2020年10月24日
サザエさんワールドにプチ旅♡「長谷川町子美術館」と「長谷川町子記念館」をご紹介/東京
日本の国民的アニメ『サザエさん』。現在はアニメが有名ですが、新聞の4コマ漫画が原作です。高度成長期の生活や流行など、今読んでも面白く学びがいっぱい!2020年には作者の生誕100周年を記念して「長谷川町子記念館」も開館しました。今回は、1985年に開館した「長谷川町子美術館」と、今年開館した「長谷川町子記念館」についてご紹介します。ぜひ親や祖父母を誘って訪れてみて。親や祖父母は昭和時代の生活を思い出して懐かしくなり、アニメ世代は「昭和の暮らしってこうだったんだ!」と新鮮な気持ちになりますよ。
目次
今回は、町子さんが集めた美術品を鑑賞できる「長谷川町子美術館」と、サザエさんの世界観が分かる「長谷川町子記念館」の両方をご紹介します。ぜひ親や祖父母を誘って一緒に訪れてみて。親や祖父母は昭和時代の生活を思い出して懐かしくなり、アニメ世代は「昭和の暮らしってこうだったんだ!」と新鮮な気持ちになりますよ。みんなで訪れて町子ワールドにどっぷりとひたりましょう♡
※オープン前の9時50分頃に、美術館前にて入館整理券が配られます。こちらの整理券がないとチケットを購入できないので忘れずにゲットしてくださいね。
※記念館だけに入館したい場合も必ず整理券をもらって、美術館でチケットを購入してください。美術館から一度出ると再入館できないので、美術館を先に観てから記念館に行くのがおすすめですよ。
東急田園都市線「桜新町駅」が最寄り駅です。改札口を右手に曲がると美術館への案内表示があるので、そのまま西口出口から地上に上がりましょう。目の前にはサザエさん一家の銅像が見えますよ。街のいたるところに美術館への案内板があるので迷わずにいけます。その表示に従って歩けば約10分で美術館に到着です。
早く来すぎて開館まで時間がある…。そんな時は、美術館隣にある「桜新町一丁目緑地 (サザエさん公園)」で時間をつぶしてくださいね。とても小さな公園ですが、サザエさんたちの銅像が建っているので記念撮影なんていかが?いろんなポーズで撮影しているうちにお待ちかねの開館時間に。それでは美術館からご紹介していきます♪
桜新町一丁目緑地 (サザエさん公園)の詳細情報
閑静な住宅街にたたずむ、レンガ造りのステキな建物。こちらが「長谷川町子美術館」です。これからどんな時間を過ごせるかワクワクしますね。
美術館は、町子さんと姉の毬子(まりこ)さんが集めた美術品を展示するために建てられました。1985年にオープンし、日本画311点、洋画250点、工芸品195点、彫塑32点の計788点もの美術品がコレクションされているんですよ。
館内には、芸術界で超有名な方たちの作品が展示されています。展示内容は時期や企画展によって異なりますが、「横山大観」や「東山魁夷(かいい)」、「シャガール」など名だたる画家の作品もあるんだとか。すべて町子さんと毬子さんが買い集めたなんてスゴイですよね!先見の明がある姉妹だったことが分かります。
画面右にある建物が「長谷川町子美術館」、道路を挟んで左にあるのが「長谷川町子記念館」です。以前の美術館は絵画や工芸品の展示が主で漫画関係の展示は少しだけでした。そのため、サザエさんの作品や世界観を観たいという人のために、生誕100周年を記念して「長谷川町子記念館」が設立されたんだとか。
入館すると、サザエさんやエプロンおばさん、いじわるばあさんのキャラがお出迎え。館内は、1階が常設展示室[町子の作品]、2階が常設展示室[町子の生涯]と企画展示室になっています。
館内には写真撮影OKのエリアも。企画展ごとに撮影できるキャラクターも変わりますよ。キャラたちと一緒に撮影すれば楽しい思い出に。
季節によって展示内容も変化します。カレンダーが10~12月になっていたり、火鉢が出ていたり…。何回も訪れる楽しみがありますね。見たことが無い道具があったら、おじいちゃんおばあちゃんに「あれは何という道具なの?どう使っていたの?」なんて聞くのもコミュニケーションになっていいですね。
デジタルで楽しめる工夫もいっぱい!漫画の原作を読めるコーナーやイラストに色をつけるぬり絵コーナーなどがあります。童心に返って思う存分遊びましょう♪
こちらでは修正された原稿を見ることができます。新聞の連載時のコマの大きさ(白い部分)と、単行本として出版するときのコマの大きさが異なっているため、新聞で使った原稿を切り貼りして、単行本用に上下左右に絵を書き足しています。書き足したとは思えないほどペン入れの線がキレイでビックリしますよ。
焼き杉の板塀を模した落書きができるコーナーも。だれが一番上手にサザエさんを描けるか競ってみては?
2階の常設展示室[町子の生涯]には、生い立ちやサザエさんの連載に関するエピソードや写真、漫画の原画、仕事道具などが展示してあります。14歳で漫画『のらくろ』の作者・田河水泡(たがわ すいほう)氏に弟子入りし、15歳で漫画家デビューしたんだとか。スゴイですよね!この辺りのことは『サザエさんうちあけ話』の本に載っているのでぜひショップで購入してみて。
美術館と記念館を楽しんだ後は、記念館内にあるミュージアムショップへ。コミックはもちろん、絵葉書やポスター、お弁当箱などオリジナル商品がズラリと並んでいます。サザエさんファンならテンションが上がってしまいそう!
日常使いできるものが多いから、あれもこれもとつい買いたくなっちゃいますよ。イラストが目に入るたび心がほっこりするかも♡
お土産をたっぷり購入したら、ショップ奥にあるカフェでひと息つきましょう。窓辺の席は光がたっぷり差し込んで気持ちがいいですよ。
おすすめのメニューは「ほうじ茶(ドライパパイア付き)」です。町子さんは毎日ほうじ茶を飲み、ハーフカットのパパイアを食べていたのだそう。注文すると磯野家のメンバーが描かれたカードが渡されます。飲み物が出来上がるとキャラクターの名前で呼ばれるんだとか。なんて楽しいシステム!
パパイヤサイダーもスカッとしておいしいですよ。みんなで窓辺に腰かけてのんびり景色を眺めるのも素敵なひと時ですね。
美術館と記念館をたっぷり楽しんだらちょうどお腹が空くころ。ランチもサザエさんゆかりのお店を訪れてみて。こちらの「家庭料理 魚徳」は、かつて町子さんのお家に魚を配達しており、漫画やアニメに登場する魚屋さんのモデルにもなったんだとか。現在は魚料理メインのお料理屋さんになっています。
魚徳の詳細情報
魚徳
桜新町、用賀 / 海鮮
- 住所
- 東京都世田谷区桜新町1-14-19
- 営業時間
- [月] 11:00 - 22:00 [火] 11:00 - 22:00 [水] 11:00 - 22:00 [木] 11:00 - 22:00 [金] 11:00 - 22:00 [土] 11:00 - 22:00 [日] 定休日 ■ 営業時間 12:00~14:00 18:00~22:00(L.O.21:30) 鮮魚販売:11:00~22:00 ■ 定休日 日曜・祝日の月曜
- 定休日
- 日曜日
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
メニューは丼ものや重ものがメイン。重ものも、松・竹・梅といろいろ種類があります。肝吸い・漬物・昆布の佃煮もついてきます。骨もしっかり取り除かれていて、皮はパリパリ、身はしっとりやわらか。「これが町子さんも食べた味かぁ」と感慨深くなりますよ。うなぎはおじいちゃんおばあちゃんも喜んでくれそうですね。
川信 うなぎの詳細情報
川信 うなぎ
桜新町 / うなぎ
- 住所
- 東京都世田谷区桜新町2-8-4 2F
- 営業時間
- [月] 11:30 - 14:00 17:00 - 20:00 [火] 定休日 [水] 11:30 - 14:00 17:00 - 20:00 [木] 11:30 - 14:00 17:00 - 20:00 [金] 11:30 - 14:00 17:00 - 20:00 [土] 11:30 - 14:00 17:00 - 20:00 [日] 11:30 - 14:00 17:00 - 20:00 [祝日] 11:30 - 14:00 17:00 - 20:00 ■ 営業時間 売り切れ次第閉店
- 定休日
- 火曜日
- 平均予算
- ¥2,000~¥2,999
- ¥4,000~¥4,999
定番のバウムクーヘンはもちろん、リンゴや洋ナシの形をしたバウムクーヘンもあり、見るだけで楽しい!美術館の帰りなら、お土産としてサザエさん関係の商品が◎。サザエさんの焼き印が入っていたり、チョコプレートが付いていたりします。ペロっと食べられるから「もっと食べたい!」となる前に少し多めに買うのがおすすめです。
洋菓子ヴィヨンの詳細情報
洋菓子ヴィヨン
桜新町 / バームクーヘン、ケーキ、チョコレート
- 住所
- 東京都世田谷区桜新町2-8-4
- 営業時間
- [月] 09:30 - 20:00 [火] 09:30 - 20:00 [水] 09:30 - 20:00 [木] 09:30 - 20:00 [金] 09:30 - 20:00 [土] 09:30 - 20:00 [日] 09:30 - 20:00 ■ 定休日 不定休
- 平均予算
- ¥1,000~¥1,999
- ¥1,000~¥1,999
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国内外の有名な美術品を鑑賞できる「長谷川町子美術館」と、町子さん&サザエさんワールドを体験できる「長谷川町子記念館」。それぞれ異なる魅力がたっぷりの場所です。次の休みにはみんなを誘っておでかけしてみては?初めて見る昭和の道具や漫画から分かる当時の生活風習に、驚いたり学びがあったりしますよ。親や祖父母にとっては「そうだ、こんな生活だったな」と思い出して懐かしくなるかも。きっと家族みんな大満足の1日になりますよ♡
長谷川町子美術館・長谷川町子記念館の詳細情報
長谷川町子美術館・長谷川町子記念館
- 住所
- 東京都世田谷区桜新町1-30-6
- 営業時間
- 10:00〜17:30
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合はその翌日)、展示替期間、年末年始
- 料金
- 一般 900円 大学生、高校生 500円 中学生、小学生 400円