2017年03月20日
魔除け・厄除けのパワースポット!陰陽師ゆかりの「晴明神社」
京都市内にある「晴明神社」は、安倍晴明を祀る神社です。安倍晴明といえば、文芸・マンガ・映画でも知られる陰陽師。ミステリアスな魅力に包まれた安倍晴明とは、一体どんな人物だったのでしょう?そして「晴明神社」は京都の中でも有名なパワースポット。そこで今回は、安倍晴明の人物像に加え、「晴明神社」の歴史や見どころをご紹介します。
かの有名な「安倍晴明(あべのせいめい)」は、平安時代中期の天文学者。幼い頃から非常に多くの道に才能を発揮していました。特に天文暦学の道を極め、神道を思いのままに操る霊術をも身につけていたとか。成人してからは、天文陰陽博士として活躍。星や雲の動きを観察して、宮殿の異変や遠方での吉凶を言い当てたと言われています。朝廷をはじめ、多くの人々から信頼された人物だったのです。
晴明は6代にわたって天皇の側近として仕え、数々の功績を立てます。村上帝に仕えていたときには唐へ渡り、伯道仙人の神伝を受け継いだそうです。帰国後、この神伝を元に日本独特の陰陽道を確立。それは年中行事・暦術・占法として、今もなお私たちの生活に受け継がれています。
寛弘2(1005)年に85歳で亡くなり、晴明御霊神として祀られた後も、日本の陰陽道の祖として崇められています。その後、晴明神社は魔除け、厄除けの利益があるとして、今でも多くの人の信仰を受けています。
晴明が念力により湧き出させた井戸。病気平癒の利益があり、今でも水は飲めるとのこと。さらに、水が出ている場所はその年の恵方を向いているため、吉祥の水が得られるそうですよ。
陰陽道において、桃は魔除け・厄除けの果物といわれています。古い書物である『古事記』や『日本書紀』などでも、桃で魔物を追い払う様子が記されているのだとか。厄除桃を撫で、厄を落として清々しい気持ちを体感しましょう。
晴明神社にはたくさんの御守があります。平穏な日々を願う御守から、縁結び・交通守・勝守まで…。その中でも代表的な2つの御守をご紹介します。
晴明神社で最も有名なのが「向上守」。勉強や仕事で目標を突破できない人におすすめです。天地五行の力を借りて、学業も仕事も右肩上がり!
厄年の方はもちろん、そうでない方も、普段から厄を寄せ付けないように持っていてほしい御守です。桃は昔から魔をよける果物といわれています。
晴明神社は京都市上京区にあります。地下鉄「今出川駅」より徒歩12分ほど。また、京都駅などから出ている市バスに乗れば、「一条戻橋・晴明神社前」から徒歩2分で行くことができます。
晴明神社の詳細情報
謎多き安倍晴明、だからこそ魅力的なのかもしれませんね。五芒星が至る所にあしらわれていて、魔や厄が入れない清い場所なのだと思えます。強力なパワースポット、晴明神社へ行ってみませんか?