2016年12月01日
梅や椿、冬の花見も乙なもの♪冬の鎌倉おすすめの神社仏閣7選
都心からもアクセスよく行ける古都・鎌倉。鎌倉は春夏秋冬、どの季節でも見どころ満載の土地です。桜、紫陽花、新緑、紅葉、初詣など。デートで行っても、気の合う女子同士の旅も◎。小町通りや若宮大路でお土産を買ったり食べ歩きをしたりも楽しいですね。日帰りでもじゅうぶんに旅気分を味わえる鎌倉。梅や椿といった冬の花見におすすめの神社仏閣を中心に、この冬に行ってみたいおすすめスポットを紹介します。
鎌倉を訪れるなら鶴岡八幡宮ははずせないスポットです。鎌倉の中心にあり、源頼朝が鎌倉に幕府を開いた頼朝ゆかりの寺、鶴岡八幡宮。毎年お正月の初詣は多くの人々が訪れ、賑わいをみせます。本殿はもちろん、頼朝の側室・静御前が頼朝を想い舞ったとされる舞殿や源平池などみどころもたくさん。
鎌倉駅東口を出て、二の鳥居、段葛をぬけて三の鳥居を通り、階段を上りきった上に社殿があります。登ってきた後ろを振り返ると海へと続く一本道は圧巻です。
御神木の大銀杏は2010年3月の強風により倒木してしまいました。もはや回復は無理とされていたにもかかわらず、翌年には幹から新芽がでたことから生命力と再生のパワースポットとして注目されています。
境内は自然にあふれ、四季折々の花々を見ることができます。鶴岡八幡宮の境内の一角にある神苑ぼたん庭園。冬ならではの雪囲いされた牡丹の姿は必見です。寒さに耐え凛と咲く牡丹の花。冬から春にかけて色鮮やかな牡丹を楽しむことができます。
鶴岡八幡宮の詳細情報
北鎌倉駅より徒歩ですぐという立地の東慶寺。現在は禅寺ですが、かつては尼寺で駆け込み寺・縁切り寺として、多くの女性を救済していました。封建時代は女性側からは離縁(離婚)できない時代。当時この東慶寺に駆け込めば離縁(離婚)ができるという救済の寺でした。
東慶寺は徳川幕府公認の縁切り寺でした。幕府公認の縁切り寺はここ東慶寺と群馬県に鎮座する満徳寺だけだったといわれています。山門をくぐり、小径に沿って進む穏やかな時間。ひっそりと落ち着いた佇まいの境内は尼寺だった頃の風情を感じられます。
桜や紫陽花、花菖蒲だけでなく、1月は水仙や椿、2月は梅に福寿草、3月は木蓮やレンギョウなど、花の寺として春夏秋冬を感じることができます。
東慶寺の詳細情報
北鎌倉駅から徒歩約10分、静かで趣のある明月院。境内には数千本のあじさいが植えられていて、シーズンには多くの人でにぎわいを見せることから、あじさい寺と呼ばれています。
あじさいだけでなく、万作や紅梅やロウバイなど四季折々の花に彩られる花の寺です。総門や山門には花が活けられ、心を和ませてくれます。また、境内のいたるところにいるお地蔵様やうさぎの置物をみつけては、自然と笑みがこぼれるそんな穏やかな時間が流れています。
本堂には明月院という名の由来にもなっている円窓があります。まるで月のようです。窓の向こう側には奥庭。奥庭には花菖蒲が植えられていて、シーズンになると奥庭にいけるようになります。
本堂前のみごとな枯山水。金色の蟹の置物が一匹ひっそりと佇んでることもあります。
明月院(あじさい寺)の詳細情報
明月院(あじさい寺)
- 住所
- 神奈川県鎌倉市山ノ内189
- アクセス
- 北鎌倉駅 徒歩 10分
- 料金
- 【料金】 大人: 500円 中学生: 300円 小学生: 300円 その他: 本堂裏庭園拝観は500円別途必要となります
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鎌倉駅からバスに乗り、天神前で下車。住宅街にひっそりと荏柄天神社(えがらてんじんじゃ)はあります。学問の神様で日本三大天神のひとつです。学者であり政治家でもあった菅原道真公を祭神としてお祀りしています。初詣から受験シーズンにかけては多くの受験生がお参りに訪れる荏柄天神社。鮮やかな朱塗りの社殿、扉には梅の花の文様が目を引きます。
鎌倉で一番早く咲くといわれる「寒紅梅」と2月上旬頃に咲く「古代青軸」など、境内にさまざまな種類の梅が100本以上。境内には樹齢900年以上の大銀杏のご神木があり、鎌倉市の天然記念物に指定されています。
荏柄天神社の詳細情報
鎌倉駅からバスで15分ほど、バスを降りて徒歩で約10~15分。アクセスが良いとはいえない場所にありますが、行ってみたらその美しさに魅了される瑞泉寺。夢想礎石作の庭園は、史跡名勝天然記念物になっています。
この地は紅葉ヶ谷とも呼ばれる紅葉の名所でもあり、鎌倉で一番遅い紅葉だといわれています。紅葉の時季が過ぎても、美しい庭園を囲むように水仙の花が咲き、白い椿が花を咲かせるなど、四季折々の表情を楽しむことができます。
臨済宗円覚寺派の禅寺・瑞泉寺。緑豊かな山に囲まれ、山門には「瑞泉蘭若」(ずいせんらんにゃ)と書かれた額があります。蘭若(らんにゃ)とはサンスクリット語で「人里離れた閑寂の地」という意味です。
凛とした佇まいをみせる本堂が印象的です。本堂の前の黄梅は鎌倉市の天然記念物に指定されています。黄梅とともに境内にはロウバイも植えられています。
瑞泉寺の詳細情報
水戸徳川家ゆかりの寺で、鎌倉に唯一残る尼寺です。鎌倉駅から徒歩10分。徳川家康に仕えたお勝の局が、のちに出家して英勝院と号し、祖父太田道灌の土地であったここ扇ガ谷の土地を三代将軍徳川家光により賜り英勝寺を創建。没後は水戸徳川家の姫が代々住職をつとめていたといわれています。
四季を通じてさまざまな花が咲き、初冬の柊や水仙や藪椿、早春の梅や万作、侘助(椿)など、訪れる人々を魅了します。徳川光圀が建てたという祠堂前にある侘助(椿)は、鎌倉市の天然記念物に指定されています。
境内の奥には竹林が広がり、散策路が整備されています。竹林の美しさと清々しさに時のたつのも忘れてしまいそうです。
英勝寺の詳細情報
英勝寺
- 住所
- 神奈川県鎌倉市扇ガ谷1-16-3
- アクセス
- 鎌倉駅 徒歩 10分
- 料金
- 【料金】 大人: 300円 高校生: 200円 中学生: 100円 小学生: 100円
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地元の人からは親しみを込めて「日朝さま」と呼ばれている本覚寺(ほんがくじ)。鎌倉駅より徒歩5分、初詣におすすめです。鎌倉・江の島七福神のひとつ、商売繁盛・五穀豊穣の神様であるえびす様をお祀りしています。
お正月は初えびす(1月1日~3日)で多くの人が訪れ、賑わいをみせます。福娘たちがお神酒や甘酒をふるまってくれ、福笹やお守りも授けてくれます。また本えびすは(1月10日)です。夷堂で祈祷の後に、福娘によって「福餅」がつかれて参拝者にふるまわれます。
1日1回握ると福が授かるという「握り福」という小さなお守りがあります。笑顔の裏には愛・健・財・学・福の5種類の文字が書かれています。
本覚寺の詳細情報
鎌倉駅東口から徒歩1分のところにある「イワタコーヒー店」の分厚いパンケーキは、鎌倉に来たのなら外せません!1948年創業の老舗喫茶が作るホットケーキはシロップが良く絡むみっちりして食べ応えがあります。焼くのに少し時間がかかるようですが、その待ち時間も至福の時ですね♪
イワタコーヒー店の詳細情報
イワタコーヒー店
鎌倉、和田塚 / 喫茶店、パンケーキ、洋菓子
- 住所
- 神奈川県鎌倉市小町1-5-7
- 営業時間
- [月] 09:30 - 18:00 [火] 定休日 [水] 09:30 - 18:00 [木] 09:30 - 18:00 [金] 09:30 - 18:00 [土] 09:30 - 18:00 [日] 09:30 - 18:00 ■ 定休日 第2水曜、祝日の場合は振替休あり
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
冬ならではの鎌倉の雰囲気は格別です。境内の静寂の中で過ごすひと時、ひんやり澄んだ空気と凛々しく咲く花たちに癒されたり、勇気をもらったり。これまでとは違う鎌倉の魅力に気付かされるかもしれませんね。