【全国】至福の一杯ココにあり！ふたりでクラフトビールが飲めるホテル8選

仕事は嫌いじゃないけれど、それでもどんどんとたまっていく疲れとストレス。週末のふたりきりのディナーが、頑張るための原動力になっているというカップルも多いのではないでしょうか。もちろんディナーだけでも素敵なひとときが過ごせますが、たまにはゆっくり、ふたり旅を楽しみたいですよね。頑張るふたりのご褒美旅。ビール好きのカップルなら、その土地だからこそ味わえる「クラフトビール」が、旅を彩るとっておきのアイテムになります。そこで、今回は仕事で疲れた心とからだを癒やしてくれる、クラフトビールが飲めるホテルを厳選しました。

最近、よく耳にする「クラフトビール」。大手メーカーのビールとは違い、小規模の醸造所が作ったビールがクラフトビールと呼ばれるものです。クラフトは、英語で「技術」や「工芸」「職人技」という意味。伝統的な製法を大切にしたり、「もっと美味しく」と味を追求したり。それぞれの醸造所のこだわりは、規模が小さいから持てるものであり、その多様性こそがクラフトビールの一番の魅力になっています。苦味が強いもの、なめらかな口当たりのものなど味わいも様々。自分好みの一杯をみつけてみませんか。

クラフトビールにはネットショップなどでお取り寄せできるものもたくさんありますが、醸造所がある地元の素材を使ったお料理と一緒に味わうのはまた格別です。しかも、それが素敵なホテルで、隣には大好きな彼。最高のシチュエーションですね。湯あがりの一杯を楽しんだり、自然の中で乾杯したり。彼との距離もぐっと近くなりそう。今回そんな旅ができる、おすすめホテルをご紹介します。

”野生ホップ発見の地”岩内町にある「いわない高原ホテル」は、日本海と積丹半島を見渡せる高台にあり、美しい景色を堪能できるホテル。約2万坪の広大な敷地には、日本庭園や美術館、遊歩道の他、ブルワリーに泊まれる施設「IWANAI BREWERY ＆ HOTEL(イワナイ ブルワリー アンド ホテル)」もあるんです。

ブルワリーでは、ピルスナーやペールエールなど4種類のビールに加え、季節の限定ビールなどを醸造しています。全国でも珍しい海洋深層水を使っていたり、材料にこだわって作られたビールは、「ジャパン・グレートビア・アワーズ2023」で金・銀・銅を受賞するほどのおいしさ！クラフトビールの醸造所を眺めながらビールを楽しめるビアバーで、生ビールを味わいましょう。

お泊まりは徒歩約30秒の本館「いわない高原ホテル」へ。和室や和モダンなどの客室もありますよ。思う存分ビールを飲んで、ベッドにダイブしたら幸せな気分で眠りにつけそう♪「IWANAI BREWERY ＆ HOTEL」にも客室があるので、ホテルに直接問い合わせてみてくださいね。

本館「いわない高原ホテル」内にある大浴場は、北海道の大自然を一望できる天然温泉100％の源泉掛流し。内湯の他に露天風呂やサウナ、水風呂も備わっています。沈みゆく夕日を眺めながらゆっくりお湯に浸かったり、朝日の昇る空を眺めながら温泉を堪能して、贅沢なひと時を過ごしてくださいね。

※露天風呂は冬期休止。

国指定の特別名勝・天然記念物に指定されている奥入瀬渓流にほど近く、雄大な自然に包まれた場所に建つ「奥入瀬 森のホテル」。「食旅」という旅のスタイルを通して、ふたりの思い出づくりを素敵に演出してくれるホテルです。忙しい日常を忘れて、こころ休まる1日。深い森の中、ゆったりと流れる時間に身をゆだねてみませんか。

ここで味わえるのは、厳選した麦芽とホップを奥入瀬の源流水で仕込んだクラフトビール「奥入瀬ビール」。「奥入瀬ビール」には麦芽本来の味が楽しめるピルスナーをはじめ、香ばしいダークラガーなどがあり、飲みくらべも楽しそう。車で20分ほどのところにある「奥入瀬麦酒館」では製造工程が見学できます。

仕事の疲れも、旅の疲れも、彼との小さな喧嘩も。すべてきれいに洗い流し、至福のひとときをくれるのは、ホテル内にある温泉。八甲田山麓にある「猿倉温泉」の源泉で、さらりとしたやわらかな泉質です。木々の間を通り抜ける風を感じながら、のんびりした時間が過ごせます。

都心から近いこと、海と山に囲まれたロケーションでカップルに人気の葉山。街とゆるやかにつながりながら、海とつながり、海に憩う。そんな体験ができるのがここ、「葉山 うみのホテル」です。海と、彼と、一緒に過ごす週末のひととき。想像しただけで、こころが癒やされますよね。

実はこのホテル、もともとはビールメーカーの研修施設でした。その建物をリノベーションしてホテルとしてオープン。ビールとはゆかりがある地なんです。おなじみの国産ビールをはじめ、ヨーロッパやアジアのビールなど、さまざまなビールが味わえますが、絶対に飲みたいのは、地元を代表する「葉山ビール」。モルトの旨味とキリッとした苦味が特徴で、葉山牛との相性もばっちり。海を眺めながら、彼とグラスを鳴らすとき。なんとも贅沢な時間ですね。

大きな窓の向こうに広がる葉山の海。太陽が降りそそぐ明るい海や夕焼けに染まるロマンチックな海、朝日にきらめく静かな海。その変わっていく表情をふたり占めできる素敵なゲストルームです。インテリアはシンプルながらおしゃれ。壁には地元で活躍するアーティストの写真や絵画が飾られています。

どこまでも続く海と湘南のシンボル、江の島。遠くには富士山を眺めることができる「ホライズン温泉」。「ホライズン温泉」は、天然の鉱石「光明石」を使用した人工の温泉です。ゆっくりとお湯を楽しんだあとは、さあ、地元の野菜やお肉をふんだんに使ったお料理と「葉山ビール」がおまちかね。

志賀山温泉の渓谷沿いに建つ、和の趣にあふれた温泉宿「志賀高原 白い温泉 渓谷の湯」。豊かな自然に包まれた絶景と、乳白色の硫黄泉の露天風呂が魅力のお宿です。心づくしのお料理と冷えたクラフトビールを口にすれば、たまっていた仕事の疲れも、ふっと溶けてなくなってしまいそう。

「白い温泉 渓谷の湯」で味わえるクラフトビールは、「志賀高原ビール」。原料のホップから手作りしているというこだわりのビールです。個性と飲みやすさを両立させた絶妙なバランスで、種類も豊富。こちらのホテルでは、ペールエール、ポーター、「ミヤマブロンド」を常備しています。

味わいある古民家風のお部屋や、ひろびろとした和モダンのお部屋、山荘をイメージしたベッドタイプなど、客室は10種類から選べます。展望露天風呂付きのお部屋なら、ふたりきりの贅沢な時間が過ごせそう。お風呂あがりは、もちろんクラフトビールで喉を潤しましょう。

夕食は地元の信州牛を使ったステーキや炙り焼きをはじめ、山菜や岩魚など、四季おりおりの旬の味が並びます。もちろん、食事のおともは「志賀高原ビール」。何度でも乾杯して、何度でもおかわりしたくなる美味しさ。心が満たされたら、いつもよりちょっと素直になれるかもしれませんよ。

将棋「棋聖戦」や囲碁「十段戦」の対局が行われることで知られる宿「岩室温泉　高志の宿　高島屋」。のどかな田園風景が広がる湯の町にあるお宿です。江戸時代の庄屋屋敷を活かした建物で、ロビーは国の登録有形文化財にも指定されています。都会の喧騒も仕事の疲れも、一瞬にして忘れられる「和の空間」で、彼との思い出づくりはいかが？

こちらで味わえるのが、越後の名水・阿賀野川の伏流水を使用したクラフトビール「スワンレイクビール」。アメリカで金賞を受賞した「世界が認めた本物」です。種類も豊富ですが、中でも地元新潟産のコシヒカリが入ったビールがおすすめ。ウエルカムドリンクはオリジナルブレンドのコーヒーか、「スワンレイクビール」から選べます。チェックインしてすぐの1杯が、素敵な旅のプロローグになりますね。

「泊まれる料亭」として人気の「高島屋」。夕食では名物の「のど黒塩釜焼き」や厳選した和牛のステーキ、四季おりおりの野菜を使ったお料理が味わえるのがうれしいですね。朝食ではお宿自慢の鮭の味噌付焼をはじめ、地元ならではの和食を堪能。ご飯はもちろん、夕食・朝食ともに新潟産コシヒカリです。普段はゆっくり食べられない朝食も、ここではしっかり、ゆったりと。

せっかくのふたり旅だから、ちょっと頑張って露天風呂付きのお部屋をチョイスしたい。きれいにお手入れされた庭園を眺めながらのお風呂に、日ごろの疲れも吹き飛びます。湯あがりは、木の香りが漂う純和風のお部屋でくつろぎ、一品ずつ運ばれるお料理に舌鼓。ビール片手に、心からリラックスできます。

東海圏ではじめて森林セラピー基地に認定された「美杉リゾート」。見わたす限りの大自然の中、森林浴やノルディックウォーキング、プールなど多彩な過ごし方ができるアクティブなリゾートです。体験教室を楽しんだり、スポーツで汗を流したり。普段のデートならなかなか経験できないことに挑戦してみるものもいいですね。

「美杉リゾート」では、地元のクラフトビール「火の谷ビール」が味わえます。火の谷天然銘水100%で仕込み、ワインのような味と香りを実現。全国でも生のクラフトビールが飲めるホテルは珍しく、ビールファンにはたまりません。定番から季節限定の味まで種類が豊富で、飲みくらべも楽しい！ ビールは通信販売でも購入できますが、やっぱり澄んだ空気の中、地元のお料理と一緒に飲むと格別。彼とのおしゃべりも弾みます。

宿泊はホテルとコテージがありますが、ホテルでは展望風呂付きの客室、コテージでは露天風呂付きがおすすめです。ゆったりふたりきりでお風呂を楽しんだあとは、すぐに乾杯！コテージはペットと一緒に泊まれる棟もあるので、ペット連れの旅にもぴったりです。

ビールの名前にもなっている「火の谷」は、この地域を指す名前。「美杉リゾート」の自家源泉「火の谷温泉」と「火の谷ビール」のコラボレーションにより、ここにふたつの日本初が誕生しました。ひとつは、日本初の「ビール部屋」。客室内にビールサーバーが設置され、チェックインからチェックアウトまで、クラフトビール飲み放題。ビール好きには夢のようなお部屋です。

そしてもうひとつはこちら、日本初の「ビール風呂」です。ビールに含まれる酵母やホップ、炭酸などが肌の汚れを落とし、なめらかにしてくれるとのこと。飲むだけでなく、お肌で味わうビール。これはぜひ、試してみたい！

「大人のための宮島の我が家」をコンセプトに、創業100年超えの老舗温泉旅館がプロデュースした「ホテル宮島別荘」。自分たちの別荘のような感覚で過ごせる空間とサービスに、こころからリラックスできるはず。宮島桟橋から徒歩約1分、世界文化遺産の厳島神社や弥山原生林の観光にも便利なロケーションです。

こちらのホテルで飲めるのは、「宮島ビール」。安芸の宮島にある唯一のクラフトビールメーカーです。ペールエールやヴァイツェンなど種類が豊富。彼と違う味を選んでシェアしてみては？ ホテル内のバーではクラフトビールのほか、ウイスキーやワイン、日本酒なども楽しめます。ホテルから徒歩数分のところにあるブルワリーを訪ねてみてもいいですね。

「ホテル宮島別荘」の客室は、全室ベッドスタイル。「町家の別荘」「海の別荘」「山の別荘」をイメージしたお部屋から選べます。一般的なホテルとは違い、ドアを開けたら靴を脱いで入室。ふたりで暮らす「わが家」に帰ってきた！という気持ちになれる、居心地のよさです。

お食事はここでしか味わえない、地産地消の「宮島キュイジーヌ」。広島で生まれ育った料理長が、海の幸や山の幸、地元農家の有機野菜などをふんだんに使ったお料理を提供してくれます。もちろん、「宮島ビール」との相性も抜群。お料理とビール、ふたりの時間を満喫したら、また仕事も頑張れそうですね。

九州中央阿蘇外輪山の北側に位置する黒川温泉。その中心から、ちょっと離れた場所に「旅館 山河」はあります。周り一面、静かな森。ほかの建物もない静かな立地で、「おしのび旅」のような気分を味わってみませんか。ふたりだけ、濃密な休日を過ごすにはぴったりのお宿です。

黒川の湧水で醸造した、黒川温泉限定のクラフトビール「湯上り美人」。フルーティーなペールエール、のどごしがさっぱりしたピルスナー、苦味が少ないダークラガーの3種類があります。お部屋やお食事処で乾杯するのはもちろん、旅館の奥の小高い場所に設けられたウッドテラス「月見台」で、至福の1杯を楽しんでも。6〜7月なら、ホタルを見ることができます。

客室は純和風を中心に、ベッドのある和洋室など16タイプ。離れのお部屋、露天風呂付きのお部屋もあり、川のせせらぎ、鳥のさえずりを耳にしながら、彼とふたりで静かなひとときが過ごせます。新緑の季節、紅葉の季節、雪の舞う季節。四季おりおりの風景が、ふたりの思い出をより色濃いものにしてくれるはずです。

「旅館 山河」のお湯は、「薬師の湯」と「美肌の湯」というふたつの自家源泉からなる100%かけ流しの温泉。約3000坪の敷地の中には露天風呂や内風呂など7つのお風呂があり、混浴露天風呂や貸切り風呂もあるので、カップルで一緒に入浴できます。なめらかなお湯に疲れが溶けていったら、さあ、湯あがりのビールがお待ちかね。

それぞれに魅力あふれるお宿と、個性あふれるクラフトビール。旅の楽しさが、また広がったのではないでしょうか。現地で大好きな味に出会えたら、お土産に買って帰るのもいいですね。自宅に戻ってからもふたり旅の記憶がよみがえり、また毎日の仕事も頑張れるはずです。