錦秋の山形へ♡レトロモダンな街と絶景の紅葉に癒される1泊2日女子旅

毎日仕事に忙殺される都会での日々…。ときにはそんな日常から抜け出して、リフレッシュの女子旅にでかけませんか？

目指すはみちのく「山形県山形市」。古くから最上(もがみ)地方の中心地として栄えたこの街は、明治大正の面影を色濃く残すとっても魅力的な場所。周囲には「蔵王(ざおう)連峰」の雄大な山々がそびえ、温泉や紅葉も楽しめます。疲れた心も、山形の街並みと大自然に癒されるはず◎

出典：Justiceさんの投稿

「東京駅」から新幹線に揺られて約2時間45分。車窓からの景色に季節の移ろいを感じながら、友達とのおしゃべりに花を咲かせて。これから始まる旅にワクワクしますね。新幹線を降りたら、そこは旅日和の秋の山形。色づく街に癒される、極上の大人女子旅のスタートです。

山形市内には、大正レトロな街並みや、古くから人々に愛されてきた城跡など、旅情をかきたてる名所が盛りだくさん。どこから巡ろうか悩みますが、はやり最初は松尾芭蕉も足を運んだ古刹「山寺(やまでら)」へ。「山形駅」で新幹線を降りたら、JR「仙山(せんざん)線」の仙台行きに乗り換えて約20分。「山寺駅」へ向かいましょう。

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「山寺」の呼び名で親しまれている「宝珠山 立石寺(ほうじゅさん りっしゃくじ)」。松尾芭蕉が「閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声」の俳句を詠んだ場所です。全国でも指折りの紅葉スポットとしても有名なんですよ。1015段の石段を登っていくので、重い荷物は駅前のコインロッカーに置いて身軽な状態でレッツゴー！

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こちらは、国指定重要文化財「根本中堂(こんぽんちゅうどう)」。堂内には、「比叡山延暦寺」から山寺に分けられた「不滅の法灯(ほうとう)」が約1200年もの間ずっと灯され続けています。静寂の中で神聖な空気に包まれると日々の悩みが溶けていくかのよう。

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大きな山門をくぐると800段を超える階段が天へとそびえます。登りつめた先には「納経堂」が迎えてくれます。眼下には錦の絨毯に覆われた絶景が…！あまりの美しさにため息がもれてしまうかも。

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「山寺」を散策してお腹がぺこぺこになったら、山形名物でランチにしましょう。「山寺駅」から徒歩約1分のところにある「焔藏」では山形素材にこだわったお蕎麦や芋煮、玉こんにゃくをいただけます。“冷やしラーメン”が有名な山形らしい、「冷たい肉そば」や「冷たい鶏らーめん」といったユニークなメニューもありますよ。

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お店のイチオシは、「最上早生(もがみわせ)」という蕎麦を使用した「十割天板そば」。豊かな香りと独特のコシが病みつきのおいしさ！かつお節やさば節などを使用した蕎麦汁は風味豊かでコクがあり、お蕎麦との相性もバツグンです。寒い季節には山形名物「芋煮」でほっこり温まって。

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もちろん甘味メニューも豊富。極上の枝豆と名高い“だだちゃ豆”を使った「和パフェ」や、“フルーツ王国やまがた”を代表するラフランスを使用した「ラフランスジュース」もありますよ。爽やかな甘みが疲れた体に染みわたる♡夏に訪れたら大きな「かき氷」も◎お腹がいっぱいになったら「山寺駅」から電車に乗って山形市街へ向かいましょう。

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市街地のほぼ中央にある「霞城公園」。緑豊かなこちらの公園は、かつて「山形城」がそびえた場所。園内には土塁や石垣が残り「二ノ丸東大手門」や「本丸一文字門」が復元されています。桜や紅葉など四季折々の風景が楽しめるんですよ。

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「霞城公園」の名は、1600年に起きた最上家と上杉家の合戦「長谷堂合戦(はせどうかっせん)」で「山形城」が霧に隠れて見えなかったことに由来するんだとか。公園内には、長谷堂合戦で陣頭指揮をとったと伝わる藩主・最上義光(もがみ よしあき)の騎馬像が建てられています。戦国時代から現代まで長い歴史を見守ってきた「山形城跡」は1986年に国指定史跡となり、2006年には「日本100名城」に選ばれました。

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敷地内には文化施設も。中でも「山形市郷土館」がおすすめ◎国の重要文化財に指定されているこの建物は、明治のレトロな雰囲気をふんだんにまとった擬洋(ぎよう)風建築。かわいらしい丸いフォルムが女子心をくすぐりますね。明治時代に病院として建てられ、現在は郷土史や医学関係資料が展示されているんですよ。

出典：さくらんぼｊａｍさんの投稿

次にやってきたのは「山形美術館」。1964年に開館した歴史ある美術館で、日本・東洋美術、郷土美術、フランス美術を中心に、絵画や彫刻などを収集・調査・研究を行っています。県民に開かれた美術館として人々に愛される「山形美術館」は、紅葉スポットとしても人気なんです。

出典：さくらんぼｊａｍさんの投稿

館内の展示はもちろんのこと、屋外に配されたモニュメントと木洩れ日に輝く紅葉はまさに「美の殿堂」。カメラ片手に、お気に入りの構図を探しながら散策を楽しんで。

出典：淳香さんの投稿

続いては、国の重要文化財「文翔館」へ。大正初期に建てられた英国様式の建物で、かつては県庁舎・県会議事堂として利用されていたんだとか。レンガ造りの威風堂々な佇まいに胸が高鳴りますね。

出典：aranko2345さんの投稿

「文翔館」では中庭やギャラリーなどのスペースの貸出を行っていて、コンサートや演劇公演といった市民の文化活動の場となっています。映画やドラマの撮影にも利用されており、「るろうに剣心」のロケ地にもなったんですよ。映画と同じポーズをとってみたり、撮影ポイントを探してみたり、思い思いに楽しんで♡

出典：to & さんの投稿

建物の外観はもちろん、「議場ホール」などの内装も、建てられた当時の工法をもとに忠実に復原されています。大正ロマンの香り高い館内には、復原の記録や郷土の歴史と文化を紹介する展示室があり、自由に見学可能。ガイドボランティアをお願いすることもできるので、希望の際はスタッフの方に声をかけてくださいね。

本日のお宿は「深山(みやま)荘 高見屋」です。約300年の歴史を持つ老舗旅館です。「山形駅」から「蔵王温泉バスターミナル」まではバス利用になりますので、時刻表のチェックをお忘れなく。「蔵王温泉バスターミナル」からお宿までは宿の無料送迎があるので安心ですね。

客室は和室や和洋室のほか、露天風呂付客室や離れの別邸などがあります。それぞれに趣向がこらされており、日本の伝統美とモダンなデザインが融合した空間になっています。おしゃれなお部屋にテンションも上がりますね♡夜はガールズトークで盛り上がって。

湯の花がただよう濁り湯の「蔵王温泉」。こちらのお宿では、創業以来湧き続ける自家源泉のお湯をかけ流しで楽しめます。身も心もほぐれていくお風呂は全部で9つ。友達と一緒に湯巡りしたり、それぞれお気に入りのお風呂を探したり、自分たちならではの楽しみ方で温泉を満喫しましょう♪

お風呂のあとはお楽しみの夕食♡「深山荘高見屋」でいただくお料理は、旬の食材をふんだんに用いた季節の和会席膳。郷土料理の技法を用いて華やかに変身した山形の味覚が並びます。素朴ながら品のある味わいで、おいしさのあまり笑みがこぼれちゃうかも。

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2日目の最初に訪れたのは、お宿から徒歩約10分で到着する「蔵王ロープウェイ」の「山麓駅」。ここから、標高1,331mの「樹氷高原駅」と標高1,661mの「地蔵山頂駅」とを結ぶロープウェイが運行しています。空中散歩のはじまりはじまり。

約20分の空の旅を終えたら「地蔵山頂駅」に到着。ゴンドラ乗り場を出て散策道を進むと、高さ約2.34mの大きな坐像「蔵王地蔵尊」があります。そこから「樹氷の碑」を過ぎると高山植物が咲く「蔵王自然植物園」の入り口です。“植物園”といっても、1周400ｍほどの散策道なので体力に自信がなくてもサクッと回れますよ。

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散策道の途中には標高約1,703ｍの「三宝荒神山(さんぽうこうじんざん)」の山頂があり、雄大な山々が望めます。蔵王の自然でリフレッシュしたら再びロープウェイで山麓へ。山麓から市街地に向かうバスは1時間に1本ほどなので、時刻表のチェックをお忘れなく。

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「山形駅」でバスを降りたら、ちょうどお昼時。今日のランチはちょっと贅沢なお肉料理なんていかが？「山形駅東口」から徒歩約3分。ホテルメトロポリタン山形の2階にある「最上亭」で、山形牛や米沢牛を使用した極上の鉄板焼きをいただきましょう♡

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落ち着いた雰囲気のテーブル席、目の前でお肉を焼いてもらえるカウンター席など、店内はどこも洗練されたデザインで高級感たっぷり。メニューも大人になった今だからこそ味わいたい贅沢なものばかりです。山形の食材を使った日本料理の数々と、ジューシーなお肉に舌鼓♪

出典：じろー０１さんの投稿

おいしい山形の肉には、同じく山形産のお酒がぴったり。「十四代」や「出羽桜」といった山形の地酒はもちろん、“フルーツ王国やまがた”で育まれたブドウを使った「高畠ワイン」もおすすめです。スペシャルランチでお腹も心も満たされたら次の観光スポットへ。

出典：Brenneckesさんの投稿

次は城下町の面影を今に伝えるレトロな商店街「七日町通り」へ。ぜひチェックしたいのが「御殿堰」です。江戸時代、「馬見ヶ崎川(まみがさきがわ)」の氾濫を抑え、町の生活用水や農業用水を確保するために設けられた堰のことです。現在はモダンでおしゃれなお店が並ぶ人気スポットなんですよ。着物や浴衣が合いそうな雰囲気ですよね。

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もう一つ、七日町通りでぜひ足を運んでいただきたいのが「山形七日町ニ郵便局」です。レトロでかわいらしいこちらの建物、なんと大正時代に建てられたもの。元々は洋品店でしたが昭和47年頃に郵便局として利用されるようになりました。大正時代の建物が現役で使われているってすごいですよね。

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続いては「もみじ公園」へ。池に映りこむ四季の景色が見事で、特に紅葉の時期は多くの人が観賞に訪れる絶景スポットです。大きな池を中心にして、その周りに庭を配した「池泉(ちせん)回遊式庭園」になっています。友達と一緒に美しい景色を写真に収めてくださいね。

出典：トシノブさんの投稿

もともと奈良時代に開かれた「宝幢寺(ほうどうじ)」の庭園としてつくられ、江戸時代初期に時の藩主によって改修された由緒あるお庭です。明治に入り廃寺となったことで庭園は市のものとなり、「もみじ公園」として開園したのだそう。

出典：さくらんぼｊａｍさんの投稿

お庭に面して建つ風情ある建物は、「宝幢寺」の書院だった「清風荘」です。江戸時代に建てられ、国の有形文化財にも登録されています。茶室「宝紅庵(ほうこうあん)」が併設されており、茶会が催されることも。古き良き和の趣を感じますね。

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新幹線に乗り込む前に山形土産のお買い物♪山形駅の駅ビル「エスパル山形」には、たくさんのお土産屋さんが入っています。中でも「清川屋」は、山形の果物や素材を使ったお菓子が人気のお店。甘く幸せな気分にしてくれる一品が見つかりますよ。

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おすすめは「だだっ子」と「だだっパイ」。「清川屋」の自社農園で育てられた“だだちゃ豆”を使用した焼き饅頭と和風パイです。豆のやさしい風味と素朴な味わいが病みつきになるはず◎和菓子屋さんですが、洋菓子にも定評があり真っ白なロールケーキやだだちゃプリンも人気なんだとか。

レトロモダンな街並みや「山寺」や「蔵王」といった美しい自然美も堪能できる「山形市」。歴史のロマンに思いを馳せ、大自然を見てリフレッシュできる極上の女子旅が叶いますよ。次の休みには仲良しの友達を誘ってお出かけしてみませんか？