2016年04月06日

土を食べるフレンチ。唯一無二の味を五反田「ヌキテパ」で

土を食べるフレンチ。唯一無二の味を五反田「ヌキテパ」で

東京五反田。駅から10分ほど歩いた静かな住宅地の中。前身はドイツ大使の邸宅だった白亜の一軒家をリフォームしてできた「ヌキテパ」は、大人がゆっくりと食事をするにふさわしいフレンチレストランです。元ボクサーの経歴を持つ個性派シェフが提供するのは、素材のよさを追求した料理。その極限にあるのが「土」を味わうソースです。“ヌキテパならでは”の個性あるフレンチをお楽しみください。

ここにしかない味に出会いに

おいしいフレンチにはこだわりがある。食材だけでなく調理法やメニューのネーミングにもこだわります。ヌキテパの特徴はシェフの強烈な個性ですが、奇をてらうようでいて基本をおさえた、シンプルでおいしいフレンチです。

「ヌキテパ」料理 5101 スイカのステーキ

出典:ワイン王子さんの投稿

これはスイカのステーキ。スイカを野菜としてあつかうと、こういうこともできるのです。

ヌキテパってどんなお店?

五反田の閑静な住宅街にある一軒家のレストランです。五反田にありながら、自然に囲まれたオーベルジュのような雰囲気。お店の看板で「海の幸フランス料理」とうたっているだけあって、メニューに肉料理は一切ありません。のびやかな南仏リゾートのように、食べておいしく、元気になる料理です。

「ヌキテパ」内観 5104 ドイツ大使の邸宅を改装した、築約50年になる一軒家のレストラン

出典:

優雅な雰囲気の中、食材のもつ「命の力」を存分にあじわいましょう。

プロボクサーからフレンチシェフへ

ヌキテパの魅力を支えるのは、シェフの田辺年男さん。ユニークな経歴の持ち主で、名門の日体大体操部でオリンピック候補になり、卒業後はプロボクサーとして活躍しました。ケガで引退後はおでん屋の屋台から始めて、フランス料理へ転向。1994年にオーナーシェフとしてヌキテパを開店し、人気店に押し上げました。

「ヌキテパ」その他 1054090 信頼する農家や網元から“おまかせ”で届く食材 1

出典:

単身で渡仏して、ミシュラン3ツ星「エスペランス」「ヴィヴァロア」「ラ・マレ」で修業を積んだ行動力の持ち主です。

店内はリゾート感あふれるカジュアルさ

五反田島津山は古くからの高級住宅街。都心とは思えない閑静なエリアです。ヌキテパでは、ガラス張りのサンルームやテラス席で自然と調和した開放感を演出しています。日光を浴びる白い壁や緑ゆたかな庭は、洗練されながらもリラックスできる空間です。

「ヌキテパ」内観 5110 木漏れ日が心地よいテラス席での食事も

出典:

木もれ日あふれるテラスも魅力的です。

ヌキテパ自慢のメニューを満喫しよう

ヌキテパのメニューは一般的なフレンチとはちがい、すみずみまで田辺シェフの目くばりが感じられます。特に魚介は鮮度にこだわり、「いつまで海にいたものか」を基準に選び抜いたものばかり。良い食材は良いシェフの手で、みごとな化学反応を起こします。

「ヌキテパ」料理 5113

出典:紺青の海(4)さんの投稿

想像を超える一皿を提供するヌキテパ。いつ行ってもワクワク感があります。

土のスープ

土のスープとは衝撃的なメニューですが、何度も漉した土は無味無臭。見た目は濃い灰色ですが、土は香りを感じる程度。野菜の味わいが引き立ち、サラリとした飲みやすいスープです。

なぜ土を使うのか。それは野菜を追求していく途中で出てたアイディアです。おいしい野菜はいい土から出来るから、土を食材のひとつにする。田辺シェフならではの斬新な発想です。

「ヌキテパ」料理 5116 土のスープ

出典:ワイン王子さんの投稿

ガーデニング用の土を販売する、株式会社プロトリーフが全面協力して出来た逸品。スープを含む土メニューは予約が必要です。

土のリゾット

ネーミングにドッキリするのが「土のリゾット」。見た目はイカスミソースのような黒さで、口に入れるとミネラル分が広がり、滋養が染みわたります。



「ヌキテパ」料理 1084327 土のリゾット。お魚は…なんだったかな?

出典:あくあびっとさんの投稿

使用する鹿沼土は約5億年前の赤城山 火山灰層から採掘したもののみ。各種検査をして、安全性も確認済みだから安心していただけますよ。

磯魚のスープ ニース風

魚介の鮮度にこだわる田辺シェフ渾身のスープです。いろいろな魚を内臓ごと丸ごと使い、うまみを凝縮。濃厚なのに魚のくさみはまったく感じないオリジナルスープです。上品な香りと味わいで圧倒されます。

「ヌキテパ」料理 5122

出典:ぺらシコさんの投稿

5~6種類の魚を丸ごと使って裏ごしした絶品スープ。スープを含めアミューズからデセールまで、田辺シェフの方針が一貫して光ります。

スイカのショートケーキ

ヌキテパ自慢のデザート。スイカのショートケーキは、厚切りスイカを薄いスポンジケーキでサンドしてしあげます。なぜかスイカ単体を食べるより、スイカの味が強まっているのが不思議。田辺シェフはスイカ好きなので、限定でスイカのフルコースがいただけることもあります。

「ヌキテパ」料理 5125 スイカのショートケーキ。
連日の誕生日祝い。

出典:ぎんペーさんの投稿

スイカは種の少ないものを使用しています。食べてしまう人もいるほど、良いアクセント。もちろん食べなくてもいいです。

ハマグリの炭火焼き

貝のうまみをしっかり閉じ込めた逸品です。カラを開けるとアツアツのふっくらハマグリが登場します。香り豊かで濃厚なので、やけどしそうになっても一口で、一気に食べるのがコツです。

「ヌキテパ」料理 1084353 ハマグリの旨みを閉じこめた『蛤の炭火焼き』

出典:

ハマグリの蝶番を取り除いてあるので、焼いている間も貝の口が空きません。しっかり閉じたまま、テーブルへ運ばれます。

フランス産ワインにスイカ入りシャンパン

ワインはフランス産を中心にして白が約10種類、赤が15~20種類。シャンパンも3~4種類は常備しています。安定感のある銘柄を選んでいるので、味にばらつきがありません。魚介や野菜の味わいを邪魔しないタイプです。

「ヌキテパ」料理 5131

出典:もぐもぐOLさんの投稿

おすすめは名物のスイカシャンパン。丸くくりぬいたスイカがシャンパングラスとマッチしています。爽やかな風味があり、身も心も軽くなる飲み物です。

ヌキテパフレンチをぜひ楽しんでみて

どの一皿もヌキテパらしい構成です。「ヌキテパ」とは、フランス語で「切らないで、そのままで」という意味。お店とお客さんの間の、距離感と関わりを大事にする姿勢のあらわれです。リピーターが多いのは、ここにしかない味+居心地の良さが理由なのかもしれません。

ヌキテパの詳細情報

ヌキテパ

五反田、高輪台、大崎広小路 / フレンチ

住所
東京都品川区東五反田3-15-19
営業時間
[月]  定休日 [火]  12:00 - 15:00(L.O. 13:30)  18:00 - 22:00(L.O. 20:00) [水]  12:00 - 15:00(L.O. 13:30)  18:00 - 22:00(L.O. 20:00) [木]  12:00 - 15:00(L.O. 13:30)  18:00 - 22:00(L.O. 20:00) [金]  12:00 - 15:00(L.O. 13:30)  18:00 - 22:00(L.O. 20:00) [土]  12:00 - 15:00(L.O. 13:30)  18:00 - 22:00(L.O. 20:00) [日]  12:00 - 15:00(L.O. 13:30)  18:00 - 22:00(L.O. 20:00) ■ 定休日 毎週月曜と 不定休の火曜(HPに記載) 【年末年始休暇】 12/30㈪~1/6㈪ 1/7㈫ディナーより営業再開致します。
定休日
月曜日
平均予算
  • ¥10,000~¥14,999
  • ¥20,000~¥29,999

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