2016年10月18日

テレビでよく見る「国会議事堂」を気軽に見学してみよう!

テレビでよく見る「国会議事堂」を気軽に見学してみよう!

テレビで見る国会議事堂を実際に見学してみませんか。参議院の見学なら平日はどなたでも当日受付OK!堅苦しいイメージの国会ですが、豪華なレッドカーペットやテレビ中継される本会議場に入れば感動!さらに皇族や天皇陛下のための特別室にも入れる貴重な体験ができます。ここでしか買えないお土産も必見!総理をもじったお菓子はマストバイ。ツアー見学の見どころをご紹介します。

大人も楽しめる!国会議事堂の見学ツアーをご紹介

日本の政治の中心地・永田町。その代表する建物が「国会議事堂」です。東京メトロ丸ノ内線と千代田線の国会議事堂前駅、半蔵門線・有楽町線・南北線の永田町駅から歩いてすぐの場所にあり、多くの国会議員や職員が働いています。
三角の建物から左側が衆議院、右側が参議院となっており、国会閉会中では衆議院、参議院それぞれの見学ツアーに申し込むことができます。テレビでよく見る本会議場をはじめ、天皇陛下が通常国会での挨拶に訪れる際に利用する「御休所」、板垣退助や伊藤博文の銅像がある「中央広場」まで普段見ることができない部屋に見学することができます。
ぜひ国会議事堂に行って日本の政治が動く現場と歴史を体感してみましょう。

大人も楽しめる!国会議事堂の見学ツアーをご紹介841867

出典:stazさんの投稿

東京・永田町にある国会議事堂。左側は衆議院、右側は参議院です。

申し込みの仕方(衆議院)

衆議院の見学は平日のほか、土日祝日も見学することができます。平日は朝から夕方まで、土日祝日は午前と午後3回ずつ見学することができます。見学するためには事前に「参観申込書」を事前に記入する必要があり、見学当日、国会議事堂裏側の「衆議院参観通用門」窓口で手続きを行います。また、写真撮影は、本会議場及び参観コースの建物外でのみ認められています。
ただし、開会1時間前や国会開会中や参観できませんので、ご注意を。約50分間の見学コースを楽しみましょう。

申し込みの仕方(衆議院)841973

出典:t2gさんの投稿

衆議院本会議場。真ん中にある座席が議長席、壇上から左側に座る座席は内閣総理大臣が着席します。

申し込みの仕方(参議院)

一方、参議院での見学は基本平日のみとなっていますが、国会閉会後の第1・第3日曜日の場合、見学することができます。見学できる時間は朝9時から午後4時までの毎正時に開催されます。見学を申し込む際は事前に「参観(見学)予約申込書」を記入する必要があり、見学当日参議院の参観受付窓口に提出します。
ただし、衆議院の見学と同様、開会1時間前や国会開会中や参観できません。まずは参議院の参観ロビーに集まって約60分間の見学コースのスタートを待ちましょう。

参議院での国会見学ツアーをご紹介

参議院・参観ロビー

ここからは参議院の見学ツアーのコースをご紹介します。見学ツアーのスタート地点は「参観ロビー」から。ここでは明治天皇が帝国議会で着席した椅子や、議員バッジ、議長の木づちに、明治時代の貴族院で使われた無名投票器などを展示しています。

あわせて体験したいのが衆議院と参議院の大会議場で使用している座席。実際にボタンを押したり、横にある立札を立ててみるなど国会議員になった気分を味わえるのも楽しみのひとつです。

参議院・参観ロビー843745

出典:

参議院の見学コースのスタート地点「参観ロビー」。

参議院・参観ロビー842123

出典:

国会議事堂周辺の模型。衆議院・参議院だけではなく、国会図書館や議員宿舎も紹介しています。

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出典:

明治時代、帝国議会開設時に明治天皇が着座していた椅子

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出典:

帝国議会の貴族院で使用していた無記名投票器。

参議院・参観ロビー842700

出典:

国会議員が実際に座る座席。立札とイスもそのまま再現されており、座ることも可能です。

参議院本会議場

参観ロビーで議会に関わる資料を見た後はいよいよ参議院の本会議場に移動します。テレビでよく見る国会の審議の様子は上にある一般傍聴席でしか見ることはできませんが、参議院の見学ツアーでは日曜日のみ実際に議場に入って答弁台や内閣総理大臣が着席する座席などを見学することも可能です。

参議院本会議場842125

出典:

参議院本会議場。通常見学時は写真撮影はNGですが、特別に許可される場合もあります。衆議院とは違い、天皇陛下が着座する座席のデザインが少し豪華になっています。

参議院本会議場843752

出典:

参議院の記者席の上段にある座席で一般傍聴ができます。ちなみに数に限りがあり先着順とのことです。

天皇陛下の御休所(ごきゅうしょ)

続いて見学するのは、天皇陛下の「御休所(ごきゅうしょ)」です。こちらは、天皇陛下が通常国会や特別国会召集時につかわれるお部屋です。

議事堂の中でも特別に豪華な造りになっており、煌びやかなシャンデリアや大理石、ドアノブは金メッキで仕上げられているなど細かい装飾にも注目です。

天皇陛下の御休所(ごきゅうしょ)843758

出典:

開会式の当日は、陛下がご到着されるとまずはこちらのお部屋に入るそう。

天皇陛下の御休所(ごきゅうしょ)843765

出典:

途中の渡り廊下から中庭を眺めることができます。元気に泳いでいる鯉に注目しましょう。

中央広間

いよいよ見学のハイライトとなる「中央広間」。
2階から6階までの吹き抜けになっていて天井までの高さは32.62メートル。法隆寺の五重塔がちょうど入るぐらい高さとなっています。天井にはステンドグラスがはめ込まれており、外国から取り寄せたものだそう。

ここで注目すべきは3体の銅像。国会開設に取り組んだ板垣退助、初代内閣総理大臣の伊藤博文、日本発の政党内閣の総理大臣・大隈重信の銅像が立っています。また、何も人が立っていない台座がありますが、実は4人目を人選できず将来に持ち越されたといわれています。「政治に完成はない、未完の象徴」という意味もあるようです。

中央広間842130

出典:

「中央広間」。天井のスタンドグラスや、巻貝の化石が埋まっている柱や壁にも注目。

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出典:

国会開設の功労者「板垣退助」の銅像。

中央広間842657

出典:

通常国会や特別国会、開会時に天皇陛下が通る中央階段。

前庭

最後は前庭を散策します。写真におさめておきましょう。議事堂をバックに写真におさめておきましょう。
敷地内にある木々は、議会開設80周年を記念して各都道府県から贈られたそう。また、衆・参両議院の玄関前にある噴泉は、議会開設100を記念して造られたものだそうです。

前庭843775

出典:

国会議事堂の前庭。議事堂建設前からある大きな銀杏の木も必見。

前庭843769

出典:

前庭では初代内閣総理大臣・伊藤博文の銅像を見ることができます。

国会見学後は限定のお土産を購入しよう!

最後に国会議事堂で購入できるお土産をご紹介。
議事堂から少し歩いた国立国会図書館近くにある「新美堂」では、総理をもじったユニークなお土産を購入することができます。
安倍晋三首相をモチーフにしたものから、与野党の人気政治家をイメージしたまんじゅうやジュースも人気ですが、名物の瓦せんべいを忘れてはいけません。国会議事堂や歴代内閣総理大臣の顔をかたどったせんべいは、歯ごたえがあって美味しいと評判です。国会見学の思い出に購入してみてはいかがでしょうか。

「新美堂」内観 844085 トリ型まんじゅう「日本をトリ戻す」は、ひよ子にそっくり

出典:myasheさんの投稿

安倍首相をモチーフにしたお菓子や国会議事堂、歴代内閣総理大臣の顔をかたどった瓦せんべいなどを販売しています。

新美堂の詳細情報

新美堂

国会議事堂前、溜池山王、永田町 / 和菓子、その他

住所
東京都千代田区永田町2-8 参観バス駐車

さいごに

「新美堂」その他 848087 8月末の国会議事堂

出典:myasheさんの投稿

最近なにかと話題になる政治・国会中継ですが、この機会に国会議事堂を見学するのもいいかもしせません。テレビで見る光景を間近にみると感慨深いものがあります。東京観光の際に立ち寄るのもおすすめ!見学後は、ユニークなお土産も購入してきましょう。

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