2017年01月01日
江戸の面影が色濃く残る「金沢三茶屋街」を歩いてみよう♪
金沢には、「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」という3つの有名な茶屋街があります。金沢に茶屋街ができたのは1820年と言われており、今も当時の雅と粋を街並みの随所に感じることができるんですよ。以前よりも随分少なくはなりましたが、今も芸妓さんを抱えて営業しているお茶屋さんもあります。そんな金沢にある3つの茶屋街で、往時の面影に触れてみませんか?
金沢三茶屋街とは「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計町(かずえまち)茶屋街」の3つを指します。
今は昔ほど多くはありませんが、それぞれの茶屋街で営業しているお茶屋さん(芸妓さんを呼んで歌や踊りを楽しむためのお店)もあります。
ただし、多くのお茶屋さんは「一見さんお断り」。お茶屋の常連さんからの紹介が無ければ入れません。そう聞くと敷居が高く感じるかもしれませんね。
しかしご安心を!お茶屋さんの中にはバーを併設しているお店もあるので、そちらであれば初めての人でも気軽に入ることができますよ。
それでは、そんな金沢三茶屋街それぞれの魅力を詳しく見ていきましょう。
「ひがし茶屋街」は金沢城の北東に位置する茶屋街です。周辺にはいくつか観光駐車場がありますが、いつ来ても多くの車が停まっています。金沢駅からは車で10分程度の距離ですが、金沢市内は渋滞しやすいので時間に余裕を持って行くと安心です。
「ひがし茶屋街」の特徴は、なんといってもその街並みです。「木虫籠(きむすこ)」と呼ばれる美しい出格子は「ひがし茶屋街」ならではの光景。
初夏には古い街並みを燕が飛び交い、街並みに彩りを添えます。「ひがし茶屋街」を訪ねたら、ぜひ「金沢ひがし茶屋街 お茶屋美術館」と「不室屋(ふむろや)」に足を運んでみましょう。
「ひがし茶屋街」でお土産を買いたいときは、「不室屋(ふむろや)」を訪ねてみましょう。「不室屋」では、加賀麩を使ったスナックや即席みそ汁などが購入できます。生麩の取り扱いもありますので、宅配便で送ってもらっても良いですね。
加賀麩不室屋 東山店の詳細情報
加賀麩不室屋 東山店
北鉄金沢、七ツ屋、金沢 / スイーツ
- 住所
- 石川県金沢市東山1-25-3
- 営業時間
- [月] 10:00 - 18:00 [火] 定休日 [水] 10:00 - 18:00 [木] 10:00 - 18:00 [金] 10:00 - 18:00 [土] 10:00 - 18:00 [日] 10:00 - 18:00
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ~¥999
「金沢ひがし茶屋街 お茶屋美術館」は江戸時代当時の花街文化を知ることができる資料館です。建物は江戸時代に建てられたもので、当時のお茶屋の造りがそのまま残っています。
金沢の茶屋街でいう遊びとは、琴や三味線の演奏、歌、謡曲、お茶、和歌、俳諧のこと。お客様をもてなす芸妓さんはもちろん、金沢の花街で遊ぶ人も幅広い教養が求められました。
2階の「はなれ」にある「群青の間」は息を飲む美しさです。写真撮影は禁止なので、ぜひ実際に足を運んで見てみてください。
金沢ひがし茶屋街 お茶屋美術館 (旧中や)| ホーム
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金沢城の南西に位置する「にし茶屋街」は、今も花街の雰囲気が色濃く残る場所です。「ひがし茶屋街」ほど賑やかではありませんが、しっとりとした花街の情緒を感じさせてくれます。
「にし茶屋街」は金沢三茶屋街の中で最も芸妓さんが多い茶屋街です。そんな「にし茶屋街」を訪れたらぜひ立ち寄ってほしいのが「落雁 諸江屋(もろえや)」と「甘納豆かわむら」。お土産に最適な可愛い和菓子を購入することができますよ。
「落雁 諸江屋(もろえや)」は、江戸時代末期創業の老舗和菓子店です。
国道157号線に面したところにある「落雁 諸江屋 本店」。1849年に創業し、この地で和菓子の伝統を守り続けています。「花うさぎ」や「加賀てまり」といった可愛らしいネーミングの落雁を口に入れると、優しい甘さが拡がります。ココア味の落雁もあるので、気になる人は要チェックです。
落雁 諸江屋 本店の詳細情報
落雁 諸江屋 本店
野町 / 和菓子
- 住所
- 石川県金沢市野町1-3-59
- 営業時間
- [月] 09:00 - 19:00 [火] 09:00 - 19:00 [水] 09:00 - 19:00 [木] 定休日 [金] 09:00 - 19:00 [土] 09:00 - 19:00 [日] 09:00 - 19:00 ■ 定休日 元日
- 定休日
- 木曜日
- 平均予算
- ~¥999
「甘納豆かわむら」は、甘納豆の専門店です。定番の大納言だけでなく、ひよこ豆やえんどう豆の甘納豆もあります。甘いものが苦手な方でもこちらは食べられるという方もいる程ですので、お土産にチェックしてみてくださいね。
「甘納豆かわむら」の甘納豆は、パッケージもおしゃれ!でも、おしゃれなのは甘納豆だけではないんです。
こちら、なんだと思いますか?実は、筒状のパッケージに入った羊羹なんです。いちごやよもぎなど、一風変わったフレーバーもあるのでぜひ色々食べ比べてみてください。
甘納豆かわむらの詳細情報
甘納豆かわむら
野町 / 和菓子
- 住所
- 石川県金沢市野町2-24-7
- 営業時間
- [月] 09:30 - 18:00 [火] 09:30 - 18:00 [水] 09:30 - 18:00 [木] 09:30 - 18:00 [金] 09:30 - 18:00 [土] 09:30 - 18:00 [日] 09:00 - 17:00 [祝日] 09:00 - 17:00 [祝前日] 09:30 - 18:00 [祝後日] 09:30 - 18:00 ■ 定休日 第1火曜日*12月は除く 年末年始*2024/12/31~2025/1/3
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
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金沢三大茶屋街のひとつ「にし茶屋街」をゆったり散策しませんか?
「主計町(かずえまち)茶屋街」は、他2つの茶屋街とは違い明治時代になってから作られた茶屋街です。最も規模が小さい茶屋街ですが、金沢花街の風情を感じるならこちらがおすすめです。
「主計町茶屋街」に行ったら、カフェや和食店にも立ち寄ってみましょう。茶屋街のお茶屋さんは「一見さんお断り」のお店が多いですが、カフェやレストランなら初めての人でも気軽に入ることができますよ。
浅野川沿いに建つ日本料理店が「いち凛」です。こちらのお店の建物は、版画家クリフトン・カーフ氏が住んでいた町屋をリノベーションしたもの。
「いち凛」では、旬の地の食材をふんだんに使ったコース料理をメインに、加賀野菜や地元で採れた魚介類のアラカルトメニューを味わうことができます。ノンアルコールから日本酒・ウイスキーまで各種ドリンクがあるのでカフェとしても、お酒の飲める割烹としても楽しめます。
主計町お料理 いち凛の詳細情報
主計町お料理 いち凛
北鉄金沢、金沢、七ツ屋 / 日本料理
- 住所
- 石川県金沢市主計町2-6
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 17:00 - 22:30 [水] 11:30 - 13:30 17:00 - 22:30 [木] 11:30 - 13:30 17:00 - 22:30 [金] 11:30 - 13:30 17:00 - 22:30 [土] 11:00 - 14:30 17:00 - 22:30 [日] 11:00 - 14:30 17:00 - 22:30 [祝日] 11:00 - 14:30 17:00 - 22:30 ■ 営業時間 [土.日.祝] 一部 11:00〜12:30 二部 13:00〜14:30 ※ディナーのお席は入店されてから3時間とさせて頂いております。 ■ 定休日 月曜日全休(祝日の場合営業)
- 定休日
- 月曜日
- 平均予算
- ¥3,000~¥3,999
- ¥10,000~¥14,999
町屋カフェでのんびりくつろぎたいなら「土家(つちや)」がおすすめです。大正時代に建てられた建物をできる限りそのまま利用しているので、古き良き町屋の雰囲気を存分に堪能することができますよ。
提供しているメニューにもこだわっており、生姜湯や和三盆を使ったドリンクなど充実のラインナップ。そして、全てのドリンクに和菓子が付いてきます。
趣深い町屋カフェで、ゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
土家の詳細情報
土家
北鉄金沢、金沢、七ツ屋 / カフェ、喫茶店
- 住所
- 石川県金沢市主計町2-3
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 定休日 [水] 10:00 - 17:00 [木] 10:00 - 17:00 [金] 10:00 - 17:00 [土] 10:00 - 17:00 [日] 10:00 - 17:00
- 定休日
- 月曜日、火曜日
- 平均予算
- ~¥999
それぞれに異なる魅力がある金沢三茶屋街……どこから訪ねようか迷ってしまいますね。
午前中は「ひがし茶屋街」、午後は「にし茶屋街」、夜は「主計町茶屋街」と時間によって訪ねる茶屋街を変えてみるのもおすすめです。
ぜひ金沢の茶屋街で、加賀花街の雅と粋に触れてみてくださいね。