2022年03月25日
伊予の小京都「大洲」のおすすめ観光スポット15選|レトロな街並みで時間旅行気分♩/愛媛
四国でも屈指の人気を誇る観光地・愛媛県道後温泉のある松山駅から電車に乗り、約35分。降り立つとそこには、「伊予の小京都」として親しまれる「大洲」というエリアが広がります。江戸時代、城下町として栄えた大洲には、今でも当時の面影を残すスポットがたくさん。「大洲城」や「おはなはん通り」、ほかにも美しい建築「臥龍山荘」や「おおず赤煉瓦館」、さらには「冨士山公園」や「雲海展望公園」などの絶景スポットもあります。今回はそんな魅力あふれる、大洲の観光スポットをご紹介します。
目次
道後温泉で体をほぐしたら、歴史的な街並みと自然が調和する「大洲」へ足を延ばしてみませんか?道後温泉のある松山駅から特急列車で約35分、また大洲ICからも近く、交通利便性のよいエリアです。大洲の市街地は「大洲城」を中心とした城下町として栄え、今もなお江戸情緒が色濃く残る町。「伊予の小京都」としても親しまれ、「おはなはん通り」をはじめレトロな建物や街並みを目にすることができます。
大洲に訪れたら一度は見ておきたいのが、大洲のシンボル「大洲城(おおずじょう)」です。伊予大洲駅からバスで約20分の場所にあり、車窓からもその立派な姿を見ることができます。元は鎌倉時代末期築城とされる大洲城ですが、明治維新以降に現存する4つのやぐらを除き、天守を含めた建物が次々と解体されました。
しかし、地元住民の支援活動により2004年に天守が復元され、現在の大洲城の形となっています。天守の復元にあたっては当時の資料が豊富に残されていたそうで、元の天守が忠実に復元されているんだとか。日本でも有数の木造復元天守なのです。天守の中に入れば、当時の工法を用いた複雑な木組みを間近で見ることもできますよ。
大洲城の詳細情報
まちの駅 あさもやの詳細情報
まちの駅 あさもや
伊予大洲、西大洲 / スイーツ、郷土料理、弁当
- 住所
- 愛媛県大洲市大洲649-1
- 営業時間
- [月] 09:00 - 18:00 [火] 09:00 - 18:00 [水] 09:00 - 18:00 [木] 09:00 - 18:00 [金] 09:00 - 18:00 [土] 09:00 - 18:00 [日] 09:00 - 18:00
- 平均予算
- ~¥999
大洲まちの駅あさもやの詳細情報
まちの駅あさもやから約1,2分歩いたところに、「おはなはん通り」という道があります。風情のある江戸時代の家並みがそのまま残されており、大洲城下町の中でも人気の通りです。なまこ壁の見事な蔵並や立派な武家屋敷に挟まれた通りを歩いていると、まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような気分に。また脇にある水路には竹のプランターに可愛らしく花が飾られ、水中には鯉が泳いでいる姿を見ることができます。歴史的な景観の中でも、おしゃれな写真が撮れるおすすめスポットです。
おはなはん通りの詳細情報
自然の造形が素晴らしい庭園を進むと、建物を船に見立てた茶室「不老庵」があります。臥龍淵という肱川流域随一の景勝地を見下ろすように、崖に迫り出した懸造りが印象的。不老庵の窓からは、川面に山の緑が鏡のように映し出される絶景を眼下に見ることができますよ。豊かな自然と調和する名建築をじっくりと堪能できる、癒しのスポットです。
臥龍山荘庭園の詳細情報
大洲城下町の歴史的建築の中でも、大正ロマンを感じられるのが「おおず赤煉瓦館(あかれんがかん)」です。イギリス積みの鮮やかな赤レンガの外壁に、和瓦の屋根が施された和洋折衷な外観が特徴的。明治時代後期に銀行の本店として建築された建物で、現在は外観をそのままに観光施設として整備されています。館内では、地元作家さんが手がける上質な工芸品や特産品の展示・販売が行われており、ここでしか買えないレアなものがたくさん並びます。
おおず赤煉瓦館の詳細情報
江戸の街並みが残る大洲城下町の一角に、昭和レトロな雰囲気がただよう通りがあります。それが、大洲まぼろし商店街1丁目の「ポコペン横丁」です。アーケードをくぐって一歩足を踏み入れると、そこはノスタルジックな昭和の世界。昭和30年代の懐かしい街並みがそのまま再現されています。4月~11月は毎週日曜日、12月~3月は毎月第3日曜日にイベントが催され、竹馬やベイゴマなど懐かしい遊びが体験できるコーナーや、コロッケや中華そばなどの出店が開き、多くの人でにぎわいます。
思ひ出倉庫の詳細情報
ポコペン横丁の詳細情報
「冨士山(とみすやま)公園」は、大洲城から車で約10分の場所にある「冨士山(とみすやま)」にある公園です。日本有数のツツジの名所として知られ、地元の人から「つつじ山」の通称で親しまれているそう。4月下旬~5月上旬の見頃時期には6万3千本ものツツジが咲き誇り、山の頂上がピンク色に染まります。頂上展望台から見る満開のツツジと、大洲盆地や肱川の眺めはまさに絶景。
冨士山公園の遊歩道はキレイに整備されているので、誰でも気軽に展望台や山頂まで登れるようになっています。また遊歩道には藤棚が設置されている場所もあり、美しい藤の花のトンネルをくぐることもできますよ。車で展望台に直接行くのもいいですが、山を歩いて登ると思わぬ発見があるかもしれませんよ♪
冨士山展望台の詳細情報
出典:www.instagram.com(@yu_ya3168)
まちの駅あさもやからわずか徒歩約5分の場所に位置する「盤泉荘(ばんせんそう)」も見どころです。大正時代に貿易業で財を成した松井家が建てた別荘で、「旧松井家住宅」とも呼ばれています。高台の急斜面にせり出すように建てられ、当時の和風建築ではあまり見かけないバルコニーからは雄大な肱川や臥龍淵、冨士山などの素晴らしい眺めを一望できます。
出典:www.instagram.com(@shimizu.etk2)
また鬼瓦に自分のイニシャルを使用したほか、床材に東南アジアから輸入した南洋材を使用するなど、貿易業に携わる施主ならではの国際色豊かな名建築となっています。2021年に一般公開された歴史的な名建築で、古き時代の富豪の暮らしを想像してみてはいかがでしょうか。
如法寺の庭園の詳細情報
山の中へ続く参道を進むと、右手に見えてくるのがこの神社の見どころ「参籠殿(さんろうでん)」です。なんと床の9割が崖の傾斜面に迫り出し、たくさんの長い柱で支えられています。柱の長い部分は約13mにも及ぶ大規模な懸造りとなっていて、近くで見るとその迫力に圧倒されそうです。開所日は中へ入ることもでき、参籠殿からの景色を見ることもできます。3面がガラス張りの開放的な空間で、まるで宙に浮いているような感覚を味わえますよ。普段はなかなか味わえない懸造りという日本の文化を、ぜひ肌で感じてみてくださいね。
少彦名神社の詳細情報
臥龍山荘へ行くなら、もう少し足を延ばして「大洲神社」を参拝するのもおすすめです。臥龍山荘の不老庵から少し先の神楽山という山の上にあり、境内からは大洲城や城下町を一望できます。歴史的な街並みは、上から眺めると規模の大きさや美しさが分かりやすく、より一層楽しめますよね♩大洲城が建てられた鎌倉時代からこの地に鎮座し、長い間大洲の町を見守る由緒ある神社です。
大洲神社の境内へ行くには、長い石段を上ります。かなり急な階段で段数も多いため、歩きやすい靴で向かうのがベストです◎石段の手前に設置された巨大な灯籠「昭和燈」も必見。昭和天皇のご即位を記念した灯籠で、なんと高さ35mもあるんだそう。巨大な灯籠や立派な社殿、大洲を見下ろす景色など、見どころ満載のスポットです。
大洲神社の詳細情報
肱川あらしを見るなら「肱川あらし展望公園」まで足を延ばすのもおすすめです。肱川の河口付近にあり、肱川を流れてきた霧が一気に海に広がる様子をより近くで見られますよ。自然の創り出すパワフルな現象を見れば、五感が刺激されて脳の疲れもリフレッシュできますよ。大洲へ訪れたら少し早めに起きて、神秘的な「肱川あらし」を見に行ってみてはいかがでしょうか?
肱川あらし展望公園の詳細情報
長浜大橋(開閉橋)の詳細情報
青島の詳細情報
大洲は江戸時代から昭和時代の古き良き日本を感じられる、魅力的な町です。また自然が豊かで、どこへ行っても気持ちのいい空気を感じることもできます。何気なく過ごす毎日に「ちょっと疲れたな」と感じたら、心が「ほっ」と落ち着く大洲の町をのんびり散策してみてはいかがでしょうか。