2022年09月22日
「日本三大悲恋伝説」の神社で縁結び!佐賀県・唐津観光のおすすめパワースポット5選
「日本三大悲恋伝説」をご存じですか?その一つとされるのが唐津の「松浦佐用姫(まつらさよひめ)伝説」。その伝説が残る神社は、縁結びのパワースポットとなっています。玄界灘に面した風光明媚な唐津は、古来より大陸との交流が盛んで「魏志倭人伝」にも末盧国(まつろこく)として登場。ロマンあふれる唐津には、伝説に彩られた絶景パワースポットがたくさん。唐津城や虹の松原、呼子のイカなどの唐津観光に、パワースポット巡りを加えてみませんか?心と体が浄化され恋愛運もUP!おすすめのパワースポットをご紹介します。
唐津の鏡山からは、唐津湾や玄界灘の絶景が一望できます。松浦佐用姫(まつらさよひめ)伝説は、遠く万葉の時代から歌に詠まれてきました。山上憶良は「遠つ人松浦佐用姫夫恋(まつらさよひめつまごい)に領巾振りしより負える山の名」と詠んでいます。唐津を訪れたら、伝説に彩られたパワースポットを巡ってみませんか?
唐津市の東部にそびえる標高284mの『鏡山(かがみやま)』。桜とツツジの名所で、山頂までは爽快なドライブコースが続きます。鏡山の名前は、神功皇后が鏡を祀ったことに由来するそう。また日本三大悲恋物語の「松浦佐用姫(まつらさよひめ)の伝説が残り、領巾振山(ひれふりやま)とも称されます。「唐津」は唐(大陸)へ渡る津(港)というのが地名の由来。山頂からは唐津湾が一望でき、晴れた日には遠く壱岐の島影まで見ることができます。
鏡山から眺める九州花火大会も綺麗です。毎年7月に開催され、唐津城のライトアップと花火が幻想的!
『日本三大悲恋伝説』とは「羽衣(はごろも)伝説」、「浦島伝説」そして「松浦佐用姫伝説」と言われています。ただ「浦島伝説」でなく「竹取物語」という説もあるようです。宣化2年(537年)、佐用姫は朝鮮半島出兵のため唐津に立ち寄った大伴狭手彦(おおとものさでひこ)と恋に落ちます。船出の日、佐用姫は鏡山から遠ざかる船に領巾(ひれ)を振り続けます。名残が尽きず船を追いかけます。松浦川の川岸の岩(佐用姫岩)に足跡を残し、呼子の浦で名前を呼び、さらには加部島の天童山に登ります。海原に船影はなく、佐用姫は悲しみに暮れ7日7晩泣きあかし石になってしまったそうです。
佐用姫が呼子(よぶこ)の浦から名前を呼んだことより「呼子」という地名になったそう。佐用姫は船に乗り、加部島の天童山へ登り、悲しみのあまり石になります。
鏡山の詳細情報
鏡山山頂の「ひれふり展望台」近くにある『佐用姫神社』。鏡山を恋人たちのパワースポットにしようと、地元町おこし団体によって2012年に建立されました。松浦佐用姫を祀った神社で縁結びのご利益があるそう。お参りしたらぜひ「愛の鐘」の鐘を鳴らしてください。悠久の時を超えて伝説の愛に包まれてみませんか。想いが風に乗り、海を渡り、愛しい人に届きますように!
鏡山 佐用姫神社
佐賀県唐津市、鏡山神社の奥から、ひれふり展望台に向かう途中にあります
無料駐車場あり
鏡山の麓にある「鏡神社」は、古来より松浦地方の鎮守神として親しまれてきました。神功皇后が新羅出兵で鏡山山頂で必勝祈願をしたところ、そこに霊光が現れるようになったそう。凱旋した神功皇后は山頂の鏡を麓に持ち帰り「生霊を祀りなさい」と命じられ、200年ごろ「鏡神社」が創建されました。一の宮の御祭神は神功皇后。二の宮は藤原廣嗣朝臣を祀っています。皇后は身ごもりながらも出兵し、無事に出産されたことから、武運長久(戦いでの幸運が続くこと)・子宝安産の神としても崇められています。
「鏡神社」は鏡山の麓にある神社です。鏡山入口の赤い鳥居はくぐりませんのでご注意ください。鏡山山頂にある「鏡山神社」はお稲荷さんで「鏡神社」と関係はないそうです。
松浦総鎮守 鏡神社の詳細情報
松浦総鎮守 鏡神社
- 住所
- 佐賀県唐津市鏡1824-2
- アクセス
- 【JR】 JR筑肥線 虹ノ松原駅下車 徒歩約15分 但し、タクシー利用は東唐津駅下車が便利 車約7分 【高速バス】 昭和バス『からつ号』乗車 鏡山下バス停下車 徒歩約8分 【自動車】 福岡方面 唐津ICより約5分 唐津方面 国道202号線田中信号右折 佐賀方面 国道203号線山崎橋信号右折~県道40号線に入り約20分 ご案内:ナビでお越しの際には参拝者駐車場住所 佐賀県唐津市鏡1824-2をご入力下さい。
唐津市呼子の加部島(かべしま)には、肥前国最古と伝わる田島神社(たしまじんじゃ)があります。加部島へは呼子大橋を渡って行きましょう。松浦佐用姫の伝説が残る田島神社は、陸や海の交通安全、五穀豊穣、家内安全の神として島民から親しまれています。神社内には朝鮮出兵の際に豊臣秀吉が祈願したとされる太閤石が鎮座。佐用姫神社と御崎神社が境内にあります。
古来より海の神様として地元の漁師や松浦党の海賊などから崇められてきました。大陸への最短海上路線として多くの船が出港した唐津。歴史の中で、田島神社は航海の安全を祈願してきました。
清々しい空気に満ちあふれた潮の香りがする神社。海から続く石段が神々しい雰囲気です。
神社側から見ると鳥居の向こうは海です。爽快な景観が望めます。
境内には朝鮮出兵の際に豊臣秀吉が祈願した「太閤石」があります。秀吉が槍を突き立てると、その気迫で割れたそう。願かけ石、祈念石とも呼ばれています。
田島神社の境内にある、朱塗りの『佐與姫神社(佐用姫神社)』。こちらには佐用姫が石になったという「望夫石(ぼうふせき)」が祀られています。その石に祈願すれば、縁結びのご利益があるそうですよ!佐用姫神社は末社なので御朱印はありません。田島神社の御朱印をいただきましょう。佐用姫神社の縁結びのお守りはないそうですが、神棚用の御札はあるそうです。
田島神社の詳細情報
唐津(からつ)から定期船で約10分の高島(たかしま)。高島港からすぐの場所に、宝くじの高額当選で評判の『宝当神社(ほうとうじんじゃ)』があります。参拝したら高額当選が叶ったとの感謝の声が多数寄せられ、全国から年間20万人もの参拝者が訪れるそう。金運UPのパワースポットになっています。
「宝当神社」は、島の恩人を祀った祀った神社で、長年島の人々に親しまれてきました。430年前、島を荒らす海賊を撃退した野崎隠岐守綱吉公を大権現として祀っています。島の氏神「塩屋神社」もぜひ参拝しましょう。
宝当神社の詳細情報
JR浜崎駅から徒歩約3分。虹の松原から連なる浜崎海岸近くに『諏訪神社』があります。784年創建の歴史のある神社で、諏訪姫伝説(すわひめでんせつ)が残る神社です。境内には樹齢400年以上の楠木のご神木もあります。御祭神は天照大神(あまてらすおおみかみ)、諏訪前命(すわのまえのみこと)、日本神話の神・建御名方命(たけ みなかたのかみ)。“マムシよけ神社”とも称されています。縁結び、夫婦円満、子宝のパワースポットとして有名!
夫婦岩を祀る道祖神社は、縁結び、夫婦円満、子宝のご利益があります。半世紀以上前、近くの集落で女岩が夜ごとすすり泣いていたため、神社の男岩に嫁入りさせたら鳴き声が止んだそうです。
大楠とモチの木が抱き合うように立って枝がからまり、1本の木に育っています。まさしく抱擁の木。インド密教では「歓喜仏」と称され、願いを叶えるパワースポットされています。ご利益は、財運、商売繁盛、夫婦和合。
諏訪神社の詳細情報
「浜崎祇園祭(はまさきぎおんさい)」は、諏訪神社の境内に祀られている祇園社の祭礼で、毎年7月の第4土日に開催。260年の歴史があり、屋形や人形で豪華絢爛に飾り付けられた3台の山笠が大漁、豊作、商売繁盛を祈って練り歩きます。唐津市の重要無形文化財に指定。高さ15m、重さ5tの山笠は全国でも最大級。
浜崎祇園祭の詳細情報
唐津のパワースポットをご紹介しました。古代より大陸と交流があった唐津にはロマンあふれる伝説が残り、松浦佐用姫や諏訪姫ゆかりの神社は縁結びのパワースポットとなっています。悲恋に泣いた姫たちが、恋愛の神様として現代の恋を応援してくれています。そのゆかりの地に立つと、美しく清らかな風景が胸に迫ります。唐津を訪れたら、ぜひパワースポットにも足を運んでみてください。伝説の姫たちが背中を押してくれますよ。