2024年09月02日
ジブリの舞台はここにあった!国内の聖地5作品8ヶ所を一挙紹介!
ジブリファンなら、作品の舞台やモデルとなった場所に一度は訪れてみたいですよね!世界中のさまざまな場所に「ジブリの聖地」と呼ばれるスポットがありますが、今回は気軽に足を運べる国内の聖地をご紹介していきます。『となりのトトロ』や『耳をすませば』、『千と千尋の神隠し』といった、人気作品の世界観を堪能できるスポットがたくさんありますよ。
1988年に公開された、宮崎駿監督の映画『となりのトトロ』。サツキとメイという幼い姉妹と不思議な生き物・トトロとの交流を描いた、心温まるストーリーが魅力的です。サツキやメイが暮らすのどかな農村や、トトロが住む緑豊かな森などが印象に残ります。
『となりのトトロ』の舞台は、埼玉県と東京都にまたがる「狭山丘陵」だといわれています。約3,500ヘクタールもの丘陵は豊かな緑に覆われており、今にもトトロが現れそうな雰囲気です。また『となりのトトロ』の舞台となったことから、狭山丘陵は「トトロの森」という名で呼ばれるようになりました。丘陵内にはさまざまな散策路がありますので、自然の中でゆっくりとお散歩を楽しんでみてくださいね。
狭山丘陵の詳細情報
愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内には、「サツキとメイの家」があります。これは作中に登場するサツキとメイの家を忠実に再現したもので、愛知万博のパビリオンのひとつとして建設されました。予約制ですが、実際に家の中に入り見学をすることも可能です。室内も映画の風景そのままなので、トトロファンなら必見ですよ。
サツキとメイの家の詳細情報
『耳をすませば』は、近藤喜文が監督を務めた1995年公開のアニメ映画です。主人公の雫とバイオリン職人を目指す聖司の恋愛模様に、キュンキュンしてしまいますよね!そんな『耳をすませば』の舞台は、東京都多摩市の「聖蹟桜ヶ丘駅」周辺だといわれています。
京王線の聖蹟桜ヶ丘駅で降りると、『耳をすませば』で登場した景色を多数見つけることができます。例えば、雫が歩いていた「いろは坂」や、図書館への近道として駆け降りる階段、雫が同級生の杉村から告白された「金比羅神社」、そしてラストに聖司が雫にプロポーズをする秘密の場所・通称「耳丘」などが有名です。街歩きをしながら、映画に登場する風景をじっくりと探してみてくださいね。
宮崎駿監督が16年もの構想を経て生み出した、1997年公開の映画『もののけ姫』。自然と人間の関係をテーマにした大ヒット作品です。作品の中で登場するシシ神の住む森が、非常に神秘的で印象に残りますよね。
『もののけ姫』の舞台のひとつだといわれているのが、鹿児島県にある「屋久島」です。屋久島といえば、推定樹齢7,000年以上とされる「縄文杉」が非常に有名ですよね。世界遺産にも登録されており、まさに『もののけ姫』で描かれているような神秘的な雰囲気が漂っています。
縄文杉の詳細情報
屋久島と共に『もののけ姫』の舞台だといわれているのが、青森県から秋田県にまたがる「白神山地」です。世界最大級のブナ原生林やコバルトブルーに輝く「青池」などが有名で、こちらも世界遺産に登録されています。本当にシシ神が住んでいそうな、幻想的で美しい光景を見ることができますよ。
白神山地 (青森県)の詳細情報
続いてご紹介するのは、2001年に公開された宮崎駿監督の大ヒット映画、『千と千尋の神隠し』です。物語の舞台は、不思議なトンネルの向こう側に広がる八百万の神々が住む世界。千尋が働く「油屋」を中心とした神秘的で美しい風景に、うっとりと見とれてしまいますよね。台湾の九份などが舞台だといわれることもありますが、日本にもモデルとなった場所がいくつかあります。
スタジオジブリが『千と千尋の神隠し』の参考にしたのは、東京都小金井市の「江戸東京たてもの園」だといわれています。油屋のモデルとされる「子宝湯」のほか、釜爺のいるボイラー室や、千尋とカオナシが乗った電車など、作品の世界を彷彿とさせる場所を多数見つけることができますよ。またスタジオジブリ自体も小金井市に位置していますので、宮崎駿監督との関わりも深い場所だといえるでしょう。
江戸東京たてもの園の詳細情報
江戸東京たてもの園
- 住所
- 東京都小金井市桜町3-7-1
- アクセス
- JR中央線「武蔵小金井」駅 バス 5分 西武バスで「小金井公園」下車、 関東バスで「江戸東京たてもの園」下車 JR中央線「東小金井」駅 バス 6分 CoCo(小金井市市コミュニティバス)で「たてもの園入口」下車
- 料金
- 【料金】 大人: 400円
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『千と千尋の神隠し』に登場する油屋にそっくり!といわれているのが、群馬県の四万温泉にある「積善館」です。ここは日本最古の木造旅館で、なんと300年以上もの歴史を持っているのだとか。夜になるとレトロな建物に灯りがつき、まさに油屋のような幻想的な光景が広がります。
詳細情報
最後にご紹介するのは、2008年に公開された宮崎駿監督の映画『崖の上のポニョ』の舞台です。お魚の女の子・ポニョと5歳の男の子・宗介の交流を描いた作品で、かわいらしい主題歌も大変話題になりましたよね。また、現実世界とファンタジーが入り混じった、不思議な世界観も特徴的です。
『崖の上のポニョ』の舞台は、広島県福山市に位置する「鞆の浦(とものうら)」という港町です。宮崎駿監督はこの鞆の浦の古民家に滞在して、作品の構想を練っていたのだそう。鞆の浦には風情ある古民家が多数建ち並んでおり、穏やかでノスタルジックな雰囲気が漂っています。美しい風景を眺めながら、のんびりと散策をするのがおすすめですよ。
鞆の浦の詳細情報
日本国内にあるジブリ作品の聖地を5作品・8ヶ所ご紹介してきましたが、いかがでしたか?映画の中の風景がそのまま現実になったような、ジブリファンにはたまらないスポットばかりです!どれも日本国内にある場所ですので、気軽に訪れることができますよ。ジブリ作品の聖地巡りをぜひ楽しんでみてくださいね。