日常を忘れてゆるり旅。リラックスできる「1日10組以下限定」の宿6選／福井県

休日は家でゆっくり過ごしたのに、なんだか休んだ気がしない…。そう感じたことはありませんか？ 休んだつもりでも、家だと"家事をしなきゃ”と思ったり、仕事のメールが気になったりして、心のどこかはくつろいでいないのかもしれません。そんな時は、思い切って家から離れてみませんか？

今回ご紹介するのは、心からリラックスできる「1日10組以下限定」の宿です。プライベート感あふれる小ぢんまりとした旅館やホテルで、日がな一日のんびり過ごしてみませんか？ いつもと違う景色を眺めながらボーっとしたり、温泉やごちそうを楽しんだり。知らず知らずの内に張りつめていた心が、ゆるっとほぐれていきますよ。また、「1日10組以下」と人数が限られている宿なら、団体客と居合わせることもなく落ち着いて過ごせるでしょう。

この記事では、福井県にある「1日10組以下限定」の宿をご紹介します。客室数が少ないだけではなく、上品で落ち着いた雰囲気や、福井県らしい上質な食材を使ったグルメにも注目。大人女性のご褒美旅におすすめの宿を厳選しました。疲れが取れないなと感じた時や、日常から離れたいなと思った時は、ぜひチェックしてみて下さいね。

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砂浜のすぐ側に佇む「海香の宿 波華楼（なみはなろう）」は、1日6組限定の隠れ家的な宿。常神（つねがみ）半島の根元に位置し、近隣の港で水揚げされる豊かな海の幸と、海の景色をゆったりと楽しむことができます。シンプルでセンスの良い空間も魅力で、気分良く過ごすことができますよ。

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客室は、北欧デザインを感じるおしゃれなインテリアと、木材のぬくもりに包まれる空間。シンプルで上質な家具が心を豊かにしてくれます。また全室オーシャンビューのテラス付きで、開放感を味わうこともできますよ。テラスに出れば潮の香りが感じられ、波のBGMに癒されるでしょう。

出典：LEさんの投稿

館内には大浴場と貸切風呂があります。周りを気にせずにゆっくりとバスタイムを楽しみたい方は、無料の貸切風呂へどうぞ。ゆっくりと体をあたためつつ、若狭湾の景色を独り占め。日頃の疲れを綺麗さっぱり忘れて、心まで洗われる時間を過ごしてみましょう。

出典：孤高のランナーさんの投稿

日本海に面した福井県では、美しい夕焼けを見ることができます。夏はテラスで、冬は暖炉のあるエントランスで、茜色に染まる海の絶景を楽しんではいかが。感動的な景色は、心に溜まったモヤモヤとした気持ちを浄化してくれますよ。

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夕食は、若狭湾で獲れた魚介類を中心とした懐石料理です。こちらの宿では自前で定置網漁を行っているから、鮮度は抜群。日本海沿いの町ならではの贅沢な味は、大人のご褒美にぴったりです。どの季節に訪れてもおいしい食材がありますが、特に11〜翌年3月の越前がに、4〜5月の若狭天然ふぐは特別ですよ！ 海が見えるおしゃれなレストランで、満たされるひと時を過ごしましょう。

1日6組限定の「料理宿やまざき」は、料理自慢の高級温泉旅館。加賀から移築した築140年を超える古民家を活用した宿で、風情と懐かしさを感じながら、日本海の豊かな海の幸を楽しむことができますよ。また宿がある越前町は、景色や文化的な魅力も豊富。海辺で揺れる越前水仙の花畑に癒されたり、織田信長一族発祥の地の歴史を巡ったり、日本六古窯のひとつ越前焼を楽しんだり。旅の情緒をたっぷりと感じられることでしょう。

北陸の豪雪に耐えてきた古民家は、頼もしさと木の温もりを感じる造り。ノスタルジックな雰囲気もあって、気持ちがほっと和らぎます。元の建築を活かした味のある空間は高い評価を受けていて、2010年度には「グッドデザイン賞」を受賞しました。大きなホテルや旅館とは違う心地よさがあって、リラックスできますよ。

出典：furan735さんの投稿

越前町は、日本海側有数の漁師の町。1年を通してさまざまな魚が水揚げされており、新鮮な魚介類を堪能することができます。冬に行くなら、ブランド食材・越前がにはぜひ味わいたい逸品。食事時間に合わせて茹でてくれるので、熱々でプリプリの味わいが楽しめますよ。焼きガニやカニしゃぶ、カニ雑炊など、豪華な食事で贅沢な気分に浸れるでしょう。

体の疲れは温泉で癒しましょう。障子格子のデザインがおしゃれなオーシャンビューの浴場で、「越前くりや温泉」を楽しめますよ。開放感のある空間で一気にリフレッシュできるでしょう。24時間入浴可能なので、海の青が眩しい昼間や、ノスタルジックな夕暮れ時、漁火が海を照らす夜など、時間を変えて楽しんではいかがでしょうか。

客室は海側和室と山側和室、個室風呂付き和洋室の3種類があります。海側和室の窓辺は、自分だけの絶景の特等席。いつでも好きな時に景色を楽しむことができて、旅の情緒をたっぷり味わえるでしょう。越前がにの季節にはこたつが用意されて、ポカポカとあたたかい気持ちに。昔ながらの黒電話や火鉢、布製のおしゃれなぞうりなど、細かいアイテムも素敵で癒されます。

1日9組限定の「割烹旅館 越前満月」は、和の風情あふれる温泉旅館。紅色の平屋造りの建物はどこか雅な雰囲気で、伝統的な日本の趣を感じられますよ。おすすめは露天風呂付き客室で、庭付きの贅沢空間で心ゆくまで温泉浴を楽しめます。湯上りはデッキチェアに座って読書をしたり、お酒を飲んだり。周囲から見えないプライベート空間なので、思い切りリラックスして過ごせますよ。

お部屋は和室がベース。昔ながらの風情がありつつモダンな要素が取り入れられていて、快適に過ごすことができるでしょう。日常を忘れて、庭園を眺めつつボーっと過ごすだけでも癒されますよ。普段は洋室で過ごしているという方は、和室とは別にベッドルームがある和洋室がおすすめです。

お部屋で温泉を楽しみ、庭を眺めながらゆっくり過ごした後は、お楽しみの夕食の時間。基本的にお部屋食なので、わざわざ着替えたりお化粧を直したりして食事処に行く必要がありません。大切な人と、自分たちのペースでのんびり料理を味わえるのが良いですね。

近隣の鷹巣（たかす）漁港は定置網漁が盛んで、鯛、アジ、メバル、若狭グヂ、のどぐろ、ボタンエビなどなど、1年を通して様々な魚介類が水揚げされます。とびきり新鮮な海鮮料理は、都会ではなかなか出会えない味ですよ。ツヤツヤの「大野産こしひかり」や地酒と一緒にどうぞ！ おいしいものをたっぷり食べれば、体の内側から元気が湧いてきそうですね。

「みくに隠居処」は、1日3組限定の小さな宿。落ち着きがありつつカジュアルな雰囲気で、気軽に旅を楽しみたい方にぴったりです。旅館のような豪華な会席料理も味わえるので、ホテルと旅館の良いとこどりをしたような滞在が叶いますよ。

客室は全て洋室。小ぢんまりとしていますが、最高級ホテルでも使用されている「シモンズ社」のベッドが置かれていて、ゆっくりと体を休めることができますよ。館内にはおしゃれなオーシャンビューテラスや、源泉かけ流しの温泉を楽しめる貸切風呂もあり、気分良くリフレッシュできるでしょう。

館内にあるカジュアルレストランでは、新鮮な海の幸たっぷりのランチやディナーを楽しめます。夕食は豪華な会席料理。漁師や海女さんから直接仕入れたという食材をふんだんに使った料理で、お腹も心も満たされるひと時をどうぞ。

せっかく漁師の町に行くなら、併設されている「おさかな集積所おとと」でこの地域ならではの体験をしてみませんか？ インストラクター付きで手ぶらで楽しめる「海釣り体験教室」や、「夜のイカ釣り体験」、釣り人向けの「捌き代行サービス」もありますよ。自分で釣り上げた時の感動はひとしお。良い気分転換にもなるはずです！

福井県を代表するスポットや、石川県の加賀方面にもアクセスしやすい立地なので、気が向いたら観光を満喫することもできますよ。ここならではの景色を楽しめる「東尋坊（とうじんぼう）」は、宿から車で約6分。不思議な形の断崖絶壁が続く、世界的に珍しい地形の絶景スポットです。ダイナミックな自然の姿を前にすると、日頃の悩みも吹き飛びそうですね！

江戸〜明治時代にかけて海運業で活躍した北前船（きたまえぶね）。その寄港地として栄えた三国には、今も独特の町並みが残っています。「詰所三国（つめしょみくに）」はこの地域の伝統的な町家をリノベーションしたゲストハウスで、風情あふれる町で暮らすように旅を楽しめますよ。周囲を散策するだけでも旅情がかきたてられ、古い町並みに息づく人々の暮らしを感じて、心がほっと和むことでしょう。

お部屋は全2室。ゲストハウスといってもそれぞれ一軒家を丸ごと借りるような形で、自分たちだけで自由にくつろげます。「行雲（こううん）」は吹き抜けのリビングと坪庭が特徴的なお部屋。梁を活かした棚には旧田中薬局の蔵にあったという調度品がズラリと並んでいます。まるで博物館のようで、気分がワクワクしてきますよ。

基本的に素泊まりで、ホテルや旅館のようなおもてなしはありません。その変わり自由度が高く、各部屋にキッチンや調理器具が揃えられているので、自炊を楽しんだりして暮らすように過ごすことができますよ。市場で食材を買い込んで調理するのも楽しそう！ 地魚や、地野菜など、地元の人と会話をしながら買いものをすれば、地元に馴染んだ気分が味わえるかもしれませんね。

出典：ちゃぴ23さんの投稿

町に出て、三国の洗練された美食を楽しむのもおすすめ。かつて芸妓さんで賑わった茶屋街にある和食店、オーシャンビューのフレンチレストランなど、大人の心を満たす飲食店がありますよ。朝食は「三國湊座」の名物バーガーをどうぞ！ 福井県産のビーフと三国産らっきょの意外な組み合わせがたまりません♪ 自由気ままに、おいしいご当地グルメと散策を楽しんでみて下さいね。

若狭湾に面する小浜市は、古代から海と陸の交易の要所として栄えた町。海産物や大陸文化などを京都に運び、その食文化を支えてきたのだそうです。そんな歴史ある町でゆったりと滞在を楽しめるのが、「OBAMA MACHIYA STAY（オバママチヤステイ）」。町に溶け込む古民家をリノベーションしたホテルで、昔ながらの街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区の周辺にあります。風情を感じつつ、小浜市の文化をたっぷり楽しむことができますよ。

客室は全3棟で、それぞれが独立する一軒家です。明治初期の風情を味わえる旧料亭、土間や縁側が残っている築約90年の町家などをリノベーションしたもので、どれも町の文化を感じられ、特別感のあるステイを楽しめますよ。「三丁町さのや」は和モダンでおしゃれな空間。階段箪笥などレトロな家具もあり、タイムスリップしたような気分を味わえるでしょう。

「三丁町さのや」のバスルームはガーデンビューになっており、高級旅館のようなゆったりとしたバスタイムが楽しめます。湯船が広く旅疲れも癒されますよ。基本アメニティに加え、バスソルト、あぶらとり紙、Q10フェイスパックなどのアメニティが揃っているのも、嬉しいポイントです。

古くから京都と交流があったため、町には京文化の面影が残っています。タイムスリップした気分で散策を楽しんではいかが？ 「三丁町」と呼ばれるエリアは狭い路地を挟んで昔ながらの家屋や料亭が軒を連ねていて、歩くだけでも非日常的な気分を味わえますよ。疲れたらレトロなカフェでひと休み。自由気ままな旅を楽しんではいかがでしょうか。

福井県といえば、越前がにをはじめとする海の幸が豊富。産地だからこその鮮度抜群の海鮮料理は、大人のご褒美にぴったりです。日常から離れ、ゆっくり過ごしたいなと感じた時は、福井県の小さな宿に泊まってみませんか？ 落ち着いた空間でのんびりと美食を味わって、身も心も癒されるひと時を過ごしてみて下さいね。