【全国】外国人から見た日本って…？あらためて見つめたい“和”を感じる絶景10選

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電車に乗っていると、大きなキャリーケースを持っている外国人観光客や、“外国の方が運転しています”というステッカーを車に貼ったレンタカーを見かける機会がとても多くなってきましたよね。それほど、最近は海外からの観光客が増えてきています。

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ところで、日本を訪れる外国人は、日本のどこに魅力を感じ、そしてどんな場所を訪れているのか気になりませんか？京都の伏見稲荷大社や奈良の東大寺、広島の厳島神社など…日本の伝統や文化を感じることができる観光地は、日本人にも外国人観光客にも人気です。さらに、そのような定番の観光スポットだけでなく、日本人でもあまり訪れないようなスポットが海外の人には人気だったりするんです。

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それでは、外国人観光客人気の“和”を感じられる場所をご案内していくことにしましょう。「言われてみれば、日本らしい素敵な場所かも！」と、あらためて日本の良さを再発見できる旅になるはずです。

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“閑さや　岩にしみ入る　蝉の声”という俳人・松尾芭蕉の句で知っている人も多い山寺。正式には立石寺という1,000年以上の歴史を持つお寺です。断崖に立つ開山堂と、眼下に広がる里の景色が絶景で日本国内でも雑誌やテレビで取り上げることの多いお寺。絶景はもちろん、断崖にお堂が立っているというユニークなロケーションがSNSなどで海外に広く知られて外国人に大人気のスポットに。

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立石寺の奥の院までには、1015段の石段があります。これを一段一段登っていくと煩悩が消えるのだとか。とっても有難い修験道なんですよ。また、悪縁切りのお寺としても信仰を集めているので、人間関係に悩んでいる方はぜひお参りしてみて。

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856年、時は平安時代。海岸の岩礁に神が降り立ったと言われる地が、今の茨木県にありました。それは“神磯”。その聖地“神磯”に立つ鳥居が「神磯の鳥居」です。神磯の鳥居は、知る人ぞ知る日の出の名所。荒波が砕ける岩場に立つ鳥居をバッグに太平洋から昇る朝日は息をのむほどの美しさなんです。荒々しい波音、砂を洗っては引いていく波の滑らかな音。波の音をBGMに絶景が見られるなんて、そりゃ人気が出ます！

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柔らかい太陽の光によって、空と海を背景に鳥居のシルエットが浮かび上がり、まさに神々しさそのもの。感動して涙がでてしまうかもしれません。晴れた夜には、満天の星と鳥居。神が降臨する場所だときっと実感することでしょう。

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日本人にはあまり馴染みのない観光スポットですが、ルフトハンザ航空の機内紙などに掲載されたりしたことから海外の人たちから絶大の人気を誇るスポットが「新倉山浅間公園」です。富士山・桜・塔という組み合わせが、海外の人がイメージする日本に合致しているところが人気の理由。この景色を見るために、わざわざ日本にやってくる人たちもいるくらいです。

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日本の象徴ともいえる富士山・桜・朱色の五重塔。まさに浮世絵の構図ともいえるでしょう。日本人だって、この景色を見たらきっと感動するはず。しかも、この贅沢な風景をワンフレームで撮れるなんて…。カメラ女子必見です。

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忍野八海は、山梨県忍野村にある国の天然記念物に指定された8ヶ所の湧水池の総称です。富士山の雪解け水が数十年の歳月をかけてろ過され、湧水となり泉を作り上げたんですよ。富士山の雄姿と澄んだ水の美しさが海外の人には人気のようです。そんな忍野八海は、富士山信仰の巡礼地。江戸時代には、富士山への入山まえに決められた順番で泉での禊を行っていたとか。海外にはない神秘的な儀式も海外の人を惹きつける理由かもしれませんね。

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忍野八海には“中池”と呼ばれ池があります。これは、観光用に造られた池。忍野八海ではありませんが、どちらかというとこっちが人気かも。雄大な富士山、深く青く澄んだ池、その池に移り込む富士山、茅葺の古民家。古き良き日本の片田舎の風景に、海外の人だけでなく日本人だってのどかな気分にさせられます。

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1995年に富山県の五箇山とともに世界文化遺産に登録された白川郷。合掌造りの集落は雪深い岐阜県の山々に囲まれ、日本人であればどこか懐かしさを覚える風景です。大小合わせて100棟余りある白川郷は、合掌造りの規模としては全国で最大規模なんです。山村の景色は山と田んぼ、そして茅葺屋根の家々が点在し、まさに日本の原風景。ミシュラン3つ星として日本を代表する観光地として紹介されたのにも頷けます。

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のどかな山村に身をおくと、とってもほっこりとした気分に。毎年冬にはライトアップイベントが開催されます。雪に覆われた合掌造り、家々に灯る明かり、雪明かり浮かびあがる山村。まるで昔話に登場するような幻想的な風景に出会えます。俗界と切り離された神秘の世界へと誘われますよ。

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石川県輪島市にある白米千枚田。日本海に面して、小さな田んぼがうろこ状に海岸まで続きます。“能登の里山里海”として世界農業遺産に登録されていることもあり、海外の人からも熱い注目を浴びている場所。急斜面に幾重にも水田が重なり、雄大な景色が広がります。

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白米千枚田は季節によって様々な表情を見せてくれます。ちょうどゴールデンウィークあたりの田植えの時期には、太陽の光が棚田の水面に煌く姿や日本海に沈む茜色の夕日を。夏には、風にそよぐ青々とした稲、そして青く輝く空、紺碧の海の美しいコントラストを。収穫期には、黄金色の稲穂がしなやかに揺れる棚田を見ることができるんです。日本はお米の国だということを実感できる絶景。

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滝の高さ約133m、滝の幅は約13m、滝つぼの深さは10ｍほど。毎秒1トン以上の水が流れ落ちる“那智の大滝”は、高さ水量とも日本一。日本三名瀑のひとつに数えられる迫力のある滝です。“那智の滝”は、熊野那智大社の別宮、飛瀧神社（ひろうじんじゃ）の御神体として人々の畏敬を集めてきた滝なんですよ。外国人に人気なのは、熊野那智大社に隣接する青岸渡寺（せいがんとじ）の本堂後方に立つ朱色の三重塔と滝とが調和する景色。日本っぽい景色としてとても人気なんです。

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迫力のある“那智の滝”を見たい！という方は、滝つぼの淵に建つ飛瀧神社へ行って見ましょう。滝の大きさを実感するのはもちろん、大量の水が勢いよく流れ落ちていく様子に圧倒されること間違いなし。名瀑の凄さを体感できますよ。

出典：むら智さんの投稿

日本では当たり前に存在する赤い鳥居。でも、欧米諸国の人にとって、赤い鳥居は彼らが思い描く日本の姿なんだそう。「元乃隅神社（もとのすみじんじゃ）」は、そんな欧米諸国の人々が思い描く鳥居が123基も並んでいる場所。丘を下り、日本海に向かって真っ赤な鳥居が立ち並びます。朱色の鳥居、海の碧色、草木の緑の鮮やかなコントラストがとっても画になる場所です。海外で紹介されたことにより、日本でもSNS映えするスポットとして、今やとっても人気の観光スポットです。

出典：

ズラリと並ぶ鳥居とともに元乃隅神社の人気スポットとなっている場所があります。それは、駐車場近くにある鳥居。この鳥居の上にはお賽銭箱が。日本で一番お賽銭を入れるのが難しいといわれている話題のお賽銭箱なんです。高さ約5m！見事お賽銭が入れられたら願いが叶うらしいですよ。ぜひ、挑戦してみて。

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香川県屈指の金運スポットとして話題の琴弾公園の白砂に描かれた“銭形砂絵”。日本人だけでなく海外の人も魅了するようです。瀬戸内海に面した有明浜の白砂に、東西約122ｍ、南北約90ｍ、周囲約345ｍもの大きさの寛永通宝を模した巨大な砂絵があります。公園内の山頂展望台から眺めると、砂絵をぐるりと囲む松林が額縁となって砂絵は美しい真円に見えます。瀬戸内海の海をバックに見える“銭形砂絵”は一見の価値あり。

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砂絵がくっきりと見えるのは14時頃だそう。でも、日没から22時までのライトアップ時の砂絵も幻想的でおすすめ。“銭形砂絵”を見ると、健康で長生きし、お金に不自由しないといわれているんですよ。これは香川にわざわざ足を運ばないわけにいきませんね。最近は、待ち受け画面に入れておくとご利益があるとも。近くの宝くじ売り場では、ロト7の1等8億円の3口のうち2口が出ているとうから、金運の期待値も胸も高まります！

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川内藤園は、北九州市にある私営の藤園。メディアなどに一切宣伝もしていないのにインターネットやSNSが発達していないころから知る人ぞ知る藤の名所でした。それが、アメリカの放送局CNNのサイトで紹介されてから海外の人に人気の観光スポットとなった藤園なんです。園に入った途端に目に飛び込んでくる“藤の花のトンネル”は、まるで水彩画の中に足を踏み入れたような気分になるほど類まれな美しさ。海外の人たちは、この様子を「まるで禅の世界のようだ」とお気に入りのようです。

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トンネルを抜けると約1,000坪に広がる藤棚。園内には約20種類、約150本の藤の花が気乱れています。豪華絢爛で、見るものを圧倒させる力があります。“実在する世界の美しい場所”と紹介されただけはあります。ゆっくりと園内を歩いて、藤の香しい花の匂いとそよ風に揺れる藤の花を堪能しましょう。確かに、禅のような穏やかな気持ちになるのを実感するはず。

出典：糸 屯さんの投稿

日本人としては当たり前にある景色。海外の人の目を通して見たらそんな景色も、日本独特な景色として神秘的かつ幻想的に映るようです。外国人が教えてくれる魅力いっぱいの日本らしい景色を、今度はあなたの目で確かめてみてはいかかでしょうか。