【全国】ダイナミックな景色に心動かされる。自然が生み出す岩の絶景スポット8選

仕事を頑張っている女子に悩みは尽きません。くよくよ悩んでしまうこともあると思います。そんな時は、普段いる場所から一旦離れてみるのがいいかも！思い切って遠出して、自然の景色を見に行ってみませんか？

人工では作れない珍しい景勝地や、長い時間をかけて作られた自然の営みには、人の心を動かす力があります。自分の悩みなんてちっぽけなんだなと、意外と吹っ切れるかもしれませんよ。今回は、全国にあるダイナミックな自然を感じる岩の絶景スポットをご紹介します！

高知県の土佐清水市にある「竜串海岸（たつくしかいがん）」は、中村駅からバスで80分ほどの場所にある自然の宝庫です。約1,700万年前に堆積した岩が地層になり、海や風を受け続けてこの海岸ができたと言われています。「大竹・小竹」と呼ばれる竜の背中のような岩の上は自然でできた橋になっていて、海の上を歩いているような気分になれますよ！

この海岸は奇岩の多さと珍しさから「地質の博物館」とも呼ばれていて、他では見られない眺めを見に来る訪問客が絶えません。海岸を歩いていると、大きな生き物にえぐり取られたかのような岩をたくさん見つけられますよ。RPGの主人公になったような気持ちで散策してみると面白いかもしれません！

ハチの巣のようにでこぼこになっている岩肌。本当に自然にできたもの！？と思ってしまいます。しかし、これも太平洋の荒波に削られたり、潮風を受けたりしてできた自然の造形美なんです。古代からながーい時間をかけて作られた、雄大な自然のロマンを感じられますね。

「三段壁（さんだんべき）」は約2キロメートルという、驚異の長さを誇る大迫力の岩崖です。和歌山県の南紀白浜ICから車で約10分の場所にあります。高さは50から60メートルほどで、崖先からの海景色には圧倒されますよ。太平洋に向かって伸びる巨大な岩壁と、コバルトブルーの海景色に心洗われるスポットです。

岩壁の下には洞窟があり、地上からエレベーターに乗って下まで降りることができます。源平合戦で使われた船が隠されていたという言い伝えがある、歴史的にも名高い場所なんですよ。洞穴は静かな場所かと思いきや、波が奥まで押し寄せてきてとてもダイナミック！勢いよく波が跳ね返る様子から、自然の力強さを感じられます。

「三段壁」は岩の景勝地だけでなく、恋人の聖地でもあるんですよ。展望台付近の記念碑には、カップルたちがロックしたたくさんの南京錠が付けられています。大切な人と一緒に行った際は、ぜひこちらにも寄ってみてくださいね。

島根県西ノ島にある「摩天崖（まてんがい）」。隠岐諸島の島々にある海岸の一つで、切り立った崖の上には自然豊かな平原が広がっています。その崖の上は海上約260メートルと、とんでもない高さです！穏やかな雰囲気ながら自然の驚異も感じられる、貴重な景勝地なんですよ。浦郷港から定期バスで10分ほどでアクセスできます。

「摩天崖」がある西ノ島は、豊かな自然が残る特別保護地区でもあります。崖の上にはのんびり草を食べている馬や牛がいてとても癒されます♪遊歩道をウォーキングしながら、動物たちや解放感のあるオーシャンビューを眺めたらきっと気持ちいいですよ！

摩天崖の近くにある「通天橋」は、ぽっかり穴が開いたような、海に侵食されてできた奇岩です。日々波が打ち付けてくるため、この穴の形がいつまで維持できるかはわからないのだとか。今だけしか見られない、貴重な瞬間をしっかり思い出に残しておきたいですね。

和歌山県東牟婁（むろ）郡にある奇岩が立ち並ぶ「橋杭岩（はしぐいいわ）」。串本駅からバスで5分ほどの場所にあります。尖った岩が整列しているようにきれいに並んでいて、橋の杭のように見えることからその名前が付けられたそう。潮の流れを受けて、岩の中心の硬い部分が残っているのがよくわかります。岩が海からひょっこり頭をのぞかせているようで、神秘的な気分になれますよ。

干潮時は奇岩を間近で見ることもできますよ。一つ一つの岩はとても大きく圧倒されてしまいます！橋杭岩には、弘法大師と天邪鬼が競って一晩で橋を作ったと言う伝説があるのだとか。自然が作り出した非現実的な岩の大きさに驚き、昔の人々がそんな逸話を信じたくなるのもわかる気がしますね。

毎年11月頃にはライトアップが行われ、さまざまなカラーに染まる岩を見ることができます。星空の下でライトアップされる岩はとても幻想的。岩の上に月がのぼると、一層ロマンチックな光景になります。昼間のインパクトがある風景とは打って変わった雰囲気を楽しめますよ。

長野県飯田市にある「天竜峡（てんりゅうきょう）十勝」は、天竜川沿いにある10の奇岩です。特徴的なのは、それぞれの岩に文字が刻まれているところ。その由来を意味するさまざまな文字が入っており、宝探しをする感覚でハイキングしながら観光できるようになっています。天竜峡駅から徒歩10分ほどでアクセスできますよ。

天竜峡十勝を代表するシンボル「龍角峯」。天竜川の奥深くには龍がいて、天に昇っていった際にできたのがこの岩だと言われています。断崖の高さギリギリまで広がっている、巨大な一枚岩の景色に驚かされます！ぜひ、川沿いをハイキングしながら探してみてくださいね。

天竜峡ではライン下りをやっていて、上だけでなく下からも巨岩を眺められますよ。自然が作り出した圧倒的な高さの断壁の間は迫力満点！上を見上げると、四季折々の色に移り変わる森林が広がっています。自然の恵みをたっぷり感じながら、リフレッシュできるひと時を過ごしてみて。

断崖絶壁といえば、サスペンスドラマでもお馴染みの「東尋坊（とうじんぼう）」。福井県の三国駅からバスで約15分で辿り着けます。流れたマグマが固まってたくさんの柱のようになった岩は大変珍しく、国の天然記念物にも指定されているんですよ。他の場所では見られない絶壁は見ごたえたっぷりで、自然のスケールの大きさを全身で感じられます！

今でこそ景勝地として知られていますが、もともと「東尋坊」は、悪事を働いていた僧侶の名前です。お酒を飲んでいた際に、恋敵に崖から突き落とされたことからその名前が付けられました。そんな崖の上からの眺めは、まさに「崖っぷち」。美しい景色が目の前にあることを忘れて、足がすくんでしまいそう・・・！

崖の下からは遊覧船が出航しており、断壁を真横から眺められます。「大池」と呼ばれる岩は高さ約25メートルもあり、こちらに迫ってくるように感じられますよ！入り江の中に入ってそのダイナミックさに圧倒されたり、奇岩を見つけて写真におさめたり、さまざまな楽しみ方があります。

「千畳敷（せんじょうじき）カール」は長野県の宝剣岳の真下に広がる、中央アルプスの山岳地帯です。しらび平駅から駒ヶ岳ロープウェイに乗れば、8分ほどで標高約2,500メートルまで簡単にアクセスできます。青々とした緑と、力強く岩肌が露出したエリアが広がる空間は解放感たっぷり。地上から離れた場所で、非日常を感じられる隠れた名所なんですよ。

カールまでの行き方はロープウェイがおすすめ。寒い時期には雪に覆われた真っ白な山肌を見て、白銀の世界を堪能できますよ。山の上からははるか遠くに地上が見えて、まるで天界にいるかのよう。真っ青な空と澄んだ空気の中を散歩したくなりますね。

カールには遊歩道があるので、上に行ったらぜひトレッキングをしてみてください。ただ足元はゴツゴツしており完全に山道なので、運動靴は必須です！できれば登山用の服を着ることをおすすめします。高山地帯ならではの植物や、一面に広がる山景色にきっと癒されますよ。

鹿児島県の下甑島（しもこしきじま）にある「鹿島断崖（かしまだんがい）」は、長浜港から車で30分ほどでアクセスできます。驚くべきはその高さで、なんと200メートルほどもあるそう。海から突き出した巨大な地層は見ごたえ十分。そのスケールの大きさに、自然の強さをあらためて実感できそうですね。

遊覧船に乗ると、巨大なミルフィーユのような見事な地層を間近で見られます。思いっきり顔をあげても一番上が見えないくらいの大きさです！ここまできれいな地層が見られるのはかなり珍しいんですよ。何層にも重なる地層から、相当長い年月をかけてできたことがよくわかりますね。

「鹿島断崖」がある甑島では、たくさんのウミネコが巣作りをしています。遊覧船に乗っていると、エサを求めてウミネコたちがやってくるんですよ。ウミネコがアクロバティックに飛ぶ様子や、巨大な断崖からエネルギーをわけてもらえそうですね！

圧倒的な高さにぞくぞくしたり、大迫力の景観に圧倒されたり、海や空とのコラボレーションに感動したり。岩の景勝地にはさまざまな楽しみ方があり、日常の悩みを忘れたいときにぴったりです。地球が作る壮大なスケールの自然を見ていると、きっと前向きな気持ちになれますよ。もやもやした悩みを感じたら、岩の絶景スポットにスッキリしに行きましょう！