2017年04月21日
子供と山頂で景色と達成感を味わおう!札幌で親子登山におすすめの山4選
「登山」と聞くと敷居が高いようですが、札幌には子供が登れるゆるやかな山があるんです。マイナスイオンをいっぱい浴びて歩く森には、リスや鳥などかわいい動物たちが顔を出し、足元にはきれいな花も。どの山頂からの景色もとってもいいですよ♪親子の絆も深くなり、子どもも自信が付く親子登山を体験してみませんか?
「親子で登山」と聞くとなんだかちょっと大変そうって不安に思う人もいるでしょう。でも、爽やかな緑の中を歩き、登りきった先に絶景が待っていたら、達成感は抜群です。親子で登るなら、短時間で登ることができて、景色も抜群なところがいいですよね。今回は、親子で登るのにぴったりの札幌にある4つの山を紹介します。
まず、ご紹介したいのは円山。親子で登るにはまずはここからというくらい初心者でも楽に登ることができ、眺めも抜群な山です。元気な子なら保育園や幼稚園の年中さんでも登ってしまいますよ。
地下鉄東西線・円山公園駅を下りて、円山動物園方面へ向かいます。10分ほどで大きな遊歩道の看板と御堂が見えてきたら、そこが円山の八十八カ所ルートの登山口。
遊歩道を上るとお地蔵さんが並びます。四国八十八カ所にならって建立されたんだとか。約1キロメートル、1時間も歩けば225mの頂上に登頂!北海道開拓の拠点を作るために島義勇(しまよしたけ)開拓判官がこの山に登り札幌の碁盤目の街の計画を練ったそうです。
そんな歴史的な山だけに見晴らしは最高!すぐ近くから札幌の街が広がります。登頂の達成感をたっぷりと味わえますよ。帰りは、もう1つの登山ルート、動物園ルートを下ってみて。円山動物園の脇を通り、正面入り口近くに下りていきます。
円山の森は円山原始林として国の天然記念物に指定。手厚く保護されているんです。だから、太くて立派な木がいっぱい。マイナスイオンを胸いっぱいに吸い込みましょう。
円山の登山道はよくリスに出会えることでも有名。かわいらしい姿で木を上り下りする様子を見ることができるかも。足元には可憐な花も咲いていますよ。見どころいっぱいの円山です。
円山原始林の詳細情報
次におすすめしたいのが三角山。札幌の街から西に見えるきれいな三角形の形をした山が三角山です。円山と並んで、登山初心者やファミリーにも大人気。
たくさんの遊歩道が整備されている三角山。登山口は2カ所ありますが、分かりやすいのは、「山の手登山口」。地下鉄東西線・西28丁目駅からバスで「山の手4条11丁目」バス停で下車。近くに登山口への看板もあるので迷うことはありません。登山口にトイレや駐車場もありますよ。
遊歩道がたくさん整備されている三角山。分かれ道には看板も設置しているので、どこを歩いているかもはっきり分かって安心です。約1時間で311メートルの頂上に到達します!
頂上は開けていて、お弁当を食べるのにもぴったり。札幌の町並みや円山を見下ろすような眺望にも大満足です。
三角山の詳細情報
体力に余裕があったら三角山の山頂からジャンプ競技場のある大倉山まで足を延ばしてみませんか?三角山から一度大きく下ってからは山の尾根の上を軽く上ったり下ったりしながら30分ほどで大倉山へ到着です。
ここが大倉山の頂上!というはっきりした山頂は残念ながらありません。でも、大倉山ジャンプ競技場の展望台がその代わりをしてくれます。これまで登ってきた三角山も見えて、頑張って歩いた距離にびっくりするかも。縦走できるのは年長さんくらいから。
大倉山ジャンプ競技場の詳細情報
大倉山ジャンプ競技場
- 住所
- 北海道札幌市中央区宮の森1274番地
- アクセス
- 1) 地下鉄東西線円山公園駅からJRバス円14で15分 - 大倉山競技場入口から徒歩で10分 2) 札幌駅バスターミナルから中央バスさっぽろ散策バスで25分※4月下旬〜10月下旬のみ運行。 - 大倉山ジャンプ競技場から徒歩で
- 営業時間
- [11月4日〜4月28日] 9:00〜17:00 [4月29日〜11月3日] 8:30〜18:00
- 定休日
- ジャンプ大会、公式練習開催時、リフト整備期間
- 料金
- 子供 300円 大人 500円 リフト往復料金
三角山から縦走してきたご褒美に「大倉山展望ラウンジ売店」で「大倉山特製ソフトクリーム」はいかが?汗をかいたところに冷たいソフトクリームは何よりもおいしいもの。風味が豊かな夕張メロンのソフトクリームがおすすめ。
展望台からはリフトで降りることもできますが、元気が残っていたら遊歩道を使って下山を。大倉山ジャンプ競技場を挟んでリフトとは反対側に遊歩道がありますよ。傾斜は急ですが、階段などがきちんと整備されています。下るのは楽ですが、上るのはちょっと大変かも。
大倉山展望ラウンジ売店の詳細情報
大倉山展望ラウンジ売店
西28丁目、円山公園、琴似(札幌市営) / ソフトクリーム
- 住所
- 北海道札幌市中央区宮の森1274
- 営業時間
- [月] 定休日 [火] 定休日 [水] 定休日 [木] 定休日 [金] 定休日 [土] 09:30 - 14:00 [日] 09:30 - 14:00
- 定休日
- 月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日
- 平均予算
- ~¥999
最後におすすめしたいのが藻岩山。札幌を代表する山でロープウェイで登ったことがある人もいるのでは。5コースある藻岩山の登山道。今回は一番人気の慈啓会(じけいかい)病院前コースをご紹介します。登山口へは、地下鉄東西線・円山公園駅からバスで「慈啓会前」バス停で下車。駐車場やトイレも登山口にあるのは安心です。
登山道はよく整備されていて、たくさんの人が登る人気コース。登山口から山頂までは、2.9キロメートル。大人なら1時間半、子どもと一緒でも約2時間で登頂です!コースがやや長いので、年長さんから小学校低学年以上がおすすめの山。
藻岩山の山頂は531メートル。札幌の町並みだけではなく、広く石狩平野やその向こうの夕張の山々まで見渡せます。雲が下の方に見えるときがあるのもこの高さまで登ってきたから。山頂展望台でゆっくりと眺めを楽しんでいってください!
藻岩山展望台には登山者にも嬉しい施設が入っているんですよ。1階に登山者休憩室やトイレ、着替室まで。軽食や飲み物も買えるので、子どもと一緒の登山では特に安心です。
天気が悪くなってしまったり、疲れてしまったら藻岩山ロープウェイで下山するという選択も。円山・三角山・大倉山と比べると大きな藻岩山ですが、山頂の充実した施設とロープウェイが子どもと一緒の登山では特に安心です。
藻岩山の詳細情報
初めての登山、何を持って行ったらいいの?と思う人もいるかもしれません。子どもも楽しく登れる山ばかりですが、街の中とは違うので用意も確実に。
服装は、虫刺されや転んだ時のことを考えると長袖、長ズボンが基本。熱中症の予防のために帽子も被ってくださいね。夏はタオルも必須です。靴は、今回ご紹介した山なら本格的な登山靴でなくても大丈夫。サンダルでは登れませんが、スニーカーや運動靴でも。水分は大目に持って行くのが安心。飴やお菓子があると休憩のとき楽しくなりますよ。荷物はリュックに入れて背負ってくださいね。
せっかく山に行っても楽しくなかったっていう思い出にならないように、子どもの体力や体調に合わせてくださいね。お出かけ前の天気予報のチェックも忘れずに。自分の力で登った!ということは、思い出にも子どもの自信にもなりますよ。
子どもと一緒に登れる札幌の気軽な登山コースを紹介しました。山頂からの景色や自分で登った達成感を親子で味わってみませんか?子どもの自信が付いたり、親子のきずなも深まるかも。