2022年10月15日
間近で白鳥が見られる!東北地方の飛来地7選
冬になるとシベリアから越冬のために飛来する白鳥……日本各地には白鳥の飛来地が数多くあります。中には、触れられそうなほど近くで白鳥を見ることができるポイントもあるんですよ。ここでは、東北地方にある白鳥の飛来地を8カ所厳選してご紹介します。晩秋から春先にかけて日本で冬を越す白鳥たちに会いに行ってみませんか?
白鳥は、普段オホーツク海やシベリアといった北海道よりさらに北にある寒い場所で暮らしています。
そんな白鳥が日本にやってくるのは、ずばり越冬のためです。
晩秋になると日本にやってきて、比較的暖かい場所で冬を越し、春先になると北へと帰っていきます。
ここでは、間近で白鳥を見ることができる東北地方の飛来地をご紹介します。
青森県五所川原市にある「十三湖(じゅうさんこ)」は、青森県で3番目に大きな湖です。13の河川から水が流れ込むことから「十三湖」と言われています。
日本には、オオハクチョウとコハクチョウが飛来しますが、「十三湖」でよく見られるのはオオハクチョウです。オオハクチョウが「十三湖」に飛来しはじめるのは、例年11月上旬。以前は多くの白鳥が飛来していましたが、現在は河口周辺の中島公園前で少数が見られるだけとなっています。
十三湖の詳細情報
平内町にある「浅所(あさどころ)海岸」を中心とした「夏泊(なつどまり)半島」。「小湊のハクチョウおよびその渡来地」として特別天然記念物に指定されています。
毎年10月下旬になると白鳥が飛来しはじめ、冬の間多くの白鳥を見ることができる風光明媚なスポットです。
ハクチョウが飛来する時期になると「白鳥ガイド隊」によるボランティアガイドがスタートします。足を運んだ際は、ぜひガイドさんの説明を聞いてみてくださいね。
小湊白鳥渡来地の詳細情報
岩手県北上市の「北上総合運動公園」にある「大堤公園・新堤」。毎年冬になると1000羽もの白鳥が飛来する、岩手県随一の白鳥飛来地なんですよ。
白鳥たちが飛来し始めるのは、例年10月下旬。
(※写真はイメージです)
オオハクチョウの他に、日本に飛来するのは珍しいアメリカコハクチョウの姿も見ることができます。
北上総合運動公園の詳細情報
山形県を流れる最上川が日本海へと注ぎ込む酒田市の河口、「最上川スワンパーク」は、ハクチョウが多く集まります。
その数は10,000羽とも言われており、白鳥だけでなくカモやカモメといった他の水鳥の姿も見ることができるスポットです。
「最上川スワンパーク」では、海に流れる河川の水を綺麗に保つため、エサやりは控えましょう。10月上旬から4月上旬までその姿をみることができます。
最上川スワンパークの詳細情報
宮城県大河原町の「白石川(しろいしがわ)河川公園」は、約500羽の白鳥が飛来するといわれる白鳥飛来地です。
大河原町周辺には、ヤマトタケルの白鳥伝説や、白鳥を神様の使いとする白鳥信仰が残っているんですよ。
飛来時期は例年11月初旬。3月上旬までその姿を見ることができます。
白石川河川公園の詳細情報
白石川河川公園
- 住所
- 宮城県柴田郡大河原町字南平地先 白石川河川公園
- アクセス
- 東北本線大河原駅 車 5分 東北自動車道村田IC 車 20分
- 営業時間
- 9:00〜16:00
- 定休日
- 毎週月曜日(祝祭日の場合翌日) ※白鳥飛来期間中は無休
宮城県栗原市にある「伊豆沼・内沼」は、全国屈指の白鳥飛来地です。ピーク時には、数千羽もの白鳥が「伊豆沼・内沼」に飛来します。
飛来シーズンは11月上旬から2月下旬まで。
4平方キロメートルの「伊豆沼・内沼」でマコモやレンコンを採食する白鳥の姿を見ることができるかもしれません。
福島県にある猪苗代湖には、白鳥が多く集まる浜があります。その名も「白鳥浜(はくちょうはま)」です。
49号線沿いにある「白鳥浜」には、11月ごろになると徐々に白鳥が飛来し始めます。ピーク時は2000羽もの白鳥が集まるんですよ。
白鳥を見たいなら、午前中の早い時間を狙いましょう。お昼近くになると白鳥達は別の場所に移動してしまうので、カモが多くなってしまいます。
白鳥浜(白鳥飛来地)の詳細情報
東北地方には、間近で白鳥を見ることができるスポットが多くあります。白鳥に会いに行くときは、暖かくして出かけましょう。
またゴミを出さない、大きな声を出して驚かせないなどの基本的なことのほか、注意事項がアナウンスされている場合があります。安全に観察し、冬の使者が来年も来てくれるように見守りましょう!