2017年07月16日

名所から穴場までご紹介!奈良の絶景スポット7選

名所から穴場までご紹介!奈良の絶景スポット7選

奈良県は、歴史的文化遺産のみならず、美しい自然にも恵まれた土地です。全国的にも有名な名所からあまり知られていない穴場まで様々な絶景が存在します。今回は独特の自然美あふれる景色や、ゆらめく灯火が幻想的な景色など、奈良の誇る絶景スポットを厳選してご紹介します!

奈良の絶景を見に行こう!

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出典:kiwi♪さんの投稿

今回は自然の美しさを堪能できる絶景や歴史ある奈良の幻想的な絶景をご紹介していきます。東大寺や法隆寺など世界遺産で知られ、歴史的文化遺産に恵まれたイメージが強い奈良県ですが、実は美しい自然も残されているんですよ。(写真は大台ケ原の朝焼け)奈良ならではの絶景に会いに行きませんか?

吉野山

吉野山は奈良県の中央部に位置する山です。ご存知の通り、この山で絶景を見るならなんといっても春がおすすめ!古くから桜の名所として知られており、桜が咲く季節になるとお花見の観光客でにぎわいます。地域ごとに下千本(しもせんぼん)、中千本(なかせんぼん)、上千本(かみせんぼん)、奥千本(おくせんぼん)と呼ばれています。

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出典:Tesseiさんの投稿

吉野山の桜は一目に千本見える豪華さということから"一目千本"と呼ばれます。特に吉永神社境内から景色は圧巻です!豊臣秀吉も盛大な花見を催したという吉野。天下人も納得の豪華さですね。

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出典:suganu0405さんの投稿

吉野山には古来桜が多く、シロヤマザクラを中心に約200種3万本の桜が密集しています。例年4月初旬から末にかけて、山の下から山の上へと順に開花していくため、長い期間“見ごろ”を楽しめます。

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出典:凍りのくじらさんの投稿

上千本の滝桜は吉野山の中でも特に桜が群生しているエリア。まるで谷の下から大きな滝を見上げているかのような桜景色に圧倒されます。

曾爾高原(そにこうげん)

奈良県の東北端に位置し、室生赤目青山国定公園の中にある曽爾高原。面積約38ヘクタールのこの高原は、一面すすきに覆われています。絶景を見るなら秋!一斉に穂を出したすすき野原は時間とともに移り変わる優しい表情を見せてくれますよ。

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出典:miyu~♪さんの投稿

ふわふわのすすきの綿毛がゆれる曾爾高原。広々とした高原とすすき野を渡る風が爽快な気分にしてくれます。

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出典:yukinakさんの投稿

曽爾高原周辺には初心者から上級者まで楽しめるハイキングコースがあり、秋には黄金色に輝くすすき野を堪能できます。ハイキングで体を動かした後は温泉に入ることもできて、心も体もリフレッシュ!

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出典:t.t.mさんの投稿

夕暮れには、すすきの穂が夕陽に照らされて金色に輝きます。秋のひとときだけに楽しめる絶景です。

三峰山(みうねやま)

三峰山は三重県との県境にある山です。近畿からも東海からもアクセスがよく、冬山初心者でも比較的登りやすいことから、冬山登山のメッカと言われています。この山で絶景を楽しむなら冬がおすすめ!自然が作り出すキラキラと輝く氷の華"霧氷"が見られるんです。

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出典:みっきょちゃんさんの投稿

青空をバックに真っ白に輝く霧氷のトンネルは、登山者だけが味わえる清々しい絶景です。

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出典:さいじさんの投稿

八丁平(はっちょうだいら)は、三峰山の山頂から少し南下したところにあり、高原のように展望が開けています。極寒の1・2月にはこの八丁平に美しい霧氷の森が広がります。

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出典:NONITOさんの投稿

冬場は地面が完全に凍結しているためアイゼンなど冬山登山装備は必須です。霧氷が見られるということは風が強いということですので防寒装備もしっかりと!それでも見る価値のあるクリスタルな世界が待っています。

三峰山 霧氷まつりの詳細情報

三峰山 霧氷まつり

住所
奈良県宇陀郡御杖村大字神末
アクセス
名阪国道・針IC 車 60分 名阪国道・上野IC 車 60分 近鉄榛原駅 車 60分 奈良交通霧氷バス(有料) 時刻は要確認
営業時間
2024年1月20日(土)〜2024年2月18日(日) 12:30〜16:00 期間中の土・日・祝日 開催地 みつえ青少年旅行村
料金
無料

葛城山

葛城山は大阪府南河内郡千早赤阪村との境に位置する山です。山頂付近はなだらかな高原状になっていて、葛城高原と呼ばれることもあります。葛城山の絶景に出会うなら5月!山つつじが咲き誇り、あたり一面が真っ赤に染まります。

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出典:Love7さんの投稿

吉野山の桜の"一目千本"に対して、葛城山の山つつじは"一目百万本"と言われます。山つつじ越しの金剛山など楽しむこともできますよ。

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出典:saku:-)さんの投稿

葛城高原へは葛城ロープウェイを利用できます。山上駅へ上がり15分ほど歩いたところです。山つつじの開花時期にはとても混雑するので数時間待ちを覚悟して行きましょう。混雑を避けるには早朝がおすすめです。もちろん山上まで登山道を歩いて登ることもできます。コースにもよりますが、所要時間は2時間ほどです。

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出典:saku:-)さんの投稿

淡い紅色のつつじのカーペットは圧巻の絶景です。

野迫川村(のせがわむら)

野迫川村は奈良県の南部にある村です。人口500人のこの村では日本の原風景とも言うべき山々が重なる絶景が見られます。またあまり知られていませんが、野迫川村は雲海に出会える絶景スポットなんです!

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出典:バライタさんの投稿

山々が重なる風景は"大和は国のまほろば たたなづく青垣 山ごもれる 大和しうるわし"という故郷・奈良を懐かしむヤマトタケルの和歌そのものです。

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出典:SUBALさんの投稿

雲海はいろいろな気象条件がそろわないと見れません。日本全国数ある雲海スポットの中でも、野迫川は雲海の発生しやすい土地です。1年中見られるチャンスはありますが、特に3・4月または10・11月の夜明け前、湿度があり気温が低い日が狙い時。無風というのもポイントです。

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出典:颯颯(さっさつ)さんの投稿

野迫川村は山間部のど真ん中にあり高原のような気候なので、避暑地にピッタリです。夏でも寒暖の差が激しいので、強運の持ち主なら夏でも雲海を見ることができるかもしれませんよ。

奈良公園<なら燈花>

なら燈花会は、毎年8月上旬に奈良公園で10日間に渡って開催されるろうそくを使用したイベントです。幸せを願って灯されるろうそくの数は2万本以上。奈良公園の各会場に並べられたろうそくの明かりは、昼間の観光スポットとは違った幻想的で神秘的な雰囲気を演出してくれます。

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出典:777hiroさんの投稿

浮見堂は燈花会の会場の一つ。水面にうつるろうそくの明かりが幻想的です。燈花会は奈良における夏の風物詩としてすっかり定着しました。

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出典:kufさんの投稿

燈花とは、灯心の先にできる花の形をしたろうの塊のことです。仏教ではこれを縁起の良いものとすることから、奈良を訪れる人々が幸せになるようとの願いをこめて"燈花会"と名づけられています。

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出典:aya1121さんの投稿

東大寺の南大門・大仏殿、興福寺の五重塔、奈良国立博物館の建物など、奈良公園内の建物はライトアップされているので、燈花会とともに楽しめます。自分だけのお気に入りの場所を探してみてください。

大台ケ原の正木峠

三重県との県境に位置する山・大台ケ原は日本を代表する原生林として知られるスポット。日本百名山や日本百景、日本の秘境100選にも選ばれており、山全体が特別天然記念物に指定されています。大台ヶ原は東大台と西大台に分かれており、東大台は階段などが整備されていて山登りの初心者でも歩きやすいトレッキングコースになっています。大台ケ原を象徴する絶景は東大台の正木峠にあります。

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出典:asasさんの投稿

正木峠一帯に見られる立ち枯れしたトウヒは、大台ヶ原を象徴する景色です。50年以上前に近畿・東海地方を襲った伊勢湾台風が大台ヶ原にも直撃し、多くの木々が倒されました。苔むす豊かな森林は破壊され、生態系が変化し、この荒涼とした絶景が生まれました。

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出典:自然堂哲さんの投稿

早朝には雲海の向こうに朝焼けがみられることもあります。運が良ければ富士山を見ることができるかも!大台ケ原は一年に400日雨が降ると言われる多雨地域なので、天気予報にかかわらず雨具は必須です。

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出典:てふろんさんの投稿

大台ケ原は星空を楽しむにもピッタリの場所。立ち枯れしたトウヒと星空の組み合わせはまるで童話の世界のようです。

春日大社<万燈籠>

春日大社は奈良公園にある神社で、奈良ならではの絶景に出会うなら“万燈籠”の時期がおすすめ。世界遺産にも登録されている春日大社の参道には石燈籠約2000基、本殿には釣燈籠約1000基、合わせて約3000基あると言われています。この燈籠に年に2度、3日間だけ火が灯され、万燈籠という年中行事が行われるんです。燈籠に灯る明かりは優しく、幽玄の世界をかもしだします。

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出典:飛影さんの投稿

春日大社の境内にある約3000基もの燈籠は、800年ほど前から現在まで貴族や武士をはじめ庶民から奉納されたものです。燈籠に火が灯るのは18時を過ぎてからです。明るい間にその色や形・模様や寄進者の名前を見てみるのもおもしろいですよ。2015年には、徳川綱吉の灯籠が150年ぶりに公開されたと話題になりました。

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出典:風来坊 写楽さんの投稿

8月14日と15日に行われる万燈籠は中元万燈籠。14日なら奈良公園内で行われる"なら燈花会"と合わせて楽しむことができます。2月3日の節分の日に行われる万燈籠は節分万燈籠と呼ばれます。

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出典:hayato101さんの投稿

釣燈籠は春日大社の御本殿の西回廊にたくさん並んでいます。明かりのともった釣燈籠が並ぶ朱塗の廻廊は、まるで王朝絵巻を見るように幻想的で厳かな雰囲気です。初穂料によっては献燈をすることも出来ます。浄火を献じて神様に様々な祈願してみてはいかがでしょうか。

春日大社の詳細情報

春日大社

住所
奈良県奈良市春日野町160
アクセス
JR・近鉄奈良駅 バス 10分 春日大社本殿行 春日大社本殿下車すぐ JR・近鉄奈良駅 バス 8分 市内循環バス 春日大社表参道下車 徒歩 10分 JR・近鉄奈良駅 徒歩 25分
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出典:10pointさんの投稿

奈良には季節ごとに楽しめる絶景があります。世界遺産の観光以外にも、幻想的な景色や自然の美しさに心癒される絶景に会いに奈良へ出かけてみてくださいね。(写真は曽爾高原の夕焼け)

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