2022年12月03日
戌の日に参拝しに行こう♪全国の安産祈願で有名なお寺・神社10選
お腹の中に赤ちゃんがいるのがわかったら、ぜひ出かけたいのが安産祈願ですよね。赤ちゃんの健康と、安産を願って行くからには有名なお寺に行ってみたい!と思われるかたもいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、戌の日にオススメの、安産祈願で有名な全国のお寺をご紹介します♪
目次
妊娠5ヶ月目の安定期に入り、体調も落ち着いてきたしそろそろ安産祈願がしたい!と感じる方もいるのではないでしょうか。日本では古くから、妊娠五か月目に入った最初の「戌の日」に安産祈願をしに行く風習があり、「戌の日参り」や「帯祝い」とも呼ばれています。この風習は日本独自のもので、安産で子沢山な犬にあやかれるように十二支の「戌」の日にお参りすることが吉とされたことからきていると言われています。
戌の日は12日に一度巡ってくるので、ひと月のうち2~3回ありますが、最近では5か月の最初の戌の日にこだわらず、気候の良い日や土日などを選んで行くことも多くなりました。とはいえ、戌の日が大安や土日と重なる場合は、予約が取れないほど人気になるお寺もあるので、予約可能な場合は予約してから行くようにしてくださいね。
妊娠五か月の安定期に入ったとはいえ、人によっては入院や体調不良などでお寺まで行くことができない人もいます。実はあまり知られていませんが、殆どのお寺では代理での安産祈願も受け付けています。無理して負担をかけるよりも、誰かにお願いするほうが赤ちゃんやお母さんのためなので、相談できる人にお願いしてみてくださいね。
妊娠五か月は少しお腹が出始めてくる時期。安産祈願に行く際には、長時間出歩いても苦しくならない締め付けの緩い服で行くようにしましょう。何を着て行こうか迷った場合はワンピースがおすすめです。デザインや色に決まりはありませんが、ラフすぎるものや露出の多いものは避けてくださいね。マタニティワンピースは産後でもお宮参りや入園式などに使えるデザインのものも多いので、一つ用意すると便利ですよ。ワンピースが無い場合は、パンツスタイルでも良いのですが、ジーンズやダメージ加工がしてあるものはふさわしくありません。靴は神社は階段や砂利などが多いため、転倒の危険があるハイヒールは避けましょう。旦那さんの服装はスーツが一般的です。
安産祈願の際には、腹帯を絶対にしていかなければならない!という決まりはありません。安産祈願で有名なお寺では、祈祷された腹帯を購入することができます。最近では昔ながらのさらしではなく、ガードルタイプのものや腹巻タイプのものもあるので、妊娠中に腹帯を利用したい方は使いやすいものを購入しましょう。持参した腹帯に祈祷をしてくれるところもあるので、行く神社に事前に確認してみてくださいね。
安産祈願については理解できたけど、一体どこの神社やお寺がいいの…?とお悩みの皆さん。ここからは安産祈願で有名なお寺をご紹介します!東日本と西日本の代表的なものをピックアップしてみたので、是非お近くのお寺を探してみてくださいね。不安な気持ちもすっと落ち着くはず。
茨城県桜川市にある「雨引山楽法寺」は、587年に法輪独居居士によって開山されたと伝わり、古くは聖武天皇や光明皇后も頼りにしていたという歴史のあるお寺。弘法大師が真言宗の道場にしたことでも知られ、板東三十三観音の第24番の札所にもなっています。現在では関東でも有数の安産子育て祈願として有名で「雨引観音」とも呼ばれています。
ご本尊 -延命観世音菩薩- の御誓願は、ひとびとの病気を癒し、延命長寿を与えたまう息災延命の本願に住し玉いますので、安産子育・やくよけ延命の祈願の効験、ことにあらたかであるといわれております。
境内の中には、美しい孔雀が自由気ままに放たれています。運がよければ羽を広げている姿が見られるかも!?
▼雨引山楽法寺の祈祷品
安産守りなどは一つずつからでも購入することができるのですが、護摩祈祷と一緒に安産セットを頼むと、護摩札やお守り、腹帯などがセットになったものを頂くことができます。この中には腹帯の中に入れて一緒に巻く布がつけられていますが、白だったら男の子、赤だったら女の子というジンクスが。腹帯は晒タイプとコルセットタイプの2種類が用意されています。豪華なセットに気持ちも高揚しますね。
雨引山楽法寺(雨引観音)の詳細情報
雨引山楽法寺(雨引観音)
- 住所
- 茨城県桜川市本木1
- アクセス
- 水戸線岩瀬駅 車 10分 桜川筑西IC 車 10分 水戸線岩瀬駅 バス 10分 平日は「本木」バス停で下車し徒歩30分 水戸線岩瀬駅 バス 20分 土休日は「雨引観音」バス停で下車
山中諏訪神社の詳細情報
東京の「水天宮」は、日本で最も有名な子授け・安産祈願にご利益があると言われているお寺です。水天宮には4柱の神様がお祀りされているのですが、その中でも日本の神様すべての祖先神である天御中主大神に、安産や子授けの力があると言われています。戌の日になると安産祈願の参拝者が多く訪れることから、混雑を避ける為に妊婦本人しか昇殿が許されないほどの盛況さです。安産祈願の予約はできませんので、体調の良い日に出かけましょう。
境内の中には安産にちなんだ、かわいい「子宝いぬ」があり、撫でると安産になると言われています。周りには十二支が書かれており夫婦の干支を撫でると色々なご利益があると言われているので、是非触ってみてくださいね。
▼水天宮の祈祷品
水天宮の祈祷品は「御子守帯(みすずおび)」という腹帯の他に、護符やお守りを授与しています。社殿にかかっている鈴を鳴らすための紐を”鈴の緒”と呼ぶのですが、この鈴の緒に使われている晒木綿は月に一度交換されています。昔その晒木綿を腹帯に使った妊婦さんが安産だったことから、そのうわさが広がり、今でも安産祈願のために生成りの晒を頂くことができます。お守りに入っている護符は、お産が始まったら一文字ちぎって飲むと陣痛が和らいで安産になると言われています。
水天宮の詳細情報
水天宮
- 住所
- 東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
- アクセス
- 人形町駅 徒歩 6分 地下鉄日比谷線A1出口、地下鉄都営浅草線A3出口 水天宮前駅 徒歩 3分 東京メトロ半蔵門線 5番出口
- 営業時間
- 7:00〜18:00 (祈祷受付 8:00〜15:30(戌の日に限り16:00まで)/神札所 8:00〜18:00)
東京都八王子市にある「子安神社」は、安産・子授け・育児のご利益がある神社。1250年の歴史を持つ八王子最古の神社で、皇后さまの安産祈願のため創建されたと伝えられています。主祭神は木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)で、神話に登場した安産の女神です。この神社では春になると「枝垂桜」や「染井吉野」を眺める事も。美しい桜に心癒されますよ。
▼子安神社の祈祷品
子安神社では「岩田帯(腹帯)」「底抜け柄杓」などを配布しています(種類は級式によって異なります)。社殿前の神水殿に湧くご神水を「底抜け柄杓」でくめば、安産になるという言い伝えが。この底がない柄杓は母体を表していて、水が抜けるようにお産が軽くなります様にと願いを込めて、自分で神様に奉納します。「岩田帯」はさらしタイプとゴム入りタイプがありますよ。参拝が難しい場合は郵送祈祷をしていただるのも嬉しいですね♩
子安神社の詳細情報
埼玉県にある「鴻神社」は、明治6年にこの土地にあった三ヶ所の神社を合祀して創建されました。安産の神様である祭神 スサノオノミコトを祀った神社として、戌の日参りには多くの人が訪れます。この神社には古くからつたわる“コウノトリ伝説”があり、昔災いをもたらしていた大蛇をこうのとりが退治して救ったという言い伝えから、お守りには幸運の卵としてコウノトリの卵をモチーフにしたものが販売されています。是非購入して、幸せを運んでいただきましょ♪
▼鴻神社の祈祷品
安産祈願のご祈祷には「松・竹・梅」の3つのコースがあります。「松」だと、可愛いこうのとりのぬいぐるみをいただけますよ♪腹帯の販売はありませんが、持参した腹帯に安産祈願の押印をして祈祷してもらうことができます。どんなタイプの腹帯でも対応してもらえるので、使いやすいものを購入して持って行ってくださいね。腹帯がなくても祈祷だけでも受け付けてもらえます。
鴻神社の詳細情報
敷地神社は北山天神丘に古くから木花開耶姫命を主祭神と信仰されてきましたが、1397年に足利義光によって金閣寺の造園の為にこの地に移されました。御祭神である木華開耶姫命が安産だったということから、子授け・安産にご利益があると言われ多くの参拝客が訪れています。安産祈願として藁が授与されることから、地元では「わら天神社」と親しみを持って呼ばれて信仰されています。
▼敷地神社の祈祷品
出典:www.instagram.com(@suzuranribbon)
敷地神社では神主による祈祷はなく「安産御守」や安産守りに腹帯がついた「安産御腹」が販売されています。安産御守の中には藁は入っているのですが、節があれば男の子、なければ女の子というジンクスがあるので、ドキドキしながら御守をあけてみましょう♩この藁自体がお守りの本体なので、必ず返すまで大切に入れておいてくださいね。腹帯は晒タイプと伸縮性があるタイプの2つが入っているので、洗い替えしながら使用しましょう。
わら天神の詳細情報
本尊は十一面観音菩薩で西国三十三所第24番札所になっています。寺の敷地はとても広く、本堂まで行くのには石段を登るのですが、妊婦さんや経産婦さんでも楽に登れるように石段のわきにはエスカレーターが完備されています。エスカレーターに乗ってのんびり本堂へ向かいましょう♩
▼中山寺の祈祷
中山寺では、あらかじめ祈祷してあるお守りと腹帯を授かることができます。妊婦本人の祈祷はお札を身代わりにして10日間祈願した後、郵送で送られてきます。安産特別祈祷をお願いすると、その場で妊婦本人が祈祷殿でご祈祷してもらうことも。ここで授与される腹帯は、無事出産を終えてお礼参りに来た方が納めたものが祈祷して渡されます。腹帯にはそのお参りした方の生まれた子の干支と性別が記されており、授与された妊婦にはそこに書かれている逆の性別の子が生まれるというジンクスがあるんですよ。
中山寺の詳細情報
▼大神山神社の祈祷品
大神山神社では、毎年7月14日の深夜~15日早朝にかけて大山の頂上に登って御神水と御薬草を採る「古式祭(神水汲取神事)」という行事があり、そこで神官が履いたわらじの紐が安産にご利益があるという言い伝えがあります。その為、安産の祈祷の際にはそのわらじの紐が封じてあるお守りを頂くことができます。腹帯も販売されていますが、持参したものも祈祷してもらえるので、使いやすいものを持参するのも良いですね。
大神山神社の詳細情報
香園寺の詳細情報
福岡県にある宇美八幡宮は、昔神功皇后がこの地で応神天皇をご出産されたと古事記に記されている由緒正しいお寺です。境内には国指定天然記念物になっている樹齢二千年以上のクスノキ「湯蓋の森」「衣掛の森」は、長い歴史と共にこの場所を訪れる妊婦さんたちを見守ってきました。大きく立派なクスノキを眺めれば、なんだかパワーが貰えますよ。
安産祈願を終えたら“お産の鎮め”として子安の石を持ち帰りましょう。無事出産を終えたらお宮参りに訪れてお祓いを受け、別の新しい石に子供の名前を書き、預かった石と一緒に納めることが習わしとなっています。
▼宇美八幡宮の祈祷品
安産祈願をすると御朱印を受け取ることができます。腹帯も販売されており、晒タイプだけでなくガードル式腹帯、ワンタッチの補助帯の三種類を揃えています。安産祈願と一緒に購入すると、祭典中に妊婦の名前と当日の日付を記入してもらうことができ、お祓い後には御朱印を押して頂けます。御朱印集めをしている女性にとっては嬉しいですね♩
宇美八幡宮の詳細情報
出産というのは楽しみや嬉しさと一緒に不安な気持ちが出てきてしまうもの。そんな気持ちを和らげる為にも、今回ご紹介した安産祈願のご利益があると言われているお寺に足を運んでみるのはいかがでしょうか?無事子供が生まれたら、お礼参りやお宮参りにも行ってみてくださいね。