッと温かくなるような懐かしい雰囲気に包まれています。

白川郷は夜も素敵。民家からあふれる温かみのある光が静かな暗闇を優しく照らし、空には満点の星空が広がります。冬には真っ白な雪に覆われた村を幻想的に照らすライトアップも。ロマンチックな夜を楽しむか、のどかな昼間の光景を楽しむか。好みに合わせてスケジュールを調整するのも◎

出典：ディセントラさんの投稿

白川郷を散策しておなかが空いたら、合掌造りのお食事処「白水園」でランチはいかが？店内は座敷とテーブルとあり、ゆっくりとできる広々としたスペース。懐かしさを感じさせる、定食屋さんのような雰囲気です。

出典：た〜ぼ〜まいう〜さんの投稿

名物メニューのひとつ「熊鍋」。野生の熊肉を、お野菜といっしょに味噌仕立ての出汁で煮込んだお鍋です。迫力のある大きな熊の形の鍋が可愛い♪独特な風味の熊肉は、都会ではあまり出会うことのない貴重な食材。ぜひ一度試してみてください。

出典：赤木 ひろゆきさんの投稿

こちらの定食は「朴葉みそ和膳」。朴葉みそは飛騨高山地方の郷土料理で、自家製味噌にネギなどの薬味、山菜を絡めて朴の葉に載せたものです。濃い目の味噌の味が食欲をそそり、飛騨牛の脂との相性抜群！あっさりふっくらと焼かれた川魚もアクセントになる定食です。

見渡すかぎりのビル群に人だかり、狭い空…。なんだかとっても窮屈で慌ただしい！そんな都会に疲れを感じたら、解放的な大自然に飛び込んで羽を伸ばしに行きましょ。のんびりとした癒やしの世界は、一歩踏み出せばすぐそこです。サッと電車に飛び乗って今週末は飛騨高山に旅に出よう♪