ちょーでかい！仏像ガールにおすすめの日本全国大仏7選！！

これまで、いわゆる『オジサンっぽい』と言われる代名詞だったような趣味が、近年、若い女性たちの間でブームになっています。それは釣りであったり、登山であったり、刀であったり。“仏像ガール”とは、その名の通り「仏像が好きな女子」を指す言葉です。彼女たちは日本古来から伝わる文化である仏像を、こよなく愛しているのです。

ここでは日本全国の巨大仏像を、周辺の立ち寄りたいオススメスポットと共にご紹介します。全国を巡るのだったら、ご当地のグルメや宿も楽しみたいのが女子ですよね。行く予定の方も行こうか迷っている方も、ぜひ参考にしていただければと思います。

岐阜県正法寺(しょうほうじ)にあり、日本三大仏の一つに数えられる大仏様です。高さは13.7mで、乾漆仏(かんしつぶつ/麻布を漆で張り重ねたり、漆と木粉を練り合わせたものを盛り上げて形作られた像)としては日本一の大きさです。大地震や大飢饉など、災害で亡くなった人々の菩提のために建立されたそうです。金箔で覆われた姿は神々しさで溢れていますね。

JR岐阜駅(11・12・13番乗り場)または名鉄岐阜駅(4番乗り場)から、左回り市内バスに乗車。「岐阜公園・歴史博物館前」にて下車してください。そこから徒歩5分で到着します。バスの運行間隔は、約5分。バス乗車時間は約15分です。

岐阜大仏から徒歩10分の場所にある、蕎麦の名店です。店の前には大きな駐車場があるので、車で旅する仏像ガールにオススメですね。美味しい十割蕎麦をいただけるのが魅力ですが、食べるだけでなく、お土産としても蕎麦や蕎麦味噌を買うことができます。お土産に迷ったら立ち寄りたいお店です。

千葉県鋸山(のこぎりやま)日本寺にあり、座像としては日本一の大きさです。高さは約31m。あの有名な鎌倉の大仏と比べると、2倍以上の大きさがあるんです。岩に彫刻された仏像ですので、長年の雨風により浸食され江戸時代末期には崩壊状態でしたが、昭和になってから修復されました。雄大な姿が現代まで残っているのは、様々な人の手で守られたからなんですね。

内房線浜金谷駅もしくは保田駅を下車。そこからタクシー乗ると、10分ほどで着きます。ロープウェイがあるので、乗りたい方は浜金谷駅を利用してください。

日本寺大仏のために遠方から来た方へオススメの温泉宿です。日本寺大仏からは車で25分ほど。キッチン設備が整っているので、自炊も可能です。少しでも節約したいという方は助かりますね。海岸の近くにありますので、海が一望できます。温泉に浸かりながら、海を眺めてはいかがでしょうか。

茨城県牛久市にあり、全長120mは「青銅製立像」として世界一の大きさを誇ります。ギネスにも認定されている有名な大仏ですね。牛久大仏のスケールの大きさは、胎内空間で様々な体験ができることからも感じられます。胎内空間では写経や建立完成までのパネルなど展示しているコーナーもあり、胸部展望台からは天気が良ければスカイツリーが見えるのだとか。さすがという大きさですね。

JR常磐線牛久駅東口より、タクシーで約15分。またはJR常磐線牛久駅「東口2番乗り場」から、「牛久大仏・牛久浄苑」行きか「あみプレミアムアウトレット」行きのバスに乗り、「牛久大仏」停留所で降りてください。バス乗車時間は、約20～30分です。

牛久大仏から車で20分。赤と黒を基調とした落ち着いたカフェです。自家焙煎のコーヒーは「焙きたて」「挽きたて」「淹れたて」の香り高さが楽しめます。ランチメニューも充実していますので、お腹がすいた方にもぜひ。毎日午後3時からは「カッパタイム」だそうで、特別なメニュー「カッパフェ」を注文できます。

奈良県東大寺にある大仏で、奈良の大仏とは通称であり、正式名称は「東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)」といいます。座高は14.98ｍ。日本寺大仏や牛久大仏と比べてしまうと、それほど高くはありませんが、大仏といえば……で奈良の大仏を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。二度の消失を乗り越え、現代まで伝わる由緒ある遺産です。

JR大和路線・近鉄奈良線奈良駅から市内循環バスに乗って、「大仏殿春日大社前」下車。そこから徒歩5分です。または、近鉄奈良駅から徒歩約20分で到着します。

奈良の大仏の荘厳さに触れ、更に日本を味わいたくなった方はこちらへ。奈良の大仏より車で10分の場所にある、「萬御菓子誂処 樫舎 」。ここは、美しい和菓子の世界が広がっています。最高の味わいを出すべく旬の素材を使った和菓子は、季節によりメニューが変わり、その時々で違う味わいが楽しめます。夏場はかき氷が良さそうですね。日本が生み出した食の芸術を、あなたも感じませんか？

神奈川県鎌倉市にあり、岐阜大仏、奈良の大仏と並び日本三大大仏の一つといわれています。高さは、11.3ｍ。有名でよく名前を聞くせいか大きい印象がありますが、これまでご紹介してきた大仏様の中では大きい部類ではありません。口元が穏やかで小泉八雲に「東洋的微笑」と賞賛されたり、与謝野晶子も「美男」と歌ったそうです。文学にも影響を与えているんですね。

江ノ島電鉄線長谷駅を下車。そこから徒歩約7分で着きます。バスの場合は、京浜急行バス「大仏前」停留所で下りてください。目の前に、鎌倉大仏がいる高徳院が出てきます。

鎌倉大仏から徒歩5分にある、美味しい土鍋ご飯のお店です。ランチメニュー以外にカフェメニューもあり、ゆったりするには最適。昆布などから丁寧に抽出したダシを使い、土鍋を1つ1つ直火でにかけて炊きあげたご飯は絶品。ランチメニューを頼むとついてくる小鉢もこの店オリジナルの創作料理で、人気となっています。

愛知県桃巌寺(とうがんじ)にあり、高さは10mほどで大したことはないように思えますが……。特筆すべきは、やはり色。これまでご紹介してきた大仏様のように年月を感じさせるくすんだ色合いでなく、まるでペンキで塗られたみたいに緑ですね。建立された当初は彩色されていなかったのですが、2006年の全体改修工事で緑色になりました。桃巌寺は、あの織田信長の父、信秀の菩提寺(ぼだいじ)としても知られています。

東山線・名城線本山駅で降りてください。6番出口から出て、南へ3分歩くとたどり着きます。

名古屋大仏から徒歩20分ほど、車で10分ほどの場所に「東山動植物園」があります。名古屋大仏様に癒されたら、次は動物たちや植物に癒されましょう。一人でも動物園に来ている女子がいるので、一人旅でも安心ですよ。動物は、大きなゾウから小さなメダカまで約500種。植物園では約7,000種もの植物が展示されています。見ごたえは十分です！

「東山動植物園」に行くなら見て欲しい、餌やりの時間。コアラやライオンなどの食事の時間は、動物本来の姿が見えて面白いですよ。時間が決まっているので、公式HPや当日の園内のスケジュールをチェックしてくださいね。

福井県清大寺(せいだいじ)にあり、高さは17m。日本寺大仏に及ばないものの、奈良の大仏より大きいです。歴史は浅く、建立され開眼供養されたのは1987年でした。越前大仏がある清大寺は、何もかもが大きい造りとなっています。総工費は380億円。一人の実業家が造り上げたものですが、金額が途方もないですね。

えちぜん鉄道勝山駅から、「平泉寺」方面のバスに乗車。「地場産業センター前」で降りて、徒歩3分のところにあります。車ですと、北陸自動車道福井北または丸岡ICから40分でたどり着けます。

越前大仏のある勝山で有名な宿といえば、ここ。越前大仏から車で20分の場所にあります。夏は新緑に恵まれ、冬はスキー。四季折々で楽しめるリゾートホテルです。自然が近くにある開放感は都会で味わえないもの。大仏様巡りのついでに、都会の息詰まった空気から脱出してみませんか？

日本全国大仏7選、いかがでしたか？大仏といっても、それぞれに違った魅力があり、歴史があるものです。これを機に、“仏像ガール”を極めて日本の歴史を堪能しましょう！