2016年07月28日
蛇口からみかんジュース!愛媛の素材を堪能できる宿「道後やや」のおもてなしが素敵
愛媛県の道後温泉は、日本書紀の時代から知られる温泉保養地で日本三古湯の一つ。夏目漱石の「坊ちゃん」でも登場することで知られていますね。今回は、この道後温泉で、ちょっと話題のサービスに定評があるお宿「道後やや」をご紹介したいと思います。温泉街にありながら温泉を引いていないという珍しい宿の人気の秘密を探ってみたいと思います。
松山の道後温泉といえば、日本最古クラスの温泉街。その歴史は3000年とも言われる歴史ある名湯です。温泉街の顔にもなっている道後温泉本館には皇室専用の湯殿があることでも知られていますよね。周辺も温泉街として整備され、地元の人にも観光客にも愛されています。
今回ご紹介したいのは、そんな道後温泉にあるにもかかわらず、温泉を引いていないというちょっと変わったお宿「道後やや」。お宿は道後温泉本館のやや裏手にひっそりと佇んでいます。温泉が出ないのに人気があるお宿とは一体どんなところなのでしょうか。その魅力に迫ってみたいと思います。
この「道後やや」では、客室はビジネスホテルのようなこじんまりしたツインルームなどがメインで、いわゆる温泉旅館的な和室や家族で泊まれるような広い部屋などはありません。このためビジネス利用の人も多く愛用しているのですが、道後温泉を堪能しにくる観光客にも人気があります。その人気の秘密を探ってみましょう。
ロビーを入るとまず最初に驚くのが、みかんジュースが出る蛇口が設置されていることです。愛媛県といえば、空港のポンジュース蛇口が有名ですが、(あと、松山城近くの商店街にもあるとか)ここでは季節ごとにみかんの種類を変えて通年提供!到着したらみかんジュースで喉を潤しましょう。
「道後やや」の人気の最大のポイントが、朝食のバイキング。地元の野菜を朝採りでそのままバイキングに提供。新鮮な採りたて野菜ですから、美味しくないわけがない!これを好きなだけいただくことができてしまうんです。このサービスを実現するために、宿には農作業を専門に仕事している方もいるそうです。
もちろん野菜だけではなく、ほぼすべての食材を地産地消でまかなうという徹底ぶり。鮮度にもこだわっており、極上の食材の旨味が楽しめます。完全に採算度外視のこの朝食は、お宿が、健康は最大の癒しである。という温泉街ならではの考え方で提供しているのだそうで、この朝食を楽しみにここへ泊まる方も多いのだとか。
ランチやディナーも人気があります。ランチでは朝と同じく地元野菜や地元食材の惣菜バイキングの他にメインメニューを1品選ぶタイプのスタイルで、バイキングの中にはカレーなどもあるのでおなかいっぱい食べたい方も満足しますよ!
ディナーはコース仕立てになっていて、すこしイタリアンを感じるような和テイストのお料理が楽しめます。地酒や地ビールと合わせながらいただくと極上のひとときが味わえますよ。盛り付けもとってもオシャレで、器は全て地元の伝統工芸砥部焼(とべやき)のセンスのいいものが厳選して使われるというとことん地元にこだわった徹底ぶり。アラカルトメニューもありますので、お酒をメインに楽しみたい人やサッと夕食を済ませたい人にも重宝されています。
「道後やや」では館内に温泉がありませんので(もちろん各部屋に浴室は付いていますが、温泉ではありません)、温泉を楽しもうと思ったら外湯になります。そこでホテルが用意しているのがオリジナル柄の可愛い浴衣。この浴衣、みかん柄なんです。お宿から道後温泉本館や椿の湯は歩いてすぐですので、この浴衣を着て散策も兼ねてそぞろ歩くのも楽しいひと時ですね。
外湯へ持っていくタオルはお宿で借りることができます。そこで利用できるタオルは、なんと世界に誇れる今治タオル。タオルソムリエが厳選したそれぞれ肌触りなどが少しずつ異なるタイプの今治タオルを揃えていて、触ってみてお気に入りのものを選んで使うことができるんです。
そしてアメニティはPARISのomnisensが用意されています。それ以外にもみかんの香りのするオリジナルのアメニティもありますので、柑橘のいい香りを楽しむこともできますね。もちろん、これらを外湯へ持っていくための温泉ポーチも備え付けられていますよ。
フロントの横にさりげなく設置されている「おもてなしデスク」も人気スポット。ここではセルフサービスでお菓子や飲み物が提供されています。時間帯によってメニューが変わるので、一日中楽しめるのも人気の秘密。夜にはおにぎりも登場して、ちょっと小腹が空いた時にはありがたいサービスですね。
道後温泉へのアクセスは、JR松山駅から市電で20分ほど。空港や港からはリムジンバスが出ていますので、それを利用すれば45分くらいで到着です。
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いかがでしたか?道後温泉に行くなら温泉旅館と考えがちですが、お宿を楽しんで、温泉街も満喫できる「道後やや」の存在は一風変わっていますが魅力的ですよね!ぜひ訪ねてみてくださいね。