2017年01月29日
ワッフルブームの火付け役。「マネケン」の美味しさ再発見!
焼きたてワッフルの甘い香りで多くの人を惹き付け、小さいスタンドスタイルの店舗ながらも常に行列が絶えないベルギーワッフル専門店の「マネケン」。定番のプレーン味からチョコレート味、期間限定の季節のフルーツを使ったものまで、色々なフレーバーがあるので定期的に足を運んでしまう人も多いのでは?ワッフルが大好きという方や、マネケンは食べたこと無いけど甘いものは大好きという方に、マネケンの魅力をたっぷりお伝えします!
駅の構内やデパ地下など、通勤通学で頻繁に通る場所で甘~い香りをはなつマネケン。
特にお腹が空いている帰り道には、焼きたてワッフルの香りに引き寄せられて、つい寄り道をしてしまった…というかたも少なくないのでは?かく言う私もその中のひとり。今日はまっすぐ帰るぞ!と意気込んだ直後に、何度マネケンの誘惑に負けたことか。一口噛んだときのバターのリッチな風味やお砂糖のシャリッとした食感がたまらず、とても幸せな気持ちになったことを思い出します。
一個120円~とお手軽な値段で、好みの個数を購入できるのも魅力的。一つだけ購入してその場でパクっと頂くのも良し、いくつか購入してお土産にするのも良しと、何かと使い勝手の良いマネケン。特に店舗の多い関西の人にとっては、いろいろな場面でマネケンの思い出があるのではないでしょうか?
今回は、マネケンのあまり知られていない歴史から、美味しさのこだわりなど、マネケンの魅力をたっぷりご紹介したいと思います!
マネケンの始まりは、大阪で洋菓子店や喫茶店を展開していた株式会社ローゼンの創業者、荒木勲氏が洋菓子研究のためヨーロッパ各国を周っていたときのこと。ベルギーの街角で出会った現地のワッフルに感動したことが始まりでした。
当時の日本でワッフルと呼ばれていたお菓子は、ベーキングパウダーで膨らませた柔らかい生地にカスタードクリームなどを二つ折りで挟んだもの。一方で、外はさっくり、中はフワフワという本場のベルギーワッフルは、たくさんの洋菓子を口にしてきた荒木勲氏の心を鷲掴みにしたのです。
「本場ベルギーのワッフルを日本に伝えたい」。その想いを胸に荒木氏は現地でワッフルの原材料と錆型を入手。さっそく日本に持ち帰ってベルギーワッフルの再現を試みました。ベルギーの街角で食べたときの感動を再現するために、原材料や製法の研究と試作を重ねた結果、マネケン独自のベルギーワッフルが完成。
そして、1986年、大阪梅田の新阪急八番街に記念すべきマネケン第一号店がオープンし、多くの人が初めて食べるベルギーワッフルの美味しさに魅了されたのです。同じ年の12月には東京新宿に関東第一号店をオープンさせるなど、その人気はどんどん広がりました。残念ながら第一号店は閉店してしまいましたが、今では関西の18店舗を中心に関東エリアから沖縄まで約35店舗を展開しています。
ワッフルの原材料は小麦粉や砂糖、バターに卵ととてもシンプルなもの。それらで作られた生地を型に流し込んで焼くと出来上がるワッフルは素材の美味しさがワッフルの味を大きく左右するのです。
マネケンの特徴でもあるシャリッとしたお砂糖の食感。使用されているベルギー産のパールシュガーは粒状で、焼いても完全に溶け切らないのがポイント。これによってあの独特の食感が生み出されます。隠し味として使用されている塩は沖縄県久高島産の海水塩を使用し、素材を徹底して厳選することがマネケンのワッフルの美味しさにつながっています。
本場ベルギーでもワッフル作りに使われる錆型を使用し現地と変わらない形のワッフルを提供するマネケン。しっかりした厚みを持つその錆型は、生地への火の通りが早いので素早く焼き上げることができます。その為外はサクサク、中はふんわりとしたベルギーワッフル独特の食感に仕上げることができるのです。ベルギーワッフルを食べたときの感動はそのまま再現し、更に日本人の味覚に合うものを提供できるようマネケンは独自の研究を続けています。
ベルギーワッフルには大きく分けて「ブリュッセル・ワッフル」と「リエージュ・ワッフル」の二種類があります。ブリュッセル・ワッフルは大きな長方形でふわふわの生地が特徴。生地自体に甘みが少ないため、粉砂糖やチョコレートソース、生クリームやフルーツをトッピングして食べられることが多いです。食感はパンケーキのようにふんわりとしていてアメリカの朝食で食べられるようなワッフルに近い印象。
リエージュ・ワッフルは、マネケンでもお馴染みの楕円形をしたもの。パールシュガーが入っていたり、バターの風味が強かったりと生地自体に味がついているのでそのまま頂いても美味しく食べられます。表面はカリカリとした食感で内部はふんわり、モチっとしているので朝食というよりもおやつやスイーツとして楽しまれることが多いワッフル。
マネケン=ワッフルというイメージが定着していますが、そもそもマネケンという言葉はどういう意味を持つのかご存知でしょうか? マネケンのロゴにもなっている小便小僧がヒントですが、小便小僧があるブリュッセルはオランダ語圏。そして小便小僧はオランダ語で「マネケン(小僧)・ピス(小便)」と呼ばれています。つまりマネケンとは小僧という意味なんです!
マネケンの魅力をたくさんお伝えしてきましたが、いかがでしたか? 第一号店オープンから30年、特に関西では馴染みのあるマネケンですが、色々なこだわりを知る機会はあまりないですよね。ワッフルにかける愛情を知った今、マネケンのワッフルがいつも以上に美味しく感じるはず。さっそく甘い香りに引き込まれてはいかがでしょうか?
お店のご案内 | ベルギーワッフル マネケンの公式サイト:通信販売も行っております
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