春の長野観光！安曇野で都会では出会えない花めぐり旅

長い冬が明けた安曇野は、雪溶け水と春の光できらきらと輝いています。残雪の北アルプスをバックに、安曇野の春を感じてください。

今回は、3月から6月にかけて、それぞれの旬のお花と見所スポットを紹介します。

安曇野市は日本一のわさびの生産地です。

なかでも「大王わさび農場」は、東京ドーム11個分と大規模。

広大な敷地に北アルプスの伏流水がこんこんと流れ、上質なわさびをはぐくんでいます。

わさびの葉っぱはみずみずしく、そこからちょこんと顔をのぞかせる白い花は春のさわやかさを感じさせてくれます。

安曇野ICから車で10分
JR大糸線穂高からタクシーで10分

3月は梅の花も咲き乱れ、まだ風の冷たさが残ります。これぞ「早春賦」の歌の生まれた土地の春、です。

松本市から車で20分の三郷温（みさとゆたか）・小倉地区は、安曇野のリンゴの一大生産地としても有名です。

リンゴの花は小さくて、一斉に咲くと白いもやがかかったようで幻想的です。

安曇野の扇状地に広がるりんご畑の花の白さとともに、ふもとに明かりがともり始める時間帯はさらに幻想的な世界となります。

でも、注意点がひとつあります。ここは、お花畑ではありません。果樹園は私有地です。

長野県の珍しい野菜や植物、特産物を見つけることができる穴場です。地元の農家の方が新鮮なうちに出荷するので、果物や野菜はみずみずしくて私たちに美容効果をもたらしてくれそう！

クレープやお団子を作るのにも大活躍のそば粉や、地元のみそ、おもちなどを買って帰りおうちで手作りしても楽しいですね。

りんごジュースやヨーグルト、お店の隣にあるソフトクリーム屋さんも要チェックです。

安曇野インターから5分というアクセスの「豊科近代美術館」。

ここは図書館や会議室、体育館も並ぶ、大きな施設。駐車場もとっても広いので、車で立ち寄るにも便利です。

毎年5月下旬から6月の頭にかけて、500種類もの色とりどりのバラが庭園を彩ります。

修道院をモチーフにしたという花壇内での写真撮影は禁止です。マナーを守ってお花見を楽しみましょう。

牧場、といっても、牛は近くにいません……。

濃厚なソフトクリームや、長野県の特産物のお土産をチェックできるのが「北アルプス牧場」。安曇野でとれた無殺菌の搾りたて生乳を原料にしたソフトクリームが有名です。ソフトクリーム製造機も高級なものを使っているというこだわり。

リンゴやブルーベリーなど果実、ヨーグルトやチーズなどの乳製品も販売されています。

長野自動車道「豊科IC」から車で約20分
穂高駅から3,621m

梅雨の頭、6月中旬、アヤメの町の「明科町（あかしなまち）」では、あちこちでアヤメやハナショウブの花が見られます。

花はなんと5万株も！日本画のような世界観。6月は梅雨の時期ですが、雨降りも趣があっていいものです。

安曇野ICから車で10分
JR篠ノ井線明科から⇒下車徒歩10分

明科はほかにも、電車の廃線跡を歩いたり長峰山で景色を見ながらトレッキングしたりできるコースがあります。

長峰山へのトレッキング。頂上からはこんな景色を見ることができます！

いかがでしたか。桜の季節が終わっても、安曇野の春はお花がいっぱい。

安曇野は冬が長く、雪が多いため、春の訪れもゆっくりゆっくりです。

綺麗なものをたくさん見て、春を満喫して、春の恵みをたくさん受けて……そんな旅に出かけてみてはいかがでしょう。