2016年04月12日
香川県・人気アートの島「直島」を巡る旅!アクセスと各エリアを紹介します
思う存分アートを楽しみながら旅行できたらいいな。できれば日頃の運動不足も解消しよう。そんな気分にさせてくれる旅行先は、香川県の「直島(なおしま)」です。島全体にアート作品が点在、美術館そのものが個性的な建築、家屋も銭湯も宿泊施設まで、アートの香りが漂う「直島」。今回は、アクセスと各エリアをご紹介します!
目次
旅行というと、大抵「見所」が決まっていて、モデルルートがいくつか決まっていて……定番の風景を、みんなが決まったように見に行く傾向があります。
「直島」にはモデルルートがありません。建築作品としての意匠を大切にするために、標識・看板もほとんどありません。
ガイドブックを見ても、インターネットのサイトを見ても、こと細かな説明はありません。つまり、自分で目的を絞って行動しないと、ただただ時間が過ぎていってしまうのです。ときには美術館のスタッフに道を聞いたり、旅行客に声をかけたり、アナログの情報網を使って目的に向かいます。
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海に囲まれた「直島」は、そのときの天気、季節によって、様々な表情を見せてくれます。真っ青の海と空が迫ってくる日もあれば、静かな雨が包み込む日もあります。
直島の夕焼け #つじ旅 pic.twitter.com/mIjlpRY2zJ
— 辻佐保子 Sahoko Tsuji (@2Gsahoko) 2016年3月27日
直島町は香川県高松市の北方13km、岡山県玉野市の南方3kmに位置します。香川県の島でありながら岡山県寄りなので、直島行きの船は高松港、宇野港(玉野市)の両側から出ています。
本州から直島に向かう場合は、岡山の宇野港から「直島」に向かう方がアクセスが良いように思います。
岡山駅から宇野駅まで、乗り継ぎも含めると1時間以上かかる場合が多いです。事前に接続の良い電車・フェリーの時間を確認しておくと、島で過ごす時間を多く確保することができます。
四国汽船株式会社
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岡山県からのフェリーで到着するのが、ここ、宮ノ浦エリアです。
私たちを運んでくれた船にも、赤いドット!
この建物、なんに見えますか?
「海の駅なおしま」には、オリーブの実や直島の塩、お菓子などさまざまな特産物が並びます。また、ポストカードや島のガイドなど、旅のはじまりに確認しておくといい情報もたくさんあります。港に到着したら、すぐに移動せずにここで情報を拾っていきましょう。
海の駅「なおしま」 | 香川の現代建築とアートマップ
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宮ノ浦湾の近くにあるにぎやかな建物は、南の島の、小さなホテルといったおもむき。
いえいえ、ホテルではありません。「直島銭湯I❤湯(なおしませんとうアイラヴゆ)」は、アートがあふれる銭湯。大竹伸朗デザインの、実際に入浴ができる芸術施設として、観光客に親しまれています。
ここだけのお土産グッズも要チェックです。
職場の人が、直島のお土産に、大竹伸朗さんデザインの銭湯タオル買って来てくれたー♪嬉しい(^O^) pic.twitter.com/Vhv3u3CQ6L
— えみむめも (@emi_mumemo) 2015, 6月 15
さらに、島民も入浴するので、観光客と島民の交流の場としてにぎわっています。旅の最後に、歩き回って疲れた身体を癒やしましょう。
直島銭湯「I♥湯」 | アート | ベネッセアートサイト直島
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宮ノ浦港の東に位置する本村エリアには、「家プロジェクトエリア」が広がります。
点在する空き家をアーティストたちが改修し、住民の息づかいを見事に復活させました。
家プロジェクト | アート | ベネッセアートサイト直島
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建築家 安藤忠雄(あんどうただお)でおなじみのコンクリートうちっぱなしの世界が古民家の中に広がります。
昔懐かしい空間に、近代的なコンクリート。一見対立する組み合わせに見えますが、かつてない空間に居心地の悪さや落ち着かない印象はありません。
ANDO MUSEUM | アート | ベネッセアートサイト直島
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ベネッセハウスミュージアム、地中美術館、李禹煥(リウファン)美術館……と、美術館が点在するエリアです。
アートの島「直島」は島中作品だらけでした。中でも地中美術館の黒い玉はその存在感に圧倒されました。館内撮影禁止だったのでポストカードより。全体的にどの作品も不思議で厳格な雰囲気があって、非日常を楽しむには充分すぎた。 pic.twitter.com/j2jQS9TXXn
— Kissshot.Shonbiki (@degozuge) 2016, 1月 9
現代美術の潮流「もの派」の中心的な存在である李禹煥(リウファン)の美術館です。韓国生まれ、日本での芸術活動を展開する、注目のアーティストの作品を楽しむことができます。
李禹煥美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島
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なぜ「地中」なのか?それは、あなたの目、足で確認することができます。
クロード・モネやウォルター・デ・マリアの作品が、地下の屋内に存在感を漂わせる地中美術館です。
まるでフランスに来たかのよう!クロード・モネの庭が館外に広がり、花が咲き乱れます。
地中美術館 | アート | ベネッセアートサイト直島
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景観と溶け合うように安藤忠雄が設計した建物です。
ベネッセミュージアムは、3つの美術館の中でもスタッフがたくさん常駐する場所です。作品についての質問や、周辺の情報を教えてもらうことができます。
ベネッセミュージアムから少し歩くと、黄色いカボチャのオブジェがあります。
デッキに座って海を楽しんだり、近くのお土産屋さんを見たりしたがらのんびり過ごせる場所です。
ベネッセハウスミュージアム | アート | ベネッセアートサイト直島
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アートの島、直島といいますが、すべてがアート中心ではありません。海、植物、芸術、現代建築。そのすべてが溶け合うように互いの魅力をひきたてているのが、直島です。あまりに造られすぎていない直島の雰囲気を、あなたの目で確かめに出かけてみてはいかがでしょう。