2020年10月20日
全国ノスタルジック旅。カメラ片手に旅したい、エモすぎる秘境駅12選
どこか懐かしく、哀愁が漂う場所でノスタルジーに浸りたい。そんな哀愁好きのあなたにおすすめしたいのは、ローカル電車の旅。目的地は、人里離れた秘境駅。海の絶景、ひとりで行くには勇気がいる駅、1日に数回しか停車しない駅…。日本には、都会の満員電車からは想像もつかない秘境駅がたくさん。きっと心揺さぶられる体験になる、全国のエモイ駅をご紹介します。
都心から電車をいくつも乗り継いで、人里離れた場所まで出かけてみませんか?目的地は観光スポットではなく駅そのもの。こんな場所に駅があるの?というシチュエーションや、秘境ならではの郷愁がなんともエモい…と密かに人気を集めているんです。
秘境駅があるのは、街から遠く離れた場所がほとんどです。なかには知る人ぞ知る絶景駅もたくさんあり、いまだ現役の駅舎を見ると、「頑張っているなぁ」と心が和みます。自宅から移動した分だけ自分の知らない世界が広がって非日常感もたっぷり。思い出に残るノスタルジックな全国の秘境駅をご紹介します。
奥大井湖上駅の詳細情報
土合駅の詳細情報
茨城県ひたちなか市にある、「ひたちなか海浜鉄道湊線殿山駅」はひっそりとした佇まいがエモーショナルな秘境駅。住宅地の中にある一本道を下った、周りより一段低い窪地にあります。駅に向かって真っ直ぐ歩くと、徐々にその姿がお目見え。ワクワクと胸を弾ませながら、ご対面のときを楽しみましょう。
単式ホームのシンプルな駅…かと思いきや、よくみると実はトリッキーな部分があるんです。それは、ホームの屋根と一体化したベンチ。このベンチは、昭和41年に全廃した水浜線から転用したものだそう。こんな場所にこんな珍しいものがあるなんて!というニュースな一枚をカメラにおさめましょう。
殿山駅の詳細情報
驫木駅の詳細情報
抜海駅の詳細情報
北海道紋別郡遠軽町の石北本線「生野駅」は、自然の中に佇む秘境駅。見渡す限り田んぼや畑に囲まれ、ホームだけがポツンと取り残されたように建っています。どうやってここまでくるんだろう…、駅舎はどこ?、ここで降りてどこに行くのだろう…。そんな疑問がフツフツと湧き上がってきませんか?
以前は待合室代わりに黄色い廃バスが設置されていたらしい「生野駅」。それも撤去され、現在のような超シンプルなスタイルになったそう。冬になると、白銀に包まれてホームをみつけるのも困難に。雄大な北海道ならではの特別な光景をカメラにおさめてみませんか?
生野駅の詳細情報
真幸駅の詳細情報
坪尻駅の詳細情報
原生花園駅の詳細情報
下灘駅の詳細情報
熊本県人吉市の肥薩線「大畑駅」は、日本で唯一、ループ線とスイッチバックを併せ持つ秘境駅。秘境好きはもちろん、鉄道ファンにも人気の駅です。駅舎の壁一面に貼られているのはたくさんの名刺。自分の名刺を貼ると出世する…と言われているそうです。せっかく来たのなら、もちろん自分の名刺も貼るしかないですよね!
駅のホームある給水所は、蒸気機関車が走っていた頃の名残だそう。開業当時は、この駅が給水所として活躍していたんだとか。当時は蒸気機関車の煤を洗うのに利用されていたホームの湧き水。様々な名残を肌で感じながらノスタルジーに浸れます。
大畑駅の詳細情報
滋賀県大津市の比叡山鉄道線「もたて山駅」は、全長2,025mと日本一の長さを誇るケーブルカーの秘境駅。周囲は333‰の急勾配という、かなりスリリングなシチェーション。さらに、利用者がいないときは停車しないというルールも。ここまでくれば、もはや登山同等の達成感を手にできるかも。
「もたて山駅」は、独自の利用方法が定められています。乗車する際は、駅にあるインターホンでケーブルカーの停車を要請しなければいけません。珍しい駅の撮影に夢中になって忘れてしまうと、ケーブルカーが通り過ぎてしまうのでご注意を。
もたて山駅の詳細情報
秘境駅は、旅の到着地点や出発地点ではなく「目的地」として楽しむことができる場所。観光地と違って、降り立っても何もない…なんてこともありますが、それもまた魅力です。カメラ片手にノスタルジーな場面を切り取りながら、自分らしい視点で駅舎を楽しみませんか。