「直島」でランチ＆カフェ巡り♪心満たされるおすすめ店8選/香川

出典：むら智さんの投稿

香川・高松港からフェリーで約60分、瀬戸内に浮かぶアートの島、直島。周囲16kmの小さな島には草間彌生の“かぼちゃ”が出迎えてくれる「宮ノ浦エリア」、アートで古民家を再生させた「本村エリア」、美術館が集まる「美術館エリア」があり、のんびりとアートと自然に触れることができますよ。島時間に合わすように歩みを緩めて非日常を楽しめば、サイコーの気分転換♪

出典：sue`deさんの投稿

観光に欠かせないランチやカフェ。せっかくならご当地＆人気グルメが食べたいですよね。直島の飲食店は宮ノ浦エリアと本村エリアを中心に全46店ほどあります（2023年2月時）。ランチ営業のお店が多く、郷土料理から海鮮、ヴィーガンまで揃っているので食事に困りません。その一方で、3年に1度開催される「瀬戸内国際芸術祭」期間中は大行列や早々の売り切れになってしまったり、閑散期は休業するお店も少なくありません。万が一に備えて、気になるお店をいくつかピックアップしておくと安心ですよ。

出典：三日月ｖさんの投稿

バス停「農協前」から徒歩約3分、路地に佇む「あいすなお」。滋養たっぷりの玄米菜食ランチ、卵・乳製品を使わない自家製デザート、オーガニックコーヒーなどのヘルシーメニューが揃う、築約90年の古民家を改装した和食ごはん屋さんです。女性で賑わう人気店は団体客以外は予約不可なので、確実に食べたい人は開店前から並んだほうがいいですよ。

出典：ciaochizさんの投稿

大盛りごはんが描かれた青い暖簾をくぐって店内へ。店内は小上がりの和室カウンターや座卓、座敷テーブル、靴を履いたまま利用ができる相席スタイルのテーブル席が配された、海の家のような落ち着いた空間。お料理が運ばれてくるまで少し時間がかかるので席からお庭を眺めてほっこりしたり、お冷を注ぎに行ったついでに土間の一角に設けられた雑貨売り場を覗いたりして、のんびり待ちましょう。

出典：オリエンタルランドの鴨ネギさんの投稿

ランチは、岡山産の玄米や小豆島名産の手延べ素麺そうめんを。おすすめは「あいすなおセット」。玄米を主食に、大豆をすりつぶして味噌を合わせた瀬戸内の郷土料理「呉汁」とお豆腐料理、旬の野菜を使ったおかずを添えた和食膳です。肉と魚を使っていない、ヴィーガンランチでもあります。モチモチの玄米は食べ応えがあり、腹持ち良し！呉汁はとろみ汁で体が温まり、代謝アップ！ヘルシーに食べられて、午後もアクティブに動けるのが嬉しいですね。

「直島港ターミナル」より徒歩約1分、海沿いに立つ「直島カフェ コンニチハ」。民家を改装した古民家カフェです。好きなだけゆっくり滞在できる、ゆるさが自慢。お昼から夕方遅くまで開いているのでランチを食べたり、歩き疲れた身体を休ませたり、最終バスや船の時間調整をしたりと、気軽に立ち寄ってみて。テラスに置かれた小屋は「シロノハナ」と名が付いた、香川県出身の美術家・カミイケタクヤ氏の作品。鑑賞するだけでなく、中に入って小窓から海を眺めることもできるアートと海を身近に感じられる体感型アートです(※)

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友達の家に上がるような気分で、玄関から靴を脱いで店内へ。カフェスペースは海が眺められるおばあちゃんちのような畳部屋と、北欧チックなインテリアでしつらえた友達の家のような和洋室があり、どちらもソファーや椅子、座布団でくつろげます。ただただ海をぼーっと眺めたり、寝っ転がっておしゃべりしたり、うたた寝したりと、自由気ままに島時間を満喫♪

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ランチメニューはサラダやドリンク、スープなどが付いた「クリームチーズリゾット」「コンニチワカレー」「ミートソースドリア」から選べるランチセット。家庭的な優しい味わいと彼も満足するがっつりのボリュームが魅力です。ランチ後はカフェメニューとなり、ドリンクとスイーツをセットで注文すると15％オフになるサービスも。カフェメニューは基本気まぐれなので、どんなメニューと出会えるかは当日のお楽しみです。

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直島観光のインスタ映えするコーヒー屋さんといえば、宮浦港から徒歩約3分の場所にある「ミカヅキショウテン」。スペシャルティコーヒーやスイーツ、オリジナルグッズを購入できる、コーヒースタンドです。小屋をリノベーションしたお店はテイクアウト専用の小窓や少し低めの入り口、軒下の縁側やベンチなど日本風情たっぷり。外国人観光客ならずとも、思わず写真に収めたくなる魅力的なスポットです。

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白を基調にしたスッキリとした店内には、お店のコーヒーを簡単に楽しめるコーヒーバッグや、Tシャツやタンブラー、トートバッグなどのオリジナル商品が並びます。衣服や雑貨はユニセックスなデザインなのでカップルで身に着けても、女子友とお揃いにしてもかっこいいですよ。ほかにも、岡山焼き菓子ブランド「フラワーズ・ベイク・ライン」や、岡山老舗茶屋とのコラボした抹茶アイスなども購入できるので、あれこれ買いこんで帰りの船の中で楽しんでもいいですね。

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エスプレッソにこだわったスペシャルティコーヒーは、その日の天候や気温に合わせて豆を選んで淹れる渾身の1杯。コーヒーメニューはオリジナルブレンドやアメリカ―ノ、ラテンなどがあり、雑味のないスッキリとした味わいが特徴です。ごくごくと飲めるので、散策時の水分補給にぴったり。地ビール好きなら島内でしか購入できない「直島ビール」もお試しあれ。島から持ち出せるかどうかは、お店の人に尋ねてみてくださいね。

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直島特有の家屋や寺社などを改修して、空間そのものを作品化した”家プロジェクト”。その家プロジェクトの一つが「南寺」。気になる「南寺」の見学は自分で予約時間を指定できない入れ替え制。そのため、他の家プロジェクトへ行くに行けないなんて状況になることも少なくありません。そんな時に立ち寄って欲しいのが「南寺」の向かいに立つコーヒースタンド「ヒフミヨ珈琲舎」。

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こだわりのブレンド豆でつくるエスプレッソをミルク仕立てで楽しめる一杯は、ほっとする甘さ。そんな優しいコーヒーをつくるバリスタさんもまた、島情報もさらっと教えてくる素敵な方。お店を出るころには、直島がもっと好きになっていますよ。

出典：yumehappyさんの投稿

バリスタさんも素敵ですが、白い壁に木製のカウンター、アンティーク調のショーケース、かわいいタイルやペンダントライトなどでしつらえた店内も北欧テイストでとっても素敵♡ひと通り眺めたら、壁に掲げられたメニューからドリンクを注文しましょう。

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注文を受けてから一杯ずつ丁寧に淹れるエスプレッソコーヒーは、マイルドな苦みの中にもフルーティーな甘みと酸味。ミルクとの相性もいいので、ブラック派もここではカフェラテやフラットホワイト、ミルクをソイミルクやオーツミルクにアレンジして飲んでみて。他にもオーガニックブランド「PRANA CHAI(プラナチャイ)」でつくるチャイラテや豊島レモンソーダ、ショーケースに並ぶ数量限定のお手製マフィンなどもあるので、待ち時間のおやつやお散歩のお供にどうぞ。

出典：こすめさんの投稿

本村地区・家プロジェクト「石橋」の並びに立つ、築約120年の日本家屋をリノベーションした「島小屋 ブックカフェ＆テントステイ」。昼はブックカフェ、夜は室中でテントを張って宿泊するゲストハウスになる、ユニークな施設です。縁側でくつろいだり、島の暮らしを垣間見たり、名物のジャンボプリンをパクついたりと、いろいろな楽しみ方ができますよ。不定休が多いので、公式インスタグラムで営業日を確認してから訪れるといいですよ。

出典：iwa404さんの投稿

日本家屋を活かしたお店は、土間を旅やアート、ものづくり、暮らしに関わる本を購入できるブックコーナー、板の間や縁側、庭先にイートインスペースを設け、庭には無人の販売コーナーもある、自由な空間。カフェは島民の憩いの場にもなっているので、アートだけじゃない島の魅力にも触れられます。

出典：アダログさんの投稿

人気のジャンボプリンは、これ目当てに来店する人も多い「島小屋」の看板メニュー。ひとりで食べきれるものの、かなりのインパクトがある大きなプリンは、昔ながらの硬めの生地で素朴な味わいです。1日数量限定の「クリームソーダセット」で注文すれば、よりノスタルジックな気分に浸れてインスタ映えもばっちりです。昼時ならランチ限定メニュー「フォー＆ジャンボプリンセット」もいただけますよ。

本村・バス停「農協前」から徒歩約1分、路地裏のどん詰まりに佇む「和カフェ ぐぅ」。香川大学の学生さんたちで企画、運営している古民家カフェです。授業がない土日祝日のみの営業ですが、良心的なお値段で郷土料理やデザートをいただけるので週末旅の人は検討して。控えめな案内板や奥まった立地により、隠れ家的に楽しめるのも◎。

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木造2階建ての日本家屋をリノベーションした店内へは、玄関先で靴を脱いでお邪魔します。襖を取っ払った広い和室では広い年代の人が座卓を囲み、子供たちが備え付けの塗り絵を楽しんだり、赤ちゃんをあやしに席を外す人がいたりと、まるで親戚の集まりのような光景が。床の間や仏間、押し入れ、広縁にはフェアトレードの雑貨やオリジナルグッズ、ハンドメイドのアクセサリーなどの商品が並び、宝物を探すようにお買い物も楽しめます。

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ランチは数量限定、豆腐と卵と豚肉の他人丼に直島のりをたっぷりと乗せた「直島★のりのり丼」と、讃岐の郷土料理「いりこ飯」を直島のりでアレンジした「瀬戸内いりこの炊き込みご飯」。どちらのメニューもサラダとおしんこ、味噌汁または副菜が付いた定食スタイルで栄養バランスも◎。食後はお手頃サイズのアイスクリームやボリューム満点のワンコインパフェなどのデザートを注文して、この穏やなひとときをもう少しだけ楽しみましょう。

出典：ゆる〜いネギ子さんの投稿

前述した「和カフェ ぐぅ」がある路地に立つ「美乃」。古民家の母屋と離れをつなぐ一角を屋台風に改造したソフトクリーム屋さんです。お昼を過ぎてしまうと店じまいしてしまうところも増えてくる中、夕方近くまで開いているありがたいお店です。また、靴のまま注文して店先や店内のベンチに腰を下ろせるのも、疲れた体には嬉しいポイント。

出典：tabexhcさんの投稿

メニューはソフトクリーム9種類と、ワッフルコーンのプレミアムソフトクリーム2種類のほかにコーヒーや缶ビール、コーヒーフロートなど。夏には、かき氷4種も登場します。

出典：ゆる〜いネギ子さんの投稿

また、ピラフ2種だけですがスープ付きの食事メニューもあります。家プロジェクトや各美術館の時間調整で食事を取り損ねたときの遅めのランチや、靴のままパパっとランチを食べたいときにおすすめです。

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宮浦港から徒歩約4分、朝7時からオープンしている「アカイトコーヒー」。まだ眠りの中にいる直島で、朝から美味しいコーヒーと朝食がいただける貴重な自家焙煎珈琲店です。ちょっと早起きして始発のフェリーで直島入りして、観光客で賑わう日中とは異なる静かで穏やかな朝のひとときを体感してみてはいかが。島の印象が変わりますよ。

出典：Akio Iさんの投稿

店主の祖父母が自分たちで建てた家を改装したカフェ。味のあるガレージから敷地に入り、焙煎室の窓口で注文やお会計済ませ、靴を履いたままテーブル席とカウンター席がある母屋へと入ります。母屋ではセレクトブックやCD、オリジナルグッズの販売もしていて、お店で使用しているかわいいデニムのランチョンマットも買えますよ。このランチョンマット、ポケットにカトラリーを入れて持ち運べるので職場のランチやピクニック、旅先にと重宝する優れものです。

出典：まいみまいみさんの投稿

軽食メニューはトーストやレーズン入りカンパーニュ、スコーン、自家製ガトーショコラなど。トーストはチーズ、たまごチーズ、ピザ、シナモンシュガーから選べ、お値段も良心的で朝食にぴったり。最近仲間入りしたカンパーニュはそのままでも、オリーブオイルにつけてリッチな味わいを楽しんでも◎。コーヒーは小型手回しロースターで自家焙煎し、ハンドドリップで1杯づつ丁寧に抽出したブレンド。ブレンドは個性的な深煎りや、フルーティーで飲みやすい中煎りなどがあり、こだわりを感じます。ドリンクは2杯目から割引になるので、ぜひ、飲み比べをしてみて。

出典：むら智さんの投稿

アップダウンの道が多い直島。でも、古民家を再利用した家プロジェクトや食事処は、靴を脱いで見学したりお食事をいただいたりすることが多いので、トレッキングシューズなどの着脱が大変な紐靴だとちょっと面倒かも。そんなことを踏まえながら靴選びをして、いっぱい歩いてたくさんのアートと美味しいものに出会ってリフレッシュしてくださいね。