2022年08月10日
ここは迷わず行っておきたい!長崎市内のおすすめ観光スポット15選
九州地方の西側に位置し、新鮮な魚介や人気のカステラ、ちゃんぽんや皿うどんなどさまざまなグルメを楽しめる「長崎県」。そんな長崎へ旅行に出かけるなら、まずは見どころ盛りだくさんの長崎市内を観光するのがおすすめです。市内には原爆投下やキリシタンの歴史を物語る「平和公園」や「大浦天主堂」、そのほかにも日本三大中華街の「長崎新地中華街」や絶景スポットの「稲佐山」などとにかく魅力がたくさん。今回はそんな長崎市内に数ある中でも、ここだけは行っておきたいおすすめスポットだけをご紹介します。
目次
九州西部に位置し、三方を海に囲まれた長崎県。そんな長崎を観光する際にまずおすすめしたいのが、見どころ満載の「長崎市内」です。市内には原爆投下の歴史を世界に伝え平和を願う「平和公園」や、潜伏キリシタンの歴史を物語る「大浦天主堂」など長崎の歴史や文化を伝える名所がたくさん。
ほかにも、抜群の眺望を誇り世界新三大夜景にも選出されている夜景を望める「稲佐山」、日本最古の洋風建築でタイムスリップ体験ができる「グラバー園」などの気分が上がるスポットも♩さらに、新鮮な魚介やちゃんぽん、皿うどん、カステラなど豊富なご当地グルメも堪能できます。今回はそんな長崎市内の観光スポットをお届け。まずは市内をたっぷり楽しんで、長崎の魅力を味わいましょ。
高さ9.7mの巨大な「平和祈念像」は、平和公園のシンボル的存在です。天に向けた右手の人差し指で原爆の脅威、水平に伸ばした左手で平和を表現し、軽く閉じた目には戦争犠牲者の冥福を祈る思いが込められています。この像の前では毎年8月9日に「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が行われ、多くの人々が平和を祈ってきました。
「平和の泉」は、原爆の熱風によるやけどを負い、水を求めながら亡くなった被爆者の霊の冥福を祈って造られた泉です。噴水は、平和の象徴の鳩や鶴の翼を表現しています。正面には、被曝した少女の手記が刻まれた石碑も。このような悲惨な出来事が二度と起こらないよう、世界の恒久平和を心から願いたくなる場所ですね。ライトアップされる夜は、厳かな雰囲気の水の舞が鑑賞できますよ。
平和公園の詳細情報
長崎原爆資料館の詳細情報
国宝に指定されている「大浦天主堂」は、現存する木造ゴシック様式の教会では日本最古のもの。日本が開国した際に在留外国人のために建てられた教会です。中世ヨーロッパを彷彿とさせる聖堂内は美しいステンドグラスで彩られており、なかには約100年前のものも。厳かな雰囲気をやさしく彩る光の世界を楽しめますよ。
大浦天主堂は、日本夜景遺産にも選出されている夜景スポットです。閉館後にはライトアップが行われ、幻想的な光を纏う天主堂が鑑賞できます。クリスマスの時期にはさらにグレードアップした豪華なイルミネーションを楽しめますよ。
大浦天主堂の詳細情報
1万坪を超える広さを誇る「グラバー園」には、フォトジェニックスポットがいっぱい!特におすすめなのが、150年以上前に建てられ、国の重要文化財に指定されている3棟の洋館です。そのなかでもフォトスポットとして高い人気を誇るのが「旧グラバー住宅」。住宅前の花壇では季節ごとにチューリップやアジサイ、バラなどの花が楽しめますよ。
旧グラバー住宅は、世界遺産にも登録されている日本最古の木造洋風建築です。来客用の寝室や応対室、ダイニングルームなどがまるで今も使われているような雰囲気で展示され、当時の生活の雰囲気を感じさせてくれます。
グラバー園の詳細情報
稲佐山の詳細情報
浦上天主堂の詳細情報
一時は原爆の爆風で枝葉を吹き飛ばされ、熱線で焼かれたため枯死寸前となった2本の「被爆クスノキ」。しかしほどなく生き返り、次第に枝葉を伸ばして順調な生育状態となっていきました。現在では長崎市の天然記念物に指定され、「70年は草木も生えない」と言われた長崎の希望の光となっています。山王神社の境内入口に向かいあって立つこの2本の木に、勇気がもらえそうですね。
山王神社二の鳥居(一本柱鳥居)の詳細情報
山王神社の大クスの詳細情報
国指定重要文化財の「眼鏡橋」は、日本最古のアーチ式石橋。川面に映った影が2つの円を描いて「メガネ」に見えることから、その名が付けられたと言われています。東京の「日本橋」と山口県岩国市の「錦帯橋」とともに、日本三名橋のひとつとしても有名です。
眼鏡橋が架かる中島川では毎年2月初めから中旬まで「長崎ランタンフェスティバル」が開催されます。空中のランタンと水面で揺れる光がとってもキレイ。川には水鳥や魚など、さまざまな形をしたランタンのオブジェも浮かびます。まるで夢の世界に迷い込んだような雰囲気を体験させてくれますよ。
眼鏡橋の詳細情報
「長崎新地中華街」は、神奈川県横浜市の「横浜中華街」と兵庫県神戸市の「南京町」に並ぶ日本三大中華街のひとつです。南北250mの十字路には中華料理店や中国雑貨店が軒を連ね、絶品料理を提供しています。冬のランタンフェスティバルでは中国提灯が飾られ、異世界のような雰囲気を楽しめますよ。
長崎に行ったらぜったい食べたいのが、長崎名物の「ちゃんぽん」と「皿うどん」ですよね。ここ長崎新地中華街ではそれぞれの中華料理店が腕を競い合っているので、美味しいお店がいっぱいあるんです。事前にリサーチしていくつか候補を挙げておくのもおすすめですよ。
長崎新地中華街の詳細情報
端島の詳細情報
この出島で最も大きい建物がオランダ商館長の住居兼事務所「カピタン部屋」。豪華なクリスマス料理が並べられた「阿蘭陀冬至(おらんだとうじ)」は、今にも晩餐会が開かれるような雰囲気になっています。美味しそうな料理を見たら、つい食べてみたくなりますよね。そんなときは、歴史的建物を利用した出島内のレストランへ。長崎ならではのお料理が食べられますよ。
出島の詳細情報
出島
- 住所
- 長崎県長崎市出島町6-1
- アクセス
- 長崎駅 路面電車 6分 出島 徒歩 1分
- 料金
- 【料金】 大人: 520円 高校生: 200円 中学生: 100円 小学生: 100円
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「長崎水辺の森公園」の一角にある「長崎県美術館」は、展示スペース以外は無料でくつろげる美術館です。スペイン美術や長崎ゆかりの美術品の収蔵物でも有名ですが、もっとこの美術館を有名にしているのが建物の美しさ。権威ある多くの賞を受賞し、国内外から高い評価を得ているんですよ。
そんな長崎県美術館には長崎港が一望できる屋上庭園をはじめ、水面を眺めながら食事や飲み物がいただけるカフェなどまったりできるスペースがいっぱい。比較的夜遅くまで開館しているので、ライトアップも楽しめます。お土産を買うなら、スペイン国立プラド美術館のミュージアムグッズなどが購入できるミュージアムショップもおすすめです。街歩きで疲れたときにもぴったりのスポットですね。
長崎県美術館の詳細情報
長崎県美術館
- 住所
- 長崎県長崎市出島町2-1
- アクセス
- 長崎駅 路面電車 5分 出島電停 徒歩 3分
- 料金
- 【料金】 大人: 400円 大学生: 300円 子供: 200円 小中高生 その他: 300円 70歳以上
リニューアル後は展望スペースが4倍に拡大されたため、旧グラバー住宅や軍艦島など5カ所の世界遺産構成群を一望できるようになりました。夜景だけでなく夕焼けに染まる女神大橋もおすすめですよ。
鍋冠山公園の詳細情報
鍋冠山公園
- 住所
- 長崎県長崎市出雲2丁目144-1
- アクセス
- JR長崎駅 車 20分 JR長崎駅 路面電車 10分 「正覚寺下行」乗車、石橋電停下車 石橋電停 徒歩 15分 グラバースカイロードを利用し、グラバー園第2ゲートから徒歩約10分
極彩色豊かな伝統美を凝らした「長崎孔子廟」。孔子廟とは孔子の遺品を祀る霊廟で、孔子の旧宅に建てられたのが始まりです。孔子廟は日本各地にもありますが、清国政府と在日華僑が協力して建立した本格的中国様式の霊廟は、この長崎孔子廟だけ。壮麗な大成殿に祀られている日本一の大きさの孔子座像をはじめ、72賢人石像などはすべて中国から取り寄せたもの。こだわりぶりが窺えますね。
孔子廟 中国歴代博物館の詳細情報
日本二十六聖人殉教地の詳細情報
さまざまな歴史をもつ「長崎市」は、ほかでは得られない体験ができる唯一無二の街です。悲しい歴史に涙し、そこから立ち上がる姿に心を打たれ、鎖国時代の異国文化にわくわく。そして、美しい景色と長崎ならではのグルメにまた感動。こんなに素敵な街だからこそ、心のデトックスをして新鮮なエネルギーをチャージしましょ。