アートに詳しくなくても面白い！東京のおすすめ美術館6選

出典：ニーナさんの投稿

アート作品に興味がなかった人には少し敷居が高い美術館。ふらりとお散歩感覚で美術館を訪れて、好きな作品をひとつ見つけるだけで一日が充実したものに感じるのを知るとクセになってしまいますよ。全部をしっかり見る必要はありません。美術館という特別な建物に入って、じんわりと時が流れるのを感じているだけでもいいんです。美術館に行ってみると、きっとなにかが変わるはずです。

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国立新美術館は、2007年にオープンした国内5館目の国立美術館です。独自のコレクションは持たず、国内最大級の展示スペースを生かしたさまざまな展覧会の開催を行っています。東京メトロ乃木坂駅からは直結しており、六本木駅からは徒歩4分ほどの距離にあります。

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黒川紀章が設計したことでも有名で、コンセプトは「森の中の美術館」となっています。映画「君の名は」で主人公が訪れた美術館として全国的に人気が知名度がアップし、たくさんの人が訪れています。

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展示室は1階から3階まで分かれており、アートライブラリーやカフェ、レストランなども併設されています。全面ガラス張りになっており、お日様の光がやわらかく差し込む館内では、ベンチでのんびりとリラックスして読書する人なども見かけます。

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企画展示室1Eでは2017年5月22日まで「草間彌生　わが永遠の魂」を開催しています。また、企画展示室2Eでは2017年6月5日まで「ミュシャ展」も開催されています。複数の大型企画展示が同時期に開催されるのも国立新美術館の特徴のひとつです。

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2階にあるこちらのカフェでは、企画展示に合わせたメニューを展開しているので、思い出に残るひとときを過ごすことができます。スイーツやサンドイッチなどの軽食をとることもできますよ。

ほかにも各階に価格帯の違うカフェやレストランがあるので、時間とお財布に相談して利用してみてくださいね。

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大正15年に日本で最初の公立美術館としてオープンした「東京府美術館」。昭和18年には都制施行により「東京都美術館」へと名称変更を行い、平成24年には大規模改修を経てリニューアルオープンしました。JR上野駅から徒歩7分、東京メトロ上野駅からは徒歩10分ほどの距離にあります。

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新しい東京都美術館はアートの入り口となることを目指し、大人も子供もためらいなく来館することができるような美術館として生まれ変わっています。バリアフリーにも気を配り、上下階の移動には車いす対応のエレベーターなども用意されています。

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入り口はワンフロア下りた地下一階にあります。大型の企画展示室のほか、公募展示室、ミュージアムショップ、レストランなどが併設されています。

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館内にはいたるところにカラフルな椅子が配置されています。たっぷりと芸術作品を見て回ったら、椅子に座ってゆっくりと休憩しましょう。椅子はリニューアル前からのものをリメイクして使っているところもあります。使いやすさなどを考慮して椅子の脚が継ぎ足されているものもあるそうですよ。

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2017年4月2日までは「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が開催されていました。2017年はこのあと、バベルの塔展、ボストン美術館の至宝展など、東京の美術館の中でも目玉となる企画展が開催される予定となっています。

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東京都美術館のメインダイニングであるこちらのレストラン。ガラス張りで明るく開放的な雰囲気が漂い、美術館のエスプラナードや公園の四季のうつろいも眺めることができます。

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パスタやカレー、オムライスといった洋食の定番メニューが豊富に並びます。美術館のレストランとしては珍しく、キッズ用のメニューもあるので小さい子供連れでも安心です。

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2016年に世界遺産に登録されたことで話題になった「国立西洋美術館」。本館はル・コルビュジェが、新館は前川國男がそれぞれ設計を行いました。フランス政府から寄贈返還された松方コレクションを基礎に、西洋美術を多くの人に見てもらえるよう、昭和34年にオープンした美術館です。JR上野駅から徒歩1分ほどの距離にあります。

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お庭では、ロダンの地獄の門やカレーの市民、考える人などの大型ブロンズ像も見ることができます。

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創立以来毎年、ルネサンス以降の作品の購入を進めており、常設展として素晴らしいコレクションをいつでも見ることができるようになっています。欧米の美術館からの借用品などで大型の企画展も開催されています。

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こちらの美術館の常設展は、写真撮影ができる点もほかの美術館とは少し違うポイントです。フラッシュをたかない、三脚を使わないといった注意事項はありますが、基本的にはカメラで撮影することができるので、想い出のひとつとして写真におさめてみるのもいいですね。

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中庭に面したレストランには明るい陽射しがたっぷりと差し込み、優雅なひとときを過ごすことができます。オムライスやビーフカレーなどの一品料理のほか、コース料理やケーキセットなどさまざまなメニューがあります。

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こちらはビーフステーキのランチコースです。レストランの開館時間は、美術館と同じで曜日によって変動しますのでご注意ください。

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渋谷駅から徒歩7分、東急本店のすぐ隣にある建物が「Bunkamura」です。渋谷駅の宮益坂口からは無料のシャトルバスも出ています。「Bunkamuraザ・ミュージアム」では、近代美術の流れに焦点をあてた展覧会を中心に開催しています。これまであまり注目されることのなかった作家の個展や海外の著名な美術館の名品展など、ユニークな展示の多い美術館です。

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多くの人に展覧会を楽しんでもらおうということで、展覧会開催期間中は無休、そして金曜、土曜は21時まで夜間開催を行っています。

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2017年2月まで行われていたマリメッコ展は幅広い年代に人気のあった展覧会です。このあとは「ベルギー奇想の系譜」、「オットー・ネーベル展」などが開催される予定です。

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「Bunkamuraザ・ミュージアム」のすぐ近くにある「ドゥマゴパリ」は、19世紀にパリで誕生した老舗カフェです。日本で育まれたフレンチとの融合であるネオ・クラシックをコンセプトに、美味しいメニューを展開しています。お席の数はテラスも含めて、全部で164席ほどあります。

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なんとも可愛らしいアフタヌーンティーセットには、マカロンやカヌレ、オペラなどフランスらしい小さなスイーツが美しく並びます。美術館の余韻にひたるのにぴったりですね。

出典：釜マニアさんの投稿

2010年にオープンした三菱一号館美術館は、JR東京駅から徒歩5分という都会の真ん中にある美術館です。赤煉瓦の美しい建物は、三菱が1894年に建設した三菱一号館を復元したものです。設計はジョサイア・コンドルです。

出典：Boo.7100さんの投稿

19世紀後半から20世紀前半の近代美術を主題とする企画展を年3回開催しています。館内にはミュージアムショップ、歴史資料室、ミュージアムカフェを併設しています。

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ブリックスクエアの緑あふれるお庭に面しているので、美術館散策で疲れたらフレッシュな緑の木々に囲まれて一休みすることができます。

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2017年5月21日まで開催中なのは、「オルセーのナビ派展」で、ゴーガンから影響を受けたとされる若手芸術家グループの芸術をしっかりと堪能できる展覧会です。2017年にはほかに「レオナルド×ミケランジェロ展」、「トゥールーズ=ロートレックと１９世紀末パリの版画・ポスター展」が開催予定となっています。

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「Café1894」の場所は、かつて銀行営業室として利用されていた場所です。天井が高く、広々として特別な雰囲気を演出してくれますね。お席は全部で94席ほどあります。

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豪華なアフタヌーンティーのセットも人気があります。この素敵な空間でゴージャスなアフタヌーンティーをいただくと、まるでお嬢様になったような気分を味わえます。ランチタイム、ディナータイムなどそれぞれの時間帯で企画展とリンクしているメニューも提供されています。

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昭和8年に朝香宮邸として建てられたこちらの建物。昭和30年代には白金迎賓館として国賓をお迎えすることもありました。昭和58年に「東京都庭園美術館」として一般に公開されるようになり、内部はほとんど改装されておらず、昭和初期の東京でのアールデコ様式をそのまま見ることができます。

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どこの空間を切り取っても、美しく品があります。美術館というよりも、個人のお屋敷に招かれているかのような錯覚に陥ってしまいますよ。

出典：ニーナさんの投稿

正面玄関ガラスレリーフ扉はフランスのガラス工芸家ルネ・ラリックの作品で、朝香宮邸のために新たにデザインされたもの。ラリックの作品の中でも特に貴重なものであるとされています。

出典：takeohさんの投稿

ベランダはシックな雰囲気の市松模様です。こちらは国産の白と黒の大理石を使って仕上げているそうです。殿下、妃殿下の居室からだけ出入りすることができる、ご夫妻専用のベランダです。

出典：atmicさんの投稿

美術館は建物そのものにも歴史があり、展示されているアートに詳しくなくても、ただ行くだけで特別な空気感を体験することができます。もちろん、企画展や常設展を見るのも大切です。でも難しく考えず、リラックスしてただ感性の赴くままに、自分がいいと思った作品の前で立ち止まってのんびりしてみると、不思議と心が落ち着いてくるはずです。ぜひ一度、素敵な美術館散策を体験してみてくださいね！